日本ワインと料理のペアリング|デラウェア編

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日本の夏を彩る“デラウェア、いまワインシーンの注目を集めています”

デラウェアは、夏の味として私たちに馴染み深いフルーツです。小粒で甘く、種がないことから、手軽に楽しめる“おやつぶどう”として長年愛されてきました。

しかし近年、このデラウェアがワイン用ぶどうとして、ひそかなブームを巻き起こしているのをご存じですか?

その爽やかな酸味と香り、軽やかな飲み口が、造り手たちの創造性を刺激し、新たな可能性を生み出しています。

この記事では、デラウェアの日本における知られざる歴史から、多様なワインスタイル、そして食卓を豊かにするペアリングの秘訣まで、その魅力を余すところなくご紹介します。


【デラウェアの日本上陸:150年の物語】

デラウェアが日本に渡ってきたのは、明治5年(1872年)のこと。アメリカ・オハイオ州で発見されたこの品種は、寒さや病害に比較的強く、当時の日本の風土にも適応しやすい特性を持っていました。

試行錯誤の栽培を経て、昭和30年代に【ジベレリン処理】という画期的な技術が登場。これにより種なしぶどうとして商品化が進み、デラウェアは「おやつぶどう」として一気に全国に広まりました。

現在では、山形県をはじめ、山梨、大阪、奈良、島根、香川など、全国各地で栽培されています。


「種が語る、旨味の深さ」

長らく生食用として親しまれてきたデラウェアですが、その個性がワイン造りにおいても再評価されています。

ワイン用で使用するのは主に【ジベレリン処理】を行わない【種ありデラウェア】です。

種と共に醸造を行うことで、ワインにコクと旨味と与えます。

デラウェア特有の爽やかな酸味とマスカットのような香り、そして軽やかな飲み口。これらは、日本の気候風土や食文化に寄り添うワインとして、高いポテンシャルを秘めています。

  • オレンジワイン(皮と種と一緒に発酵させたスタイル)
  • 辛口のフレッシュな白ワイン
  • 華やかでドライなスパークリング

など、多彩な表現が可能で、自然派ワインの造り手たちからも熱い注目を集めています。


【ペアリングのポイント:デラウェア×料理】

デラウェアワインは“軽やか・香り高い・親しみやすい”三拍子が揃った、まさに食卓の万能選手。
その魅力を最大限に引き出すペアリングのコツをご紹介します。

1. 酸味が料理を「引き締める」

強すぎない酸味が「デラウェア」の特徴。油分の多い料理との相性は抜群です。

  • 揚げ物・油料理に
     唐揚げ、天ぷら、フリットなどに。酸味が脂をさっぱりと洗い流し、後味すっきり。
  • 濃厚な料理に
     バターソテーやクリームチーズ系の料理も、酸の効果で飽きがこず、軽やかな余韻に。

2. 香りで楽しむ「相乗効果」

甘やかで、ジューシーな香りが特徴的なデラウェアは、エスニック料理との相性が良く、様々なシーンでペアリングを楽しめます。

  • ハーブ系
     バジルやミントの効いた冷製パスタ、サラダに合わせれば、清涼感が際立ちます。
  • スパイス系
     白胡椒、生姜、柚子などとの組み合わせは、エスニックや和風冷菜にも◎。

【具体的なペアリング例】

ワインスタイル相性のよい料理
やや甘口タイプ鶏の照り焼き、酢豚、八宝菜、生春巻き、ブルーチーズ
しっかり辛口白身魚のカルパッチョ、冷しゃぶ、和食(だし巻き卵)、モッツァレラチーズ
オレンジタイプ発酵食品、キムチ、味噌系の煮物、焼きナス、ごぼうサラダなど

【まとめ:日常の一杯に“デラウェア”という選択を】

デラウェアワインは、日々の食卓に寄り添う柔軟さと、どこか懐かしくも新しい風味が魅力。酸味や香りを活かせば、和・洋・中・エスニックを問わず、様々な料理にマッチします。

かつて“おやつのぶどう”だったデラウェアが、いまワインとして新たな可能性を見せている──。
この夏、ぜひあなたの食卓でも、デラウェアワインを再発見してみませんか?

