瀬戸内の大地と太陽が育む ― GRAPE SHIP のナチュラルワイン

日本のワイナリー探訪記

岡山県倉敷市・船穂町。その鶏尾地区に広がる丘陵地は、古くから「晴れの国」と呼ばれる土地柄を生かし、ぶどう栽培に適した環境を誇ります。GRAPE SHIP はこの恵まれた大地で、マスカット・オブ・アレキサンドリアを中心に有機栽培を行い、自然の力を最大限に生かしたワイン造りに挑んでいます。瀬戸内海を望む風通しの良い南向きの丘で育まれたぶどうから生まれる一本は、まさにここでしか味わえない特別なナチュラルワインです。

船穂の大地、太陽の恵みから生まれるワイン

GRAPE SHIP は、岡山県倉敷市の船穂町鶏尾地区で、マスカット・オブ・アレキサンドリアという品種のぶどうを栽培しています。土はさらさらでもなく、かといってネバネバでもない。その中間にあたる「ほろほろ」とした砂壌土で、水はけの良い土質が特徴です。決して収穫量は多くありませんが、実の中には甘みと香りがぎゅっと凝縮された、美味しいぶどうが育ちます。

「晴れの国」とも呼ばれるほど雨の少ない岡山県。日照時間とその光量は日本随一であり、食用ぶどうの産地としては申し分のない環境です。しかし近年では栽培を断念する農家も増え、放棄されたぶどうの温室が目立つようになりました。そこで、GRAPE SHIP は使われなくなった温室を借り受け、ワイン用ぶどうの有機栽培を開始。2021年には待望の醸造所も完成しました。

瀬戸内海を望む風通しの良い南向きの丘で育まれたぶどうはまさに天下一品。この大地と太陽の恵みがあるからこそ、他に類を見ないワインが生まれるのです。


GRAPE SHIP ワインを美味しく味わうために

醸造においては、ワイン本来の香りや味わいを最大限に引き出すため「無濾過」で瓶詰めを行っています。そのため、ボトルの中には大小の澱や濁りが見られることがあります。これらは旨みが詰まっている証であり、「美味しさが見える」状態といえるものです。大きな澱が多く見られるワインもありますが、すべてぶどう由来の成分や酵母によるもので、ご安心してお楽しみいただけます。気になる場合は瓶底に澱を静かに沈め、澱が入らないようにゆっくりとグラスへ注いでください。

また、GRAPE SHIP のナチュラルワインは、製造から販売まで徹底した温度管理を行っています。お買い上げ後は品質劣化を防ぐために14度以下の冷暗所で、ボトルを立てたままの保管がおすすめです。ワインセラーがない場合は、冷蔵庫の野菜室が最適で、美味しく楽しめる期間をより長く保つことができます。


GRAPE SHIP のラインナップ

現在、ナチュマルワインストアでお取り扱い中の GRAPE SHIP ワインはこちらです

朱 2025

3300円(税込)

タイプ ロゼ
品種 マスカット オブ アレキサンドリア、シラー、小公子
葡萄産地 岡山県倉敷市
Alc      9.1%
醸造所 GRAPE SHIP(岡山県倉敷市)
SNS @grapeship
特徴 ◆無添加◆無濾過◆樽◆フルーティー◆あんず系

淡いラズベリーレッドの色調。
搾りたての葡萄果汁を思わせるジューシーな香りに、ベリー系のニュアンスが重なり、余韻にはほのかに甘やかな香りが広がります。
口当たりは心地よく、アルコール感もやわらかで、どなたにも飲みやすい印象です。
フルーティさと優しい酸味が見事に調和した一本で、さまざまなシーンで活躍すること間違いありません。
ぜひゆっくりとお楽しみください。

作り手さんより
〇味わいについて
色調はルビーのような色合い。
バラやアセロラ、マスカットやベリーの果実の香りが広がります。
昨年に比べて微弱な泡ですが、口に含むとドライな口あたりで甘酸っぱさと心地よい苦味が感じられます。
時間の経過とともに香りがさらに豊かになり、心地良い酸味と果実の味わいがじっくりと堪能できるワインに仕上がりました。

