naname ナナメ|日本の作り手さん紹介

日本のワイナリー探訪記

naname の山西祐輝氏は、醸造家 兼 料理人。

ワイン造りとレストラン、イベント活動などで大阪と神戸を拠点にマルチに活躍している作り手さんです。

自身の料理に合わせて飲みたいナチュラルで美味しいワインを造るというシンプルなコンセプトで日々研鑽を積んでいます。

ナチュラルワインの魅力に導かれて、ワインメーカーとしての歩み

ナチュラルワインとの出会い

料理人として活躍する中、ナチュラルワインに出会い、その純粋で自然な魅力に引き込まれ、食材に対するこだわりと同じように、ワインにも深い興味を抱くようになりました。

ワイン造りの夢

この出会いから、自分の手でナチュラルワインを造りたいという目標を抱き、飲食店での経験を通じて培った味覚と感性を、ワインづくりに注ぎ込み、お店で提供できる「記憶に残るワイン」を生み出したいとの思いが芽生えました。

山西氏 instagramより

ユニークなワインづくり

料理人として感性を活かし、食とワインの調和を追求する山西氏。

ワイン造りにおいても、素材となるぶどうの収穫時に味わい、状態を見極め、特徴を最大限に引き出せる表現を追求します。

独自のコンセプトであり、「葡萄の味をシンプルに表現したユニークなワイン」を造り上げることを目指しています。

ワインづくりから得る成長

「naname」でのワインづくりは、単なる仕込み作業だけでなく、人生や生き方にまつわる内省を通して成り立っています。

労働を通じて感じる成果や、2022年の醸造中の大きな反省を経て、得られた2023年の液体は、これからのワインづくり、店づくりにおいても大きな財産となっています。

山西氏 instagramより

天使の羽ワイナリーの協力

現在、天使の羽ワイナリーさんでの委託醸造を通じて、約900本もの生産量を得ることができています。

代表や醸造仲間の協力と技術の交換によって、自身が作りたいワインの実現に向けて一歩ずつ進んでいます。共に成長し、支え合いながら、誇れる素晴らしいワインを世に送り出しています。

今後の展望

次なる一歩に向けて、これからも料理人としての感性を活かし、記憶に残る魅力的なワインを作り続けること。そして、より多くの方にnanameのワインが届くように励んでいきます。

nanameのワインを体験する。

エコールデラ 2023

3300円(税込)

タイプ アンバーワイン
品種 デラウェア100%
産地 大阪府南河内郡太子町
Alc      13%
醸造所  ナチュラルファーム・グレープアンドワイン(天使の羽ワイナリー・大阪府柏原市)
製造、販売 naname
@naname.yamanishi
※無濾過、無清澄
※野生酵母
※亜硫酸無添加

大阪【naname 】山西さんから、果実の旨味をたっぷり詰め込んだオレンジワインが届きました。
色味はやや濁りのあるオレンジピンク。
香りは柑橘系でとくにピングレ感が際立っていました。
ジューシーでスーッと染み込果実味が素直に美味しいと感じられます!
すこし干し柿の様な味わいと香りを感じ、熟度の高い蜜っぽさも魅力的な味わいです!
冷やすも良し、少し常温で開かせるも良し!な一本です!
ごゆっくり味わいの変化をお楽しみください(^^)


作り手さんより
〇ぶどうについて
2023年は 太子町ぶどう塾に通ってその研修園とその隣の生食用のぶどうです。
8月6日に収穫。
〇コンセプトについて
 大阪では生食用ぶどうの農家が大半のなか、生食用ぶどうでもワインにできないかと考えていました。
気候変動や高齢化、人材不足により年々ぶどう栽培が難しくなってきている現状で、nanameとしてできることはないかと 2023年のテーマのひとつでした。
そこで、生食用農家さんが売りにくいぶどうや出荷できないぶどうを作業する代わりにいただいたり購入したりとぶどう畑を回りました。
 nanameとしては、生食用ぶどうであってもこのクオリティが出るとゆうことは今年わかりました。
ぶどう畑を残していく、農地を残していく。
少しでもそうゆう行動をしていくことがこの先に繋がっていくことだと思います。

〇醸造について
除梗破砕後、500lのタンクで14日間マセラシオン。
後バスケットプレスで約12時間搾汁。
200lタンクで発酵させピジ ャージュあり。ルモンタージュはなし。
澱引きは瓶詰前日に1回 。瓶詰めは9月13日。

〇ヒトコト
綺麗事ではありますが、皮のニュアンスを強く出すことによって種のないところを補うとした。
糖度が高かったこと、野生酵母(ワンバッチ)で発酵さ せたことで思いのほかボリュームのあるワインになったと思います。

引用:naname

naname2023

3850円(税込)

タイプ ロゼワイン(ノンジャンル)
品種 デラウェア、カベルネソーヴィニヨン搾りかす
産地 大阪府南河内郡太子町,神戸市
Alc      12.1%
醸造所  ナチュラルファーム・グレープアンドワイン(天使の羽ワイナリー・大阪府柏原市)
製造、販売 naname
@naname.yamanishi
※無濾過、無清澄
※野生酵母
※亜硫酸無添加

大阪【naname 】山西さんから、大阪と神戸の葡萄を使用したリパッソワインがリリースです!
白ワイン仕込みのデラウェアにカベルネソーヴィニヨンの搾り果をくわえ、再発酵を行ったワイン。
タンニンやコクを持ちながら、味わいはすっきりと爽快な印象。
後味もスッキリ淡麗ですが、旨味は残るような何ともいい所取りなワインです!
食事も合わせやすく、万能です!どんなシーンでも活躍できる一本。
是非お気軽にお試し下さい!