オススメのデラウェアワイン

LAND. 2023 Limited Edition / ランド 2023

4000円(税込)

タイプ アンバー (オレンジワイン)
品種 デラウェア100%
産地 山形県
Alc      12.7%
醸造所 Fattoria AL FIORE(宮城県川崎町)SNS @fattoriaalfiore
特徴 ◆無添加◆野生酵母◆柑橘香◆ジューシー◆酸味

宮城県川崎町にある【Fattoria AL FIORE】目黒さんから
亡き意思を継いだ特別なオレンジワイン「LAND2023」のご紹介です!
にごりまじりの濃い橙色。シュワっと爽快な微発泡!
醸し由来の酵母感とボタニカル香が広がり、果実の旨味がしっかり感じられます。
飲み始めの印象はカチッと硬さがありますが、徐々に空気に触れほどけていくようなイメージです。
甘やかな香りとアプリコットのような味わい。まろやかに変化していきます(^^)
最初はやはり冷やし目で、少し温度をあげ果実味を楽しんで頂きたいと思います!

作り手さんから
〇この『LAND2023』について
2021 年2月 15 日、安藤 陸くんを偲ぶ会で、一部のみなさまにお渡したこのワインは、陸くんが 2021 年3月に、Fattoria AL FIORE を卒業して、海外でさらなる経験値を積むため、一つの
ステップとして、彼自身だけの手で仕込んだ特別な cuvée でした。
しかしながら、不幸にも突然の病により、年末に倒れ、2021 年1月 11 日に他界いたしました。
募る想いはさまざまありますが、彼の今後や展望を、いつも明るくいろんな人に話していたことが、つい昨日のことのようで、本当に残念でなりません。
彼の身体から魂は抜けてしまいましたが、どこかできっと、いつものように、笑っていて、私たちを見守ってくれながら、また生まれ変わって、どこかで会えることを信じています。
今までも、そしてこれからも変わらず、アルフィオーレスタッフの一員として、陸くんの LAND は、毎年、私目黒が仕込み続けていきます。
テクニカルについては、毎年私なりにぶどうと陸くんとの対話で、その年のベストで仕込んでいくものですが、2023 年の仕込みに関しては、彼の生前の仕込みをトリビュートしながらも、年々進化するアルフィオーレ理論を交えて、よりバージョンアップした仕込みのオレンジデラウエアに仕上げております。
2022 ヴィンテージは、なかなか状態が安定していないため、先に 2023 ヴィンテージからのリリースに至りました。
それはきっと、彼が今ここにいても同じ結果だと思っております。
本来であれば、命日にリリースさせてあげたいのですが、いかんせんワインも陸くんも、なかなかな難しい生き物でして、リリースのタイミングがずれてしまうことをお許しください。
Winemaker _ Riku Ando supported by Hirotaka Meguro

〇楽しみ方について
味わい :夕張メロン、生姜、和三盆、リコリス
シーン :夕暮れ時の乾杯や、食後にゆっくり楽しむ
温度帯 :10~16℃ 幅広い温度で楽しめます
グラス :チューリップ型のグラス
お料理 :鮪のタタキ、茄子の甘辛煮、中華料理全般
飲み頃 :今~2030 年
飲みきり:抜栓から 1 週間ほど

〇ぶどうについて
Grapes growers _ Budou to Ikiru, Yuichiro Iwase 

〇ラベルデザイン
Label Ushiogami(Made in kawasakimachi)

引用:Fattoria AL FIORE

NOB's Fields 2024 白

2970円(税込)

タイプ ペットナット微発泡
品種 デラウェア99%他
産地 山形県高畠町 
Alc      11.5%
醸造所 GRAPE REPUBLIC 
醸造 NOB's Fields (山形県山形市) SNS @nobsfields
特徴 ◆無添加◆無濾過◆自然酵母◆桃の香り◆酸味、苦み◆851本

ライトイエローのにごりに、やわらかく弾ける泡が心地よい微発泡ワイン♪
香りは白桃を思わせるジューシーな果実感が広がり、余韻にはほのかに柑橘のニュアンスが感じられます。
味わいはほのかな甘みを帯びつつ、爽やかな酸味とほどよいほろ苦さが溶け合い、しっかりとした飲みごたえ。
よく冷やしていただけば、喉越しも軽快でつい杯が進みます。
乾杯の一杯にはもちろん、軽やかな前菜や野菜料理、さらにはシーフードとの相性も抜群です。

