日本ワインと料理のペアリング|マスカットベーリーA編 香ばしさと果実が寄り添う、赤の余韻

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キャンディのような甘い香りに、完熟果実のジューシーさ。
マスカットベーリーAは、和の甘辛と驚くほど寄り添う赤ワインです。
今回は、香ばしさとフルーツをキーワードに、ペアリングの楽しみ方をご紹介します。

『マスカットベーリーA』とのペアリングポイントは【香ばしさとフルーツ】

完熟したマスカットベーリーA

日本ワインを代表する品種『マスカットベーリーA』

国内で一番生産量の多い『マスカットベーリーA』。

日本でワイン造りが始まった当時、欧米からワイン用品種を輸入し栽培を行っていました。

しかし、多湿な日本の気候では上質なブドウを収穫出来ずにいました。

1927年、川上善兵衛氏が「ベーリー」と「マスカット・ハンブルグ」を掛け合わせ、日本の環境に順応した『マスカットベーリーA』を誕生させます。

現在も山梨、山形を中心に『マスカットベーリーA』を主力に多くの赤ワインが作られています。

キャンディー香は和食とペアリングしやすい?

一般的に『マスカットベーリーA』は「イチゴ」や「キャンディ」を連想させる品種と言われます。

その「甘い香り」が苦手という方もいらっしゃると思いますが、

みりんや砂糖が多く使用される和食と相性がとても良いんです。

『マスカットベーリーA』に合う料理は?

一番は甘いタレを香ばしく焼き上げたお料理がオススメです。

例えば、「すき焼き」「お好み焼き」や「タレ味の焼き鳥」「照り焼き」など。

または、醬油、みりんを使用した「コッテリ系の煮魚」も相性がよいです。

その他にも「甘酢肉団子」「チンジャオロース」「エビチリ」も。

ポイントは「香ばしさ」「濃いうま味」を持ったお料理に合わせてみてほしいと思います。

ペアリングを楽しむひと手間アレンジ!

『マスカットベーリーA』はフルーツとの相性がとても良いです。

普段の献立に勇気をだして「フルーツ」をプラスしてみてください!

例えば、『フルーツサラダ』や『リンゴジュースを加えた生姜焼き』。

その他、『季節のフルーツの白和え』、『アプリコットチャーシュー』など。

お料理の中にフルーツを取り入れてみるとお食事とワインが寄り添っていきますので是非お試しください!

料理ジャンルおすすめのMBAスタイルひと手間の提案
すき焼き・照り焼き樽熟タイプのMBA焼きネギや卵黄を添えて、コクを引き立てて
甘酢肉団子・エビチリ果実味豊かなフレッシュMBAパイナップルやオレンジを加えて、甘酸っぱさを強調
煮魚(みりん醤油)軽めのナチュラルMBA生姜や柚子皮で香りを添えて
チーズ・燻製料理オーク樽熟成のMBAドライフルーツやナッツと合わせて
フルーツサラダ・白和え微発泡タイプのMBAミントやバジルで爽やかさをプラス

食事と楽しむオススメの『マスカットベーリーA』

Magnolia 2025 マグノリア

3850円(税込)

タイプ 赤ワイン
品種 マスカットベーリーA
葡萄産地 山形県
Alc  10.0%
醸造 アイジョウコウボウ(山梨県甲州市勝沼町) SNS @loving_co_bow
特徴 ◆野生酵母◆無添加・無濾過◆スパイシー◆ジューシー

「アイジョウコウボウ」の吉原氏が手掛ける、待望のデビュー第三弾となる赤ワインです。
ブドウ本来の魅力をまっすぐに映し出すため、野生酵母で自然発酵させ、余計な装飾を加えずに丁寧に醸されています。
開栓時微かな発泡を感じます。
軽やかで柔らかな口当たりの中に、奥ゆかしくスパイシーな香りと、すっと通った芯を感じる果実味が心地よく広がります。
オススメのペアリングはトマトソースや酢豚などが持つ酸味と甘み、コクと旨味に重なります。
造り手の実直な姿勢が伝わってくる一本です。