作り手さんより
〇ぶどうについて
太子町ぶどう塾,神戸農政公社契約農家さんのぶどうを使用し、8月6日収穫(デラウェア)

〇醸造について
除梗破砕後、500lのタンクで14日間マセラシオン。
後バスケットプレスでフリーランジュースのみを使用。
100lタンクで発酵で発酵させピジャージュあり。ルモンタージュなし。
9月28日にカベルネソーヴィニヨンの搾りかすを投入し再発酵。 
スティラージュ(澱引き):4回、瓶詰めは10月8日。
発酵終盤のデラウェアに神戸のカベルネソーヴィニヨンの搾りかすを入れることで再発酵(リパッソ)させた。
赤ワインのようで白ワインの要素もあるワイン。

〇ヒトコト
nanameのルーツでもある大阪と神戸のぶどうでワインを造ることができたことが感慨深いことです。 
上手くタンク管理できなかったデラウェアだったが試行錯誤した結果たどり着いた。
今後に繋がるとても良いワインができたと思っています。
引用:naname

Green Bell Farm メルロー 2022

3630円(税込)

タイプ 赤ワイン
品種 メルロー100%
産地 長野県須坂市
Alc      12.5%
醸造所  ナチュラルファーム・グレープアンドワイン(天使の羽ワイナリー・大阪府柏原市)
製造、販売 naname
栽培者 Green Bell Farm  鈴木洋二氏
@naname.yamanishi
※無濾過、無清澄
※野生酵母(スターター)
大阪【naname 】山西さんより、酸味、果実味のバランスがエレガントなメルローがリリースです!

色味はややガーネットがかったブラックベリー系。
香りは青々しく、「これぞ!」といった日本のメルロらしさを存分に感じる事が出来ます!
味わいは伸びやかな酸味。完熟感のあるタンニンと果実味。
少し温暖さまで感じとれる味わいです!
大き目のグラスにたっぷり空気を含ませ、味わいの変化を楽しんで頂きたい一本です(^^)
お料理は軽めのトマト煮込みやピーマンの肉詰めがおススメです!
是非お試しください!

作り手さんより
〇ぶどうについて
長野県須坂市Green Bell Farmさんのメルローを余すとこなく使って造ったGreen Bell Farm メルロー。
様々な経過を辿ったメルローをひとつにする。
このような造り方もその土地を表現する上でのまたひとつの価値観だと思います。10月10日収穫。

〇醸造について
除梗破砕後、メルローブラッシュの果皮と共に500lタンクで9日間のマセラシオン。
全房率 高めのメルローを投入し4日間マセラシオン。
後バスケットプレスで約8時間搾汁。
500lタン クで発酵。11月29日メルローブラッシュの澱投入、5月7日グラフテッドメルローの澱を投入。ピジャージュあり。ルモンタージュ1回。
スティラージュ(澱引き)は11月13日と瓶詰前日の2回。
瓶詰めは8月29日に行いました。
開放タンクで還元的な管理をし約6か月熟成。
その後、瓶内熟成。 SO2:添加なし
メルローブラッシュの搾汁した後の果皮、全房率高めのメルローは補糖代わりに投入、メル ローブラッシュの澱、grafted merlotの澱

〇味わいについて
前半は長野のメルローだなとゆう印象で、後半はちょっと違うかな?といった印象です。

引用:naname

バルベーラ2022

3300円(税込)

タイプ 赤ワイン
品種 バルベーラ100%
産地 長野県須坂市
Alc      9.8%
醸造所  ナチュラルファーム・グレープアンドワイン(天使の羽ワイナリー・大阪府柏原市)
製造、販売 naname
栽培者 Green Bell Farm鈴木洋二
@naname.yamanishi
※無濾過、無清澄
※野生酵母
※亜硫酸無添加

大阪【naname 】山西さんから、長野県産ベルべーラを使用したチャーミングで出汁旨な赤ワインが届きました!
色味はやや濁りのあるラズベリーレッド。
品種特性の野生的な香りも感じつつ、伸びやかな酸味と木苺感のある余韻。
口当たりは軽めでスイスイと楽しめる仕上がりで、飲めば飲むほど旨味が増していくそんな印象です。
空気を含ませた味わいの変化が心地よく、ゆっくり楽しみたいバルベーラです!
少し寝かしてみるのもお勧めです!


作り手さんより
〇ぶどうについて
Green Bell Farm鈴木洋二さんのぶどうを使用。
ヴェレゾン(葡萄の色)がなかなか来ないので収穫量を制限した。
制限したことより、液体となったその 情報量が増えました。

〇醸造について
除梗破砕後300lタンクで14日間のマセラシオン後バスケットプレスで約10時間搾汁。
300lタンクで発酵。ピジャージュあり。
ルモンタージュ1回。スティラージュ(澱引き)は2回。
瓶詰めは12月11日。

〇味わいについて
味覚以上に何かあるワイン。
葡萄の力は果てしないなと感じています。
軽やかな舌触りと程よい酸が特徴です。
発酵途中はロワールのとある造り手のガメイのようでした。
オフフレーバーを減らしたかったこともあり、ルモンタージュ(液送)しましたがやってよかったのかと毎日悩みまし た。
還元的に造ったほうがよかったのかもしれません。
ですが良い出来だと思っています。
4月現在はフレッシュなプリムールとゆう印象。
バルベーラの皮由来の香りが残っています。
1年後以降、良い状態になっていくように思います。
引用:naname

これからの活躍がとても楽しみな作り手さん。

料理に合わせて、ゆっくりお楽しみください!

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