「秋の日本ワイン×料理ペアリング」季節の食卓に、日本ワインという余韻を。

ペアリング

秋になると、食卓に並ぶものが少しずつ変わってきます。
柿や栗、脂の乗った魚、そして湯気の立つ煮物。そんな季節の味覚に、そっと寄り添ってくれるのが日本ワインです。
派手さはないけれど、香りや余韻に“らしさ”がある。料理と一緒に楽しむことで、その魅力がぐっと深まります。
今回は、秋の食材と日本ワインを組み合わせたペアリングをご紹介します。
どれも、家庭で気軽に楽しめるようにレシピ付きでまとめました。
まずは、紅葉鯛と甲州の組み合わせから。

甲州(白)× 紅葉鯛の柚庵焼きと柿の白和え

🍷ワインの特性

甲州は山梨県を代表する白ワイン用ブドウ品種。
• 柑橘系(グレープフルーツ・ゆず)の香り
• 穏やかな酸味とミネラル感
• アルコール度数が低く、和食との相性が抜群
• 余韻は短めながら、清らかで凛とした印象
甲州ワインは、素材の味を活かす料理に寄り添い、香りの架け橋となる存在です。

🍽️料理の作り方

紅葉鯛の柚庵焼き

材料(2人分)
• 紅葉鯛の切り身:2切れ(約150g)
• 醤油:大さじ2
• みりん:大さじ2
• 酒:大さじ1
• 柚子の皮(千切り):少々

  1. 醤油・みりん・酒・柚子の皮を混ぜて漬け地を作る
  2. 鯛の切り身を漬け地に入れ、冷蔵庫で一晩漬け込む(約8時間)
  3. 漬け地を軽く拭き取り、弱火で皮目から焼く。両面に焼き色がついたら完成
  4. 仕上げに柚子の皮を少量散らすと香りが引き立つ
柿の白和え

材料(2人分)
• 柿(やや固めのもの):1個(約150g)
• 絹ごし豆腐:150g
• 白味噌:大さじ1
• すり白ごま:大さじ1
• 銀杏(茹でたもの):4粒(あれば)
• 菊花(食用・飾り用):適量

  1. 豆腐はキッチンペーパーで包み、重しをして30分ほど水切りする
  2. 白味噌・すりごまと水切りした豆腐をよく混ぜて《和え衣》を作る
  3. 柿は皮をむいて一口大に切り、《和え衣》と優しく混ぜる
  4. 器に盛り、銀杏や菊花を添えて秋らしさを演出

🍁ペアリングのポイント

• 紅葉鯛の上品な脂と柚子の香りが、甲州の柑橘系アロマと見事に調和
• 白和えのまろやかさがワインのミネラル感を引き立て、口中で優しく溶け合う
• 柿の甘みが甲州の酸味とバランスを取り、季節の余韻を深める

秋の食卓に、甲州と紅葉鯛の静かな対話を。
ほんのひと手間で、季節の余韻がぐっと深まります。

おススメの甲州セレクト

甲州 2024

3520円(税込)

タイプ 白ワイン
品種 甲州100%
葡萄産地 山梨県南アルプス市
Alc  9.5%
醸造所 LES VINS VIVANTS レ・ヴァン・ヴィヴァン
特徴 ◆無添加◆無濾過◆野生酵母◆果実味◆和柑橘◆蜜香
 
長野県・東御【LES VINS VIVANTS】より、新作白ワインが登場しました!
落ち着きのある淡い褐色を帯びた色合い。
グラスからは、森林を思わせる青々とした香りに、樽のニュアンスと蜜のような甘やかさが重なります。
口に含むと、和柑橘を思わせる爽やかな酸とやわらかな甘み、凝縮感のある旨味が調和しています。
伸びやかな酸が全体を引き締め、ほのかな苦みが心地よい余韻を演出します。
料理に寄り添い、食中酒としても秀逸な一本です。

作り手さんから
〇コンセプトについて
今回のご案内ですが、初めての「甲州」になります。
皆様のLES VINS VIVANTSの印象はきっと少し落ち着きのない、動きのある元気なイメージをお持ちなんだろうなと予想しますが、今回の甲州は落ち着きのある「和」です。