作り手さんから
〇コンセプト
Magnoliaとは、木蓮のこと。
時代を越え、姿を変えずに咲いてきた花です。
やわらかな花弁を広げ、静かに、確かにそこにある。
華やかに語らず、心に遠い記憶のような余韻を残す。
このマスカット・ベーリーAにも、同じ佇まいを感じました。
鈴木さんは、ぶどうの力を信じ、ひたむきに畑と向き合う栽培者です。
醸造ではその思いを受け取り、装飾を加えず、葡萄本来の輪郭を引き出しました。
八角を思わせる香りの陰影。
軽やかな口当たりに果実味がほどけ、余韻には芯が通ります。
やわらかさと気品。
木蓮の美しさと静かな強さを重ねて。

〇ぶどうについて
 修行時代からご縁をいただいている、山形県上山市・鈴木さんのマスカット・ベーリーAを使用しました。
毎年届けてくださる果実には、やわらかな表情の奥に凛とした芯があり、その魅力をそのまま映すことを大切にしました。

○醸造について
ぶどうは除梗後、野生酵母によりゆっくりと自然発酵。
ピジャージュは片手で数えるほどに留め、果皮由来の香りと質感が静かに立ち上がるよう、55日間じっくりと醸しました。
発酵後にプレスし、粗い澱を取り除いたのち、ステンレスタンクで4ヶ月熟成。
4月下旬に瓶詰めしました。余計な装飾を加えず、ぶどう本来の輪郭をまっすぐに引き出した、軽やかで芯の通った赤ワインです。

〇味わいについて
桑の実やプルーンを思わせる果実味に、八角や五香粉を思わせる奥ゆかしい香りの陰影が重なります。
口当たりはやわらかく、すっと芯の通った余韻を感じます。ぶどう本来の輪郭が静かに立ち上がる軽やかな赤ワインです。

○楽しみ方のご提案
飲み頃 現在〜2030年 
温度 15〜20℃ 
ペアリング 揚げ茄子の香味出汁浸し、紅焼肉(中華風豚の角煮) 
抜栓後 当日〜10日間

〇アイジョウコウボウについて
醸造家 吉原 幸之介氏
私は山梨県の有萄栽培農家に生まれ、曽祖父の代から100年以上にわたり「美味しい葡萄づくり」を追求してきました。
しかし、葡萄は鮮度が命であるため、その瑞々しさを保ったまま遠方へ届けることは容易ではありませんでした。
そこで、山梨の大地と陽光が生み出す味わいに、生産者の想いと醸造家が重ねた時間、注がれた愛情をひとつに閉じ込めるワイン造りに挑戦することを決意しました。
アイジョウコウボウは、造り手の愛を虹のような架け橋に変え、世界中に届けたい。そんな願いを込めました。
アイジョウコウボウ Loving Co-bow
アイジョウ【愛情(Loving)/愛醸】
愛情を込めたものづくり、すなわち「愛を醸すこと」。
コウボウ【工房/Co-bow】
ワインを生む工房であると同時に、Co-(ともに)+bow(架け橋)から成る「みんなの架け橋」。
引用:アイジョウコウボウ

NAGAWA ROUGE le sans bois 2025  M-B-A

3520円(税込)

タイプ 赤ワイン
品種 マスカットベーリーA
葡萄産地 長野県小諸長和町
Alc      11.5%
醸造所  ヴェレゾン・ノート(長野・上田)
販売 長和ヴィニュロン合同会社 
SNS @closmilleans 
特徴 ◆無濾過◆野生酵母◆辛口◆フレッシュ◆210本

長野【Vignoble Clos mille ans】の中嶋さんより、生産本数わずか210本のジューシーなな赤ワインがリリースされました。
濃いパープルの色調に、マスカット・ベーリーA由来の華やかな香り。
ジューシーでフレッシュな風味なのに、どこか落ち着いた印象。
しっかりとしたボリューム感で後半はエレガント。
造り手ご本人も「良い葡萄が収穫できた」と太鼓判を押す今作のシリーズは、そのポテンシャルの高さには驚かされます。
こちらもあと2〜3年ほど熟成させて楽しんでみたい一本です。
遮光ボトルで亜硫酸10ppmのみ。
15度以下の環境での保管をお願いいたします。
生産本数は210本と極少量のため、熟成用と早飲み用をセットでのご利用もおすすめです。
作り手さんより
〇ぶどうについて

自然環境を尊重し、極力化学肥料や農薬を使わないリュットレゾネ栽培を行っています。
長野県長和町、美ヶ原高原の麓。
標高850mの南向き斜面で栽培されたマスカットベーリーAを使用。