〇醸造について
マスカット・オブ・アレキサンドリアを房ごとタンクに入れ、約 2 週間マセラシオン(ぶどうの皮や種、果肉を果汁に浸して、色や味を引き出す工程)。
2日ピジャージュ(発酵途中に足や櫂などで攪拌し、ぶどうの成分を抽出すること)ののち搾汁したものにダイレクトプレス(ぶどうを破砕せず直接圧搾すること)し、発酵させたシラーと、マセラシオンしたシラーと小公子を加えロゼに仕上げました。
その後瓶詰め、瓶内二次発酵。
清澄剤・フィルター不使用。
亜硫酸 ( 二酸化硫黄 ) 完全無添加。

〇ぶどうについて
ぶどうの産地、倉敷市船穂町で有機農法で育てたマスカット・オブ・アレキサンドリア、シラー、小公子を使用しています。
今年は梅雨時期の雨が少なく、猛暑も重なり人間にとっては大変な年でしたが、病害中の発生も少なく健全なぶどうが収穫できました。
マスカット オブ アレキサンドリア77%、シラー22%、小公子1%

〇ワインラベルのこと
ラベルのデザインは、私が生まれ育った倉敷市の港町、児島から見える朝日の光景です。
デザインは、アートスペース油亀さんにお願いしました。偶然にも私の小中学校の同級生がここで働いていたことがきっかけで、このデザインは誕生しました。
同級生は、この光景が見える児島の港(児島駅東口側の港)でよく朝日を見ていたそうです。
今回、ワインラベルの制作にあたり、ロゼワインの色を見てまっ先に思い浮かべたのが、瀬戸内海の島々の向こうから昇る朝日だったと教えてくれました。
また、この港は私にとっても思い出深い場所です。
船乗りをしていた私の父は、毎日ここから出航していたのです。
「GRAPE SHIP」の仲間とワイン作りの旅へと出航した私を導いてくれる気がして、このラベルをみると果てしない航海への勇気が湧いてきます。
新たな年には、新しいことに挑戦する方も多いでしょう。
門出や出発を寿ぐ際にぜひ飲んでいただければ嬉しいです

〇ネーミングについて
マスカット・オブ・アレキサンドリアに赤ワイン用の葡萄「シラー」を足すことで生まれた、このロゼワインにふさわしい名前は何なのか。
悩みに悩んだ末に出てきたのが、この名前「朱」でした。
漢字一文字の名前のワインは、少々珍しいかもしれません。
でも、日本で育てた葡萄から生まれた日本のワインだからこそ、漢字でそのイメージを表現できればとずっと考えていました。
朱色は不老長寿や魔を払う色として、神社仏閣や宮殿に使われてきました。
このワインを手にとってくださった方への「健やかな時間を過ごして欲しい」という願いも託しています。
いつか海を越えて様々な国の人々に味わってもらえたとき、「朱」という名前から日本のことを思い浮かべてもらいたいと思っています。

〇ワインのコンセプト 
朝日は夕日。
夕日は朝日。
私達は同じ太陽を見ています。
たとえどんなに遠く離れていても、同じ太陽の光の中で生きています。
それは当たり前のことだけれど、その当たり前の日々を過ごせることは、奇跡なのかもしれません。
このワインのラベルは、瀬戸内海の島々の合間をぬって昇る太陽がモチーフです。
でも一方で、この太陽はどこかの国の夕日であり、またあるいは、お昼時の午後の太陽でもある。
世界中のあらゆる場所で、様々な姿を見せる太陽をモチーフにしているからこそ、一年の始まりにぜひ味わっていただけたらと願っています

〇楽しみ方
醸造では、ワイン本来の香りや味わいを最大限に引き出すため、「無濾過」で瓶詰めをしています。
そのためボトルの中には大小の澱や濁りが含まれます。これらはワインに旨味が詰まっていることの印であり「美味しさが見える」状態であると言えます。
大きい澱が多く見られるワインもございますが、すべてぶどう由来の成分や酵母が固着したもので、ご飲用いただいても問題はございません。
気になる場合は瓶底に静かに沈めて、澱が入らないようにゆっくりとグラスにワインを注ぎお楽しみください。
GRAPE SHIPのナチュラルワインは、製造から販売まで温度管理しております。
お買い上げ後は気温の変化などによる品質の劣化を防ぐために、14度以下の冷暗所で、ボトルを立てたまま保管するのがおすすめです。
ワインセラーがないご家庭では、冷蔵庫の野菜室で保管すると、美味しく味わえる期間をより長く保つことができます。
引用:GRAPE SHIP

こもれび 2022

4400円(税込)

タイプ オレンジワイン
品種 マスカット オブ アレキサンドリア 100%
葡萄産地 岡山県倉敷市
Alc      10.8%
醸造所 GRAPE SHIP(岡山県倉敷市)
SNS @grapeship
特徴 ◆無添加◆無濾過◆樽◆フルーティー◆あんず系