作り手さんから
〇コンセプトについて
私が栽培したブドウを原料とし、山形県の GRAPE REPUBLIC にて委託醸造したワインになります。
ワインの世話も醸造所のアドバイスを受けながら一緒に行いました。
小さなブドウ農家の民芸品です。

〇ぶどうについて
デラウェアは除草剤、化学肥料不使用。
使用農薬は石灰硫黄合剤、ボルドー液(園芸ボルドー、ic ボルドー 66d)
ロビンフッド(この年から樹の幹を食害する虫に対して殺虫剤を使用しています。これまで針金等を使い捕殺してきましたが、樹の幹の奥深く入ってしまった虫を捕殺できず樹が枯れることもあったため、針金等で捕殺できなかった場合のみスプレータイプの殺虫剤を樹の幹の食害箇所にスプレーし、虫を幹から取り除いています)
使用肥料は魚エキス。
ヴィニフェラ種1は%除草剤、化学肥料、殺虫剤不使用。
使用農薬は石灰硫黄合剤、ボルドー液(園芸ボルドー、ic ボルドー 66d)
使用肥料は魚エキス。

〇醸造について
2024年も2023年同様、暑い年だったためアルコールも 12%近くまで上がりました。
2023 年同様ダイレクトプレスにてシンプルに醸造しています。
ダイレクトプレスにて出てきた果汁に自園のデラウェアで作ったスターターを加えて発酵。
高温にならないよう管理し、発酵終了後、冷凍保存しておいた果汁を加えてボトリング。
瓶内での再発酵を狙いました。

〇味わいについて
白桃、アプリコット、バナナ、パイナップル等の香り、まだ甘味も感じられますが、口中でピチピチと感じる発泡感と、八朔のような酸味と苦味がワインをまとめています。
穏やかな優しい味わいです。抜栓二日目には心地よい伸びやかな酸味が感じられます。
よく冷やしてお飲みください。

引用: GRAPEREPUBLIC

2024 Déla Logique~ Sans egrappage et en Amphore ~

4510円(税込)

タイプ オレンジワイン
品種 デラウェア
葡萄産地 山形県上山
Alc 10.5%
醸造 Agri Cœur (山形・上山)SNS @agri_coeur
醸造場所  FATTORIA AL FIORE
特徴 ◆紅茶系◆酸味あり◆ワイルド感◆柑橘香◆ジューシー

山形・上山の『Agri‑Cœur』片寄さんから、しっかりとしたお食事にぴったりの赤ワインをご紹介します(^^)
ほんのりと濁りを帯びたダークレッドの色調が印象的。
香りはプルーンのような濃厚なニュアンスが広がり、まるでぶどうをぎゅっと搾ったかのような凝縮感あるアロマとしっかりとしたタンニンと酸味が感じられます。
口に含むと豊かな果実味があふれ、余韻にはほんのりと野性味も。深みのある味わいで、じっくりと楽しめる一本です。

作り手さんから
〇コンセプトについて
このキュヴェは、独立初年度である 2022 年から造り続けているシリーズです。
まだ 3 年ですが、その間に本当に多くの出来事がありました。
その年のブドウの表情、醸造環境、出会った人々、そして私自身の心の在り様が、幾重にも絡み合いながら、ワインという形で表
れてきたように感じます。
2022 年の初ヴィンテージからお飲みいただいている方には、きっとこの移り変わりを感じていただけることでしょう。
私にとってこのワインは、「自分の人生を味わう」ような、特別な一本です。
皆さまにも、その一杯の中に何かを感じ、楽しんでいただけたら嬉しく思います。

〇ぶどうについて
鶴岡市は、古くから山葡萄の自生地として知られ、その風土はこの特別な果実を育むのに最適な環境を作り出してきました。
栽培農家:若生 隆

〇醸造について
低農薬で育てたデラウェアを全房のままおよそ 10 日間、マセラシオン・カルボニック。その後、ピジャージュを加えながら約 39
日間にわたる長期マセラシオンを行いました。
今回は、AL FIORE 様より特別にアンフォラ使用のご提案をいただき、人生で初めてアンフォラによる醸造に挑戦しました。
さらに、例年よりも長めの熟成期間(7 カ月半)を設けたことで、全房発酵による梗のニュアンスとアンフォラによる深い複雑味
が調和した、唯一無二のワイン「Déla Logique(デラ・ロジック)」が生まれました。
亜硫酸塩:30ppm
補糖、補酸:なし
マセラシオン:39 日
ピジャージュ:数回