〇醸造について

Vin de goutteと同じMBAで、畑での厳しい選果の後、全体の9割は手除梗で房から果粒のみを潰さずに取り外し、
バスケットプレスで時間をかけてやさしく圧搾、ステンレスタンクで発酵、熟成しました。
無濾過で瓶詰めを行いました。
一貫してポンプを使わないグラビティーフロー(自然流下)で果汁にストレスを与えていません。

〇味わいについて
やさしいタンニンと雑味のないクリアな味わいが楽しめます。
酸化防止剤極少の為、15度以下の冷暗所で保存してください。

〇ワイナリーについて
【Vignoble Clos mille ans/ヴィニョーブル クロミラン】
東京・神楽坂で20年間にわたりワインバーを2店舗経営していたシニアソムリエの中嶋氏。
現在はワイン造りに専念するため、バーを閉店し、新たなステージに挑戦しています。
JAでの2年間の農業研修を経て、千曲川ワインアカデミー(2期生)を卒業。
2018年に長野県長和町の美ヶ原高原山麓、標高850mの地で新規就農しました。
自ら耕作放棄地を開墾し、獣害や虫害、病害などの困難に立ち向かいながら、葡萄を栽培しています。
今年で委託醸造4ヴィンテージ目となりました。
YouTubeチャンネル「ヴィニュロンへの道」で、ワイン造りの過程を紹介しております。

〇委託醸造先
Veraison-Note (ヴェレゾン・ノート)
2023年にオープンしたワイナリー。(長野県上田市)一貫してブドウにストレスを与えないつくりにこだわる。
除梗破砕機は使用せず手作業で果粒を取りはずし、ポンプは一切使用しないグラビティーフロー(重力の力で液体を自然に移動)のみで醸造。
野生酵母での発酵で自然な作りを追求する。

Bucci 2024 NECO シリーズ

4290円(税込)

タイプ 赤ワイン
品種 マスカットベーリーA
葡萄産地 山形県上山
Alc      10.5%
醸造所 Fattoria AL FIORE(宮城県川崎町)SNS @fattoriaalfiore
特徴 ◆無濾過◆野生酵母◆無添加◆優しいタンニン◆赤い熟した果実

宮城県川崎町の【Fattoria AL FIORE】さんから、マスカット・ベーリーAを使用した赤ワイン「Bucci 2024」が届きました!
爽やかな酸と落ち着いた果実味が調和した、奥行きのある味わいが魅力です。
グラスに注げば、ダークチェリーを思わせる深い色合い。
開栓と同時に、黒スグリやカシスの香りがふわりと立ち上がり、しっかりとした樽香が全体を包み込みます。
スーッと鼻を抜けるアルコールのニュアンスと、土っぽさを感じる複雑な香り。
そこに果実の旨みがぐっと押し寄せ、ボリューム感のあるタンニンが余韻を引き締めます。
開栓後、時間の経過とともに表情を変えていく、じっくりと向き合いたい深みのある一本です。

作り手さんから
〇ぶどうについて
Bucci は、2021 年のコロナ禍からご縁をいただいて、お付き合いが始まった上山ワイン葡萄生産組合の元会長・鈴木 昌人さんの圃場のベイリーA で仕込み続けています。
組合の方全員の意識が高く、素晴らしい仕立てをしているのですが、その中でも一際みなさまを取りまとめる鈴木さんのベイリーA の一文字短梢仕立ては見事でした。
2年目の 2022 年はとても難しい年でしたが、3年目となる 2023 年は猛暑の影響もあり、収量自体は多くなかったものの、品質においては、熟度がとても高く、良いぶどうが収穫できました。
また、このヴィンテージから、息子さんである隼人さんに代替わりし、より一層気合が入った年でもあります。
上山市の生産者さんは、醸造家・目黒と同じ 40 代の後継者の方が多く、よりワインへの意識があるため、長いスパンで切磋琢磨していけると思っています。
2024 ヴィンテージも収穫間近ではありますが、現時点でも、さらに期待値の上がる仕上がりです。
今でも良いぶどうですが、今後この上山市の生産者さんのワインのクオリティには目が離せません。

〇味わいについて
マスカットベイリーA の赤ワイン。
一般的なマスカットベイリーAからは、だいぶイメージが離れるかもしれませんが、しっかりとした果実味、綺麗な酸、ベイリーAのチャーミングなニュアンス。
これからの時期に、日本を代表する赤ワイン品種マスカットベイリーAの魅力を、思う存分堪能できる1本です。