濃い琥珀色の外観。
あんずを思わせる果実香に、トロピカルフルーツのニュアンスが重なり、余韻にはココナッツやバニラの甘やかな香りが漂います。
ほどよいアルコール感が心地よい口当たりをもたらし、飲みごたえのある味わいに。
フルーティなアロマと、ほのかなビター感が調和した一本です。
さまざまなお料理とともに、ぜひお楽しみください。

作り手さんより
〇味わいについて
マスカット香に熟した果実と蜜のような甘やかな香り、琥珀色の液体に魅惑を感じます。
様々な味わいと酸を持ち、オリエンタルな要素とほのかな苦みが余韻を引き立てます。
秋の旬の食材との相性が良いので、ぜひ合わせてお楽しみください。

〇醸造について
ぶどうの産地、倉敷市船穂町で有機農法で育てたマスカット・オブ・アレキサンドリアだけを使用。
果実を丸ごとバスケットプレスにて搾汁。
小樽で発酵させ2年間樽熟成し、2024年に瓶詰め。
清澄剤不使用、亜硫酸無添加。
※バスケットプレス=ぶどうの種をつぶさない繊細な抽出方法

〇ぶどうについて
マスカット・オブ・アレキサンドリアを100%使用しています。2022年は天候に恵まれぶどうの状態が非常によく、12月26日に収穫しました。
旨味がぎゅっと詰まったとても美味しいワインに仕上がりました。

〇ネーミングについて
新緑の季節、ぶどう畑にいるととても心地が良くて、ついつい寝転びたくなります。
一休みしようと、ぶどうの木々の下に身を任せると、温かな光が降り注いできます。
その瞬間は、畑仕事の合間ということも忘れて、ワインが恋しくなってきます。
こもれびのなかで、ワインを楽しむことができたら、とても幸せな気持ちになるだろう。
そんな私の想いから、今回のワインは「こもれび」と名付けました。
折しも季節は秋へと移ろい、屋外で過ごしやすくなりました。
太陽のぬくもりのなか、この「こもれび」を味わっていただければ嬉しいです。

〇ワインラベルのこと
ぶどう畑で寝転んだ際に、目に飛び込んでくるぶどうの葉をモチーフにして、アートスペース油亀さんに、デザインを考えていただきました。太陽の恵みを受けてすくすくと成長するぶどう。その葉のカタチを知る人は、あまりいないかもしれません。自然の光のなかでみるぶどうの葉は、光を浴びてきらめき、とても美しい。今回の「こもれび」は、ぶどうの葉をラベルのデザインにすることで、ぶどうという植物の魅力に、少しでも触れていただけたらという想いを込めました。

〇楽しみ方
醸造では、ワイン本来の香りや味わいを最大限に引き出すため、「無濾過」で瓶詰めをしています。
そのためボトルの中には大小の澱や濁りが含まれます。これらはワインに旨味が詰まっていることの印であり「美味しさが見える」状態であると言えます。
大きい澱が多く見られるワインもございますが、すべてぶどう由来の成分や酵母が固着したもので、ご飲用いただいても問題はございません。
気になる場合は瓶底に静かに沈めて、澱が入らないようにゆっくりとグラスにワインを注ぎお楽しみください。
GRAPE SHIPのナチュラルワインは、製造から販売まで温度管理しております。
お買い上げ後は気温の変化などによる品質の劣化を防ぐために、14度以下の冷暗所で、ボトルを立てたまま保管するのがおすすめです。
ワインセラーがないご家庭では、冷蔵庫の野菜室で保管すると、美味しく味わえる期間をより長く保つことができます。
引用:GRAPE SHIP

mellow 2024 ブルーラベル

2790円(税込)

タイプ 白ワイン
品種 マスカット オブ アレキサンドリア 100%
葡萄産地 岡山県倉敷市
Alc      9.6%
醸造所 GRAPE SHIP(岡山県倉敷市)
SNS @grapeship
特徴 ◆無添加◆無濾過◆白桃系◆フルーティー◆にごり

やや緑がかったフレッシュなイエローの色合い。
グラスに注ぐと開栓直後からフルーティーなマスカットの香りが広がります。
優しい酸味と豊かな果実味が調和し、ほんのり感じられる苦みが余韻を心地よく長く引き立てます。
バランスの取れた白ワインで、ぜひお食事とともにお楽しみください。