〇ぶどうについて
 山梨県南アルプス市産の甲州を購入して造った白ワイン。

〇醸造について
 最初の4日間は全房でセミマセラシオンカルボニック。
 5日目でそのままホールバンチプレスし、果汁のみの発酵に切り替える。
 発酵は 500L の大樽で樽発酵、低温で進める。
1ヶ月程度で発酵が終了、そのまま大樽で瓶詰めまでシュールリー。
樽熟成10か月、ウイヤージュ有り。 
滓引き後瓶詰め。
仕込みから瓶詰めまで一切の亜硫酸は無添加。
エキス分 1.48 比重 0.994 pH 3.56

〇味わいについて
色づいた稲穂のような色合い、抜栓すると檜のような森林の香りの中に花の蜜やマスクメロンがあります。
キンキンの辛口ではありません。
ゆずのような柑橘の酸味と甘み、うま味のバランスがとれた味わいです。
アルコール度数は高くなくどこまでもピュアで繊細な味わい。
綺麗で伸びのある酸が特徴的。
和柑橘の香りに樽のニュアンスが良く溶け込んでいる。
ほろ苦い味わいが心地よい。
日本ワインらしさがとても良く出ている。

〇ペアリングについて
タケノコやアクの強い葉物、天ぷらやおひたし、白身の淡白な川魚の塩焼き、、燻製したものでもいいと思います。
寒い季節になれば、和風だしのきいた鍋やおでんにも合わせやすいと思います。是非、食事と合わせておすすめください。

〇実をいうと、
私荻野(貴博)は子供の頃から甲州ブドウが嫌いでした。
酸っぱいブドウというイメージが強く残っています。
それは大人になってからも同じで、甲州のワインを飲んでも薄く味気ない印象しかありませんでした。
山梨出身ですが長野に引っ越したということで、初めはあえて長野県で甲州を造らなくてもという思いがあり消極的でした。
しかしながらご縁があり、実家近くの畑の甲州を頂けるということで(ベリー発光体2024のブドウ農家さん)甲州にチャレンジすることにました。
今回造るにあたって明確にイメージしたワインがあります。
2009 年か 2010 年あたりにある甲州のワインを飲んだのですが、それまでのイメージが覆りました。
旨味を凝縮した甲州を飲んだのはその時が始めてでした。
私達も年を重ね、それなりに甲州のワインを飲んできました。
私達なりの解釈で今できることを落とし込みました。
甲州は決して派手さはありませんが、料理に寄り添ってくれるいいワインだと思います。
そんな仕上がりにりました。

〇ラベルデザイン
今回また新しいラベルのワインをリリースします。
Artwork : MOE KOYAMA

forêm フォーレム

3850円(税込)

タイプ 白ワイン
品種 甲州100%
葡萄産地 山梨県産
Alc      9%
醸造所 Natan葡萄酒醸造所(徳島県三好市池田)SNS @natanwinefarm
特徴 ◆無濾過◆スッキリ◆酸味◆柑橘香◆清涼感

徳島・Natan葡萄酒醸造所から、これからの季節にぴったりの爽やかな白ワインが届きました!
涼しげな淡いレモンイエローの色調に、ミルキーさと柑橘系果実を思わせる華やかな香りがふんわりと広がります。
口に含むと、まるでスポーツドリンクのようにみずみずしく、ついゴクゴクと飲み進めてしまいそうな軽快な飲み心地。
さまざまな料理と合わせやすく、食卓を選ばない万能タイプの一本です。
暑い季節には、キリッと冷やしてぜひお楽しみください♪

作り手さんより
○ネーミングについて
"森のひととき"という意味の名の通り、マイナスイオンを液中に溶かしたような癒しをお届け。

○仕上がりについて
はちみつレモンにミントを添えたヨーグルト。
すっきりさせた口中を優しくつかむ塩味。
疲れに沁み入る浸透液に仕上げてます。
経口補水液代わりにBBQやレジャーでグビグビいってしまわないよう要注意!

〇コンセプトについて
新芽の瑞々しい柔らかな生命力
支える柑橘な酸が
スッと身体へ染み込んで
残り香振舞うソルティーなアフター

〇ヒトコト
生産本数350本限定!
引用:Natan葡萄酒醸造所
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