青森県鶴田町の美しい自然に囲まれたワイナリーから、新たな地産ワイン造りに挑む。
今回のブログではTSUGARU Winery さんのインタビューをもとにワイン造りの様子をご紹介です。
TSUGARU Winery ツガルワイナリー|日本のワイナリー紹介
鶴田町 特産スチューベンの可能性を引き出す
青森県鶴田町のワイナリーでは、日本一のスチューベンの生産量を誇り、その可能性を引き出す醸造に挑戦しています。寒冷な環境でも完熟できるスチューベンは高い糖度と耐病性を持ち、酸味も兼ね備えた優れた品種として注目を集めています。
伝統的な製法でつくるスパークリングワイン。
シャンパン製法とよばれる瓶内二次発酵スパークリングワインの製造を行い、
ピュピトルというオリ集積機を使用して澱を集めている様子も。
スチューベンの鮮やかな色味と酸味を活かした「スチューベン・スパークリング」が人気です。
スチューベンスパークリング2022
3960円(税込)
タイプ 赤発泡 品種 スチューベン 産地 青森県鶴田産 Alc 12% 醸造所 TSUGARUWinery (青森県鶴田町) @tsugaruwinery ※瓶内二次発酵 ※自然酵母 ※長期自然発酵 ※生産本数 200本 青森県鶴田にあるTSUGARUWineryさん。 津軽を代表する「スチューベン」を使用した果実味しっかりの赤泡が届きました(^^) 瓶内二発酵由来の細やかな泡がキレのある酸味を引き立て、味わいはすっきりした印象。 心地よい苦みを持ち、香りは完熟ベリーの香りを持ち、飲み飽きさせない仕上がりです! 徐々にスチューベンの持つコクやタンニン、フレッシュハーブニュアンスも出てきます。 ベリー系の果実味としっかり感じる事が出来るので、ジューシーな脂のあるお食事とも相性が良いかと思います。 燻製系のオツマミなどに合わせて楽しむのもいいですね! 今回も生産本数が少ない為なくなり次第、ご案内終了になりますのでご了承ください! 作り手さんから 〇ぶどうについて 鶴⽥まち産のスチューベンを使用。 〇醸造について 手徐を行いタンクにてMCを行い、低温の16°Cでじっくり自然発酵させことでブドウの果実味、フルーティーさを強調。 醸し期間は低温醸しも含め約1ヶ月。 MLFを行い柔らかい酸味にし複雑性もあるが、元々の酒石酸がキリッとした印象をワインに残しています。 瓶内2次発酵をシャンパン酵母で行い6気圧まで上げ、きめ細かい泡が爽やかさをより演出します。 手作業でルミアージュ、デゴルジュマンを行い丁寧に瓶詰めしました。 〇色合いと味わい 味わいはドライ、アルコールは12%あるが瓶内2次発酵による溶け込んだキメ細い泡とキリッとした酸味でバランスをとっています。 スチューベンの白い花や蜜の様な甘い香りにブルーベリーやクランベリーの様な香りを感じるフルーティーさと余韻にスパーシーな香りも加わり複雑性を演出しています。 〇おすすめのお料理 お好み焼きではソースと泡の相性がよくスチューベンの甘い香りが調和を取ります。 日本料理ではワインのキリッとした酸味が程よく調和し泡と共にフルーティな香りが余韻を残します。 〇ワイナリーについて 世界自然遺産白神山地に連なる岩木山の麓に広がるのが津軽平野。 その真ん中に位置する鶴田町は、意外かもしれませんが葡萄『スチューベン』の生産量が日本一なんです。 引用:TSUGARU Winery
風味を最大限に表現
また、樽での熟成も行い、スチューベンの軽やかなタンニンとクリアな色味を生かした「ガメイ」や「ピノ・ノワール」のようなブルゴーニュスタイルのワインにも挑戦しています。
味わいと風味のバランスを考慮し、アッサンブラージュ(ブレンド)もされています。
シャルドネ 2022
4400円(税込)