〇おすすめの楽しみ方
・味わい イチジク/イチゴ/薪火/たまり醤油
・シーン 肉魚問わずメインディッシュ全般
・温度帯 16~20℃
・グラス 大きめのブルゴーニュグラス
・お料理 焼き鳥、すき焼き、魚のグリル、ブリーチーズ
・飲み頃 今~2029 年
・飲みきり 3 日ほど
※上記はリリース時点での一例です。皆様の想像を膨らませながら、思い思いに楽しんでいただければ幸いです。
引用:Fattoria AL FIORE

comme ‐コム

2750円(税込)

タイプ ロゼワイン
品種 マスカットベーリーA
葡萄産地 広島県福山市産
Alc      11%
醸造所 Natan葡萄酒醸造所(徳島県三好市池田マチ)SNS @natanwinefarm
特徴 ◆無添加◆無濾過◆桜感◆ベリーの香り◆ミディアム

桜を思わせる澄んだ色合いが、味わいにも清らかな印象を添えるロゼワイン。
栓を開けた瞬間にふわりと広がるベリーの香りに、やさしい果実味と心地よい酸が調和し、じんわりと染み入るような仕上がりです。
吟醸香のような和のニュアンスが漂い、どこか親しみやすさも感じられます。
口当たりはやわらかく、なめらかに喉をすべり、軽やかな飲み心地が魅力。
和洋問わず、さまざまなお料理と合わせてお楽しみいただけます。

作り手さんより
〇コンセプトについて
春の季節だからではなく、何か人生の岐路に立たされた時
どんな状況でも新芽や蕾の気分で
何ものにでもなれるぞ!って
柔らかな強さで前に進める気分の引き金になればいいな
開栓後1週間でよりふくよかに...♪

〇味わいについて
柔らかな色合い、味わいで優しく香るふんわりロゼ。
ピクニックに連れて行ってほしいアイテム!
引用:Natan葡萄酒醸造所

吟果 マスカットベーリーA 2023

3850円(税込)

タイプ 赤ワイン
品種 マスカットベーリーA100% 
葡萄産地 山梨県
Alc  10%
醸造所 フジクレールワイナリー(山梨・勝沼)@fujiclair_wine
特徴 ◆野生酵母◆無補糖◆無濾過◆樽熟成◆赤い果実香◆飲みやすい◆軽め

2023年から「百年千年続くワイナリーへ」と持続可能な栽培、醸造へとブランドイメージを一新したフジクレールワイナリー。
今回は新ラベル第一弾のフジクレールシリーズをご紹介です!
色味はクリアなラズベリーレッド。
味わいは軽やかな印象ですが、樽の香りに馴染んだ果実味が特徴的。
ジューシーでバランスがよく様々なお料理に合わせて楽しめる一本♪

作り手さんから
〇ぶどうについて
山梨県内の契約栽培農家の中で、特に上質なマスカット・ベーリーA種のみを吟味し、丁寧に造り上げました。

〇醸造について
ワインは発酵後に小樽で熟成させ、ぶどうの凝縮感が詰まった繊細かつ豊かな味わいの上質なワインに仕上がりました。
野生酵母発酵、無濾過、無補糖、無補酸、非加熱充填。
仕込み時とオリ引きの際にのみ、最小限のSO2を添加しています。
樽熟成を9か月。

〇味わいについて
調和の良い味わいが特徴です。
ボジョレーのような果実感と葡萄本来のジューシーさがとても美味しい仕上がりです。

〇シリーズについて
「フジクレール」シリーズは、雄大な富士山の恵みと、豊かな山梨のテロワールを活かしたワインシリーズです。
葡萄の個性を最大限活かし、深みや味わいを加えることで、日本の食に合うワインを目指しております。

〇ラベルについて
「一富士二鷹三葡萄」
縁起が良く、古くは神のお告げとも言われた“初夢”をモチーフにした、日本らしさを感じるデザインに生まれ変わりました。

引用:フジクレールワイナリー

いかがでしょうか(^^)?

一杯のマスカットベーリーAが、香ばしい記憶と果実の彩りを食卓に添えてくれる。
今日のひと皿に、そっと寄り添わせてみてください。

2026年7月20日 

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