作り手さんより
〇味わいについて
干し草や麦わらの青い香りから少し経つと白桃やマスカット、かりんやライチなどのフレッシュなフルーツの香りが立ちます。
液体の旨味の中に柑橘の苦みもありふくよかな味わいです。

〇醸造について
ぶどうの産地、倉敷市船穂町で有機農法で育てたマスカット・オブ・アレキサンドリアだけを使用。
果実を丸ごとステンレスタンクで2週間醸し発酵後プレス。
半量はステンレスタンクで熟成。
半量はホーロータンクにmellow2024ピンクラベルで出た搾った果皮を入れて3週間漬け込み再度プレスし熟成。
12月に2つをブレンドし瓶詰め。マスカット・オブ・アレキサンドリアの個性を出したく醸し発酵後に果皮を再度漬け込むことにチャレンジしました。
清澄剤不使用、亜硫酸無添加。

〇ぶどうについて
ぶどうの産地、倉敷市船穂町で有機農法で育て、9月中旬に収穫したマスカット・オブ・アレキサンドリアを使用しています。
梅雨時期に発生した病気が雨が上がるまで続いたため、ぶどうが痛み収穫量が大きく減りましたがその後天気が回復し健全に収穫できたぶどうを醸し発酵に使用しました。 

〇ネーミングについて
子どもの頃によく飲んでいた炭酸飲料。
シトラスの味わいに衝撃をうけた飲み物に、「メロー」という言葉が使われたものがありました。
大人になっても忘れられないほど、思い出に残っています。
私が醸したこのワインも、「またあのワインが飲みたい」と思い出してもらえたならと願ってやみません。
この言葉は、果物が熟している様子、香りや甘みが豊かな様子、或いはお酒を飲んで陽気になったり、寛いだ気持ちになることも意味します。
このワインを手にとってくれた人の思い出に残ってほしい。
熟したぶどうから生まれたワインを飲んで陽気な気持ちになり、寛いだ時間を過ごしてほしい。
そんな想いをこめて「mellow」と名付けました。

〇ワインラベルのこと
ラベルのデザインは「朱」に引き続き、アートスペース油亀さんにお願いしました。
私の娘を描いたこのラベルには、「見守る」という意味が込められています。
手に持つスコープで、彼女は様々な光景を見守っています。
ぶどう畑の様子、ワインの醸造の様子、ワインを飲んで楽しんでいる人の様子。
名前の通り、たくさんの人々が「mellow」な気持ちになっているか。
陽気になって寛いで、心地よい時間を過ごしているかを、スコープを通して見守っています。
今年はガスが無く、いつもとは違ったスタイルのためピンク色に仕上げました。

〇楽しみ方
醸造では、ワイン本来の香りや味わいを最大限に引き出すため、「無濾過」で瓶詰めをしています。
そのためボトルの中には大小の澱や濁りが含まれます。これらはワインに旨味が詰まっていることの印であり「美味しさが見える」状態であると言えます。
大きい澱が多く見られるワインもございますが、すべてぶどう由来の成分や酵母が固着したもので、ご飲用いただいても問題はございません。
気になる場合は瓶底に静かに沈めて、澱が入らないようにゆっくりとグラスにワインを注ぎお楽しみください。
GRAPE SHIPのナチュラルワインは、製造から販売まで温度管理しております。
お買い上げ後は気温の変化などによる品質の劣化を防ぐために、14度以下の冷暗所で、ボトルを立てたまま保管するのがおすすめです。
ワインセラーがないご家庭では、冷蔵庫の野菜室で保管すると、美味しく味わえる期間をより長く保つことができます。
引用:GRAPE SHIP

mellow 2024 ピンクラベル

2790円(税込)

タイプ 白ワイン
品種 マスカット オブ アレキサンドリア 100%
葡萄産地 岡山県倉敷市
Alc      9.7%
醸造所 GRAPE SHIP(岡山県倉敷市)
SNS @grapeship
特徴 ◆無添加◆無濾過◆白桃系◆フルーティー◆にごり

やや緑がかったフレッシュなイエローの色合い。
グラスに注ぐと開栓直後からフルーティーなマスカットの香りとミルクティーのような香りが広がります。
優しい酸味と豊かな果実味が調和し、ほんのり感じられる苦みが余韻を心地よく長く引き立てます。
バランスの取れた白ワインで、ぜひお食事とともにお楽しみください。