タイプ 白ワイン 品種 シャルドネ100% 産地 青森県八戸産・鶴田産 Alc 11% 醸造所 TSUGARU Winery (青森・鶴田) @tsugaruwinery ※無濾過 ※自然酵母 ※自然発酵 ※要15℃以下保存 青森県鶴田にあるTSUGARU Wineryさんから 「シャルドネ」を使用し樽熟成をかけたリッチな白ワインが届きました。 やや霞んだイエローで成熟感たっぷりな印象を受けます! 洋梨、白桃やパイナップルの果実味と華やかな香り、 木樽のニュアンスから少しヴァニラ香を感じられます(^^) しっかりした酸味とミネラル感があり、味わいがぼやけることなく、リッチな仕上がりになっています。 少し冷やして8度位の温度からスタートがオススメです! 香りがとても良いので、少し丸みのある大きめなグラスでも楽しで頂きたいですね(^^) 贈答品にとても喜ばれると思います! 是非ご利用ください(^^) 作り手さんから 〇 ぶどうについて 青森県八戸産、鶴田町産のシャルドネを使用。 八戸のブドウは東から吹く冷風「やませ」の影響によりキリッとした酸があります。 津軽地方の鶴田は安定した気候でトロピカルな要素を持つぶどうで様々なニュアンスのフルーティーさがワインに溶け込んでいます。 〇醸造について 八戸産、鶴田産のシャルドネをホールバンチにて低圧プレスを行い、苦みが出ないようにジュースを絞った後、 2日間の自然清澄。重いオリを残して上積みを取り出した、そのジュースを野生酵母で自然発酵。 低温でじっくり発酵させることでシャルドネの香りを醸しフルーティーなワインに仕上げました。 その後、古樽に移し、6か月おりの上で寝かしゆっくり酸化熟成させ、まろやかな印象をもたせました。 低亜硫酸の使用でぶどう本来が持つ味わいを残し青森のシャルドネの特徴を感じて頂けると思います。 〇味わい キリッとした酸にドライな味わい、アルコールも11%なのでライトな印象をアタックに与え、後に樽貯蔵、酸化熟成による丸さとふくよかさで、全体を包みます。 このワインの少し曇った様な色合いは無濾過によるもので、それによりオリのうま味を感じられ味わいのバランスを整えます。 青森を思わせる青りんごや南国のパイナップルのニュアンスが爽やかな印象を与え、心地よいブレッドの様な香りが抜けていき、アフターにはそれらが溶け合い楽しめるワインになっています。 〇おすすめのお料理 タンニンが穏やかなので、豚・鶏はシンプルな味付けでも相性が良いですし、マグロやカツオ等の⾚⾝の⿂とも合います。(幅広い料理と合わせられる優れもの) ⾷後にワイン単体で楽しむ時は、ドライフルーツや熟成したミモレッキリットやコンテ等のチーズがあれば幸せな時を過ごせることでしょう。 〇ご注意点 液温が高くなりますと、再発酵する恐れがありますので、冷温での保管をお願いします。 引用:TSUGARU Winery
有機栽培にも挑戦
ワイナリー真横の自社圃場では、有機栽培を実践し、「鶴田式」と呼ばれる伝統的なスチューベンの栽培方法により、樹下の風通しが良好で病気に強い状態を維持しています。
有機認証を申請する予定で、地元の風土や気候を最大限に活かした栽培を行っています。
NAMA Blanc 2023
3850円(税込)
タイプ 白ワイン(色はオレンジ) 品種 スチューベン 産地 青森県鶴田産 Alc 12% 醸造所 TSUGARUWinery (青森県鶴田町) @tsugaruwinery ※亜硫酸無添加 ※無濾過、無清澄 ※自然酵母 ※長期自然発酵 ※生産本数 500本 2023年初リリース! スチューベンを自然酵母で発酵させ、『亜硫酸無添加」『無過』『無清澄』でタンクより直接瓶詰めした辛口白ワイン! フレッシュな仕上がりで果実味爆弾のような「NAMA Blanc」(^^) ジューシー&フルーティーな香りがとても魅力的です! そして瓶内の空洞を減らすためにたっぷりの760㎖入り! 今回も生産本数が少ない為なくなり次第、ご案内終了になりますのでご了承ください! 作り手さんから 〇ぶどうについて 鶴田町はスチューベンの一大産地。 完熟したスチューベンは糖度22度を超え、そのぶどうをじっくり自然発酵。 〇醸造について 発酵が終わった時点でタンクから直接瓶詰めし空気に触れる時間を極力少なくしました。 無濾過、無添加、オリまじりのワインはぶどうそのままの味わいをお楽しみいただけます。 瓶の中でオリや酒石が沈殿しますが、品質に問題は無く、オリによる瓶内熟成が進むため味わい深くなるのが特徴です。 〇色合いと味わい ほんのりピンクがかった淡いオレンジの色合い、香りは白いバラや花の蜜、ラフランス、リンゴが次々現れる華やかな印象。 味わいには酵母が生き生きとし、鉱物的ミネラル、丸みのある酸、リンゴや白桃のような果実味、心地よい塩味、リンゴの芯のような収斂味が全体を引き締めています。 〇おすすめのお料理 魚介のグリル、塩コショウしたチキンやポークのグリル、もつ鍋、ブイヤベース、甲殻類のフリット、スパイスの効いた中華やエスニック。 スチューベンの旨さを閉し込めた特別なワイン。 〇ワイナリーについて 世界自然遺産白神山地に連なる岩木山の麓に広がるのが津軽平野。 その真ん中に位置する鶴田町は、意外かもしれませんが葡萄『スチューベン』の生産量が日本一なんです。 引用:TSUGARU Winery
古代酵母を使用した新しい試み
このワイナリーでは、三内丸山遺跡の縄文酵母「三内丸山ユメカモス酵母」を使用し、長期低温発酵でつくる縄文ワインが話題になっています。
縄文の奇跡 赤 2022
3300円(税込)
タイプ 赤ワイン 品種 スチューベン100% 産地 青森県鶴田産 Alc 12% 醸造所 WANO Winery (青森・鶴田) 販売 TSUGARU Winery (青森・鶴田) @tsugaruwinery ※無濾過 ※縄文酵母 ※自然発酵 ※要15℃以下保存 青森県鶴田にあるTSUGARU Winery(前・WANOWinery)さん。 地元特産である「スチューベン」使用し、様々な醸造方法と天然酵母で、スチューベンが持つの可能性を引き出す大注目のワイナリー(^^) 今回は世界文化遺産「三内丸山遺跡」の縄文地層より分離させた「三内丸山ユメカモス酵母」で長期低温発酵させたふくよかな赤ワインが届きました! 抜栓後すぐにスチューベン由来のフルーティな風味を感じ、厚みのある酸味とほのかな甘みが果実味とコクあるうま味をより強く感じさせてくれます。 全体的にタンニン、酸味とバランス良く、まとまっています。 スタートは少し冷やしめでも良いと思います。 徐々に温度を上げて芳香を楽しんでほしいと思います(^^) 作り手さんから 〇 ワインの特徴 鶴田町産のスチューベンと山内丸山縄文酵母が出会い、時間をかけてゆっくり低温発酵させた赤ワイン。 〇ぶどうについて 鶴田町はスチューベン生産量日本一。GI登録され非常に熟したブドウが収穫できます。 〇色合いと味わい ⾊は綺麗なルビーカラー、⾹りは野イチゴ、⾚スグリやリンゴを彷彿とさせる華やかさを⾝に纏っています。 味わいは、⼝に含んだ途端葡萄特有のほのかな⽢味、その後⼼地よい酸味とタンニンがやってきます。 余韻は⻑く旨味が続くのでゆっくり楽しめます。 〇おすすめのお料理 タンニンが穏やかなので、豚・鶏はシンプルな味付けでも相性が良いですし、マグロやカツオ等の⾚⾝の⿂とも合います。(幅広い料理と合わせられる優れもの) ⾷後にワイン単体で楽しむ時は、ドライフルーツや熟成したミモレットやコンテ等のチーズがあれば幸せな時を過ごせることでしょう。 