作り手さんより
〇味わいについて
グラスに注ぐとフレッシュなマスカット香が立ち上がり、その中に白い花やハーブなどのすがすがしさ、樽由来のバターの香りをほのかに感じます。
またヨーグルトのようなやわらかい酸に少し粘性もあり心地よい余韻があります。

〇醸造について
ぶどうの産地、倉敷市船穂町で有機農法で育てたマスカット・オブ・アレキサンドリアだけを使用。
果実を丸ごとプレス機にて搾汁し、ステンレスタンクで発酵。
後に半量はホーロータンク、半量は樽にて熟成。
3月にブレンドし瓶詰め。
今年はチャレンジとしてスティルタイプのワインに仕上げました。
清澄剤不使用、亜硫酸無添加。

〇ぶどうについて
ぶどうの産地、倉敷市船穂町で有機農法で育て、9月上旬に収穫したマスカット・オブ・アレキサンドリアを使用しています。
梅雨時期に発生した病気が雨が上がるまで続いたため、ぶどうが痛み収穫量が大きく減り、例年と同様に厳しい暑さが続いたため糖度は上がりより熟したぶどうが収穫できました。

〇ネーミングについて
子どもの頃によく飲んでいた炭酸飲料。
シトラスの味わいに衝撃をうけた飲み物に、「メロー」という言葉が使われたものがありました。
大人になっても忘れられないほど、思い出に残っています。
私が醸したこのワインも、「またあのワインが飲みたい」と思い出してもらえたならと願ってやみません。
この言葉は、果物が熟している様子、香りや甘みが豊かな様子、或いはお酒を飲んで陽気になったり、寛いだ気持ちになることも意味します。
このワインを手にとってくれた人の思い出に残ってほしい。
熟したぶどうから生まれたワインを飲んで陽気な気持ちになり、寛いだ時間を過ごしてほしい。
そんな想いをこめて「mellow」と名付けました。

〇ワインラベルのこと
ラベルのデザインは「朱」に引き続き、アートスペース油亀さんにお願いしました。
私の娘を描いたこのラベルには、「見守る」という意味が込められています。
手に持つスコープで、彼女は様々な光景を見守っています。
ぶどう畑の様子、ワインの醸造の様子、ワインを飲んで楽しんでいる人の様子。
名前の通り、たくさんの人々が「mellow」な気持ちになっているか。
陽気になって寛いで、心地よい時間を過ごしているかを、スコープを通して見守っています。
今年はガスが無く、いつもとは違ったスタイルのためピンク色に仕上げました。

〇楽しみ方
醸造では、ワイン本来の香りや味わいを最大限に引き出すため、「無濾過」で瓶詰めをしています。
そのためボトルの中には大小の澱や濁りが含まれます。これらはワインに旨味が詰まっていることの印であり「美味しさが見える」状態であると言えます。
大きい澱が多く見られるワインもございますが、すべてぶどう由来の成分や酵母が固着したもので、ご飲用いただいても問題はございません。
気になる場合は瓶底に静かに沈めて、澱が入らないようにゆっくりとグラスにワインを注ぎお楽しみください。
GRAPE SHIPのナチュラルワインは、製造から販売まで温度管理しております。
お買い上げ後は気温の変化などによる品質の劣化を防ぐために、14度以下の冷暗所で、ボトルを立てたまま保管するのがおすすめです。
ワインセラーがないご家庭では、冷蔵庫の野菜室で保管すると、美味しく味わえる期間をより長く保つことができます。
引用:GRAPE SHIP

生産者の想い ― 松井一智 氏

GRAPE SHIP 株式会社代表であり、ヴィニュロン(ぶどう栽培兼ワイン醸造農家)の松井一智氏は、関西でフレンチシェフとして勤務中、ワインと料理の探求のため渡仏。現地でナチュラルワインの世界に出会い、大きな感銘を受けます。帰国後は醸造家を目指し、地元岡山県倉敷市で130年の歴史を誇るマスカット・オブ・アレキサンドリアの栽培を学びました。

2012年に新規就農し、2017年にはワイン醸造家・大岡弘武氏のワイナリー立ち上げに従事。同年、ワイン用マスカット・オブ・アレキサンドリアの収穫に成功しました。そして2019年、初めてのナチュラルワイン「M」をリリース。2021年にGRAPE SHIP 株式会社を設立し、自社醸造所を完成させました。

瀬戸内の大地と太陽の恵み、そして松井一智氏の情熱が生み出す GRAPE SHIP のワイン。ぜひ一度、その味わいを体験してみてください。

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