〇ご注意点 液温が高くなりますと、再発酵する恐れがありますので、冷温での保管をお願いします。 〇ワイナリーについて 世界自然遺産白神山地に連なる岩木山の麓に広がるのが津軽平野。 その真ん中に位置する鶴田町は、意外かもしれませんが葡萄『スチューベン』の生産量が日本一。 〇縄文酵母について 現代の日本人は、古代より縄文人のDNAを強く受け継いでいるますが、その私たちのDNAが認識していない多くの食べ物が現代に溢れています。 そこでつがるワイナリーは日本人のDNAに沿った自然なワインを造ろうと縄文時代 (山内丸山遺跡) 土壌から採取した酵母で醸造。 酵母とぶどうの出会いは山ぶどうが存在していた縄文時代。 1万年続いた北東北と道南の縄文の遺跡がある場所は、山の幸と海の幸が豊富であり微生物もまた活発で、5000年前の地層から採取したそうした縄文酵母はその祖先(微生物)のDNAを受け継いでいます。 その縄文酵母の発酵はゆっくり糖分を分解します。 そして長くゆっくり醗酵することによって果実本来の香りや複雑性を引き出します。 引用:TSUGARU Winery
特産果樹を使用したハイブリッドワインをリリース
林檎や桃といった地元の特産果実と葡萄を組み合わせたハイブリッドワインもリリースしており、その品質と味わいには大いに期待が寄せられています。
ハイブリッドワインは高齢化する地元農家さんを救う一つの提案になっています。
ヴァン・オ・ペッシュ 2023
2530円(税込)
タイプ ロゼワイン 品種 レッドナイアガラ 桃(さくら白桃) 産地 青森県鶴田産 弘前産 Alc 7% 醸造所 TSUGARUWinery (青森県鶴田町) @tsugaruwinery ※要冷蔵 ※生産本数 200本 2023年初リリース!特産ぶどうと、特産ブランドの桃を使用したハイブリッドワイン。 青森の果樹の魅力を存分に味わえる一本です! 色味は薄にごりで綺麗なラズベリーレッド。 香りはとてもフルーティでジューシー。 飲み口は軽快でグビグビと楽しめる味わい。 ペアリングはエスニック料理、甘タレの味付けや、お醤油ベースによく合いそうです! 一度飲んだら病みつきになる新しいスタイルのワイン。 是非ご利用ください! 今回も生産本数が少ない為なくなり次第、ご案内終了になりますのでご了承ください! 作り手さんから 〇ぶどうについて 鶴田産レッドナイアガラと弘前産の桃(さくら白桃)のブレンド。 〇色合いと味わい 濃いめのサーモンピンクカラー、ピーチやオレンジキャンディーを思わせる香り。酸味は優しく、やや辛口。 アルコール度数は7%で飲みやすい、大人のピーチネクター。 〇おすすめのお料理 パクチーサラダ、タブレ、ボルシチ、タコス、アヒージョ バレンタインデーや、3月3日桃の節句にいかがでしょう? 〇ワイナリーについて 世界自然遺産白神山地に連なる岩木山の麓に広がるのが津軽平野。 その真ん中に位置する鶴田町は、意外かもしれませんが葡萄『スチューベン』の生産量が日本一なんです。 〇ご注意ください 商品の性質上、中に澱や酒石が出ることがありますが、品質に問題はありません。 賞味期限の記載はありませんが、お求め後はなるべく早くお召し上がりください。 引用:TSUGARU Winery
経験豊富な作り手の存在
醸造・栽培責任者の藤井さんは長野、山梨、北海道、そして海外で活躍され、その豊富な経験がプロデュースする「地元を表現するスチューベンワイン」は今注目を浴びています。
まとめ
いかがでしょうか?
酵母、原料果樹と様々な挑戦を行うワイナリー。
どれも目を惹くラベルデザインで大注目のオススメワインとなっています。どうぞお楽しみに!
それではまた次回にお会いしましょう(^^)