〇ラベルについて
初年度から使い続けているこのラベルは沢山の人たちに自然、農業そしてブドウ栽培を身近に感じて頂き、
癒しとなればいいなと思いラベルにしました。このラベルは、2022 年の初年度から変わらず使い続けているものです。
自然や農業、そしてブドウ栽培を、少しでも身近に感じていただき癒しとなれば嬉しいです。。

〇デラウェアワインへの想い
日本人が日本で、日本ワインを造るならば、日本の風土に根ざしたブドウでありたい。
近年の温暖化により、世界のワインは酸の不足という課題に直面しています。そんな時代の到来を見越していたかのように、
山葡萄は長い年月をかけて静かにその力を蓄えてきたのではないでしょうか。
このワインを通じて、日本人にはもちろん、世界の人々にも、日本の風土と自然の恵みを感じていただけたら嬉しいです。

〇ワインに関して
低亜硫酸で瓶詰め。暖かい場所での保管で瓶内の気体、液体の膨張。
また、残糖による多少の瓶内発酵も考えられますのでコルク浮きの可能性があります。
劣化につながることではございません。ご理解の上ご購入、保管くださいますようお願い申しあげます。
引用:Agri‑Cœur

キュベパピーユ デラウェア甕仕込み2023

4620円(税込)

タイプ オレンジワイン  
品種 デラウェア100%
葡萄産地 大阪府
Alc  11%
醸造所 島之内フジマル醸造所 (大阪・島之内)SNS @shimanouchi_fujimaru
特徴 ◆酸味しっかり◆辛口◆野生酵母◆杏香◆柑橘

「ワインを日常に」をコンセプトに、日本の原料のみを使用してワイン造りを続けるフジマル醸造所より、ワイナリーを代表するオレンジワインをご紹介いたします。
やや霞がかった黄金色の液体からは、柑橘系の爽やかな香りとともに、アプリコットのような余韻が感じられます。
口当たりにはわずかに重さがあり、果皮由来のほろ苦さとドライな酸味が特徴的。
ジワッと口中に広がる旨味が心地よく、スパイスやハーブを使った冷菜や、旨味がしっかり効いた濃い味付けの料理ともよく合います。
食事に負けないしっかりとした輪郭を持った一本なので、さまざまなペアリングを試したくなる魅力があります。

作り手さんから
〇ワインコンセプトについて
私たちはデラウェアがワイン用ブドウとしても優れた品種だと考えています。
大阪の自社畑で丹精込めて育てるデラウェアは房と果粒が小ぶりで、果皮が分厚くて種も多いため、旨味がギュッと詰まっています。
その魅力は華やかさや派手さではなく、滋味深く体に染み込むような美味しさ。
その特徴をもっとも発揮するのがオレンジワインで、さらにクヴェヴリ(ジョージアでワイン造りに用いられてきた卵型をした粘土製の素焼きの甕)での熟成は相性が素晴らしいです。
このような考えのもと、私たちはこのキュベを FUJIMARU のフラッグシップワインとして作り続けています。

〇ぶどうについて
GW前後から開花・結実の時期にかけての断続的な雨に苦しめられた 2023 年。
幸いにも収穫の時期には天候に恵まれて健全なブドウを収穫することができましたが、熱帯夜のつづく状況を鑑みて完熟を待つよりも酸を残すことを強く意識しました。

〇醸造について
除梗破砕の後、樹脂の開放タンクで毎日1~2回ピジャージュしながら2週間の醸しながら自然発酵。
主発酵終了後、メンブレンプレス機で搾汁しフリーランとプレス分を合わせ、250L のクヴェヴリ 4 基で10ヶ月熟成。
200Lステンレスタンク 4 本に澱引き後さらに 1 か月熟成し、3 タンクのみアッサンブラージュして瓶詰。
残り1タンクは大阪 Whiteに使用。
亜硫酸塩は熟成時に30ppmのみ添加。

〇味わいについて
前ヴィンテージの 2022 年はできるだけクリアにして、濁りがもつ独特の旨味に頼らずにデラウェアの美味しさを最大限に表現することを目指しましたが、このヴィンテージはクリアにすると複雑味がなくなってスッキリしすぎてしまうため、あえて細かい澱を少し残しました。
日本ワインでは濁りのあるスタイルがかなり肯定的に受け入れられるようになり、ワインにおいても濁り=旨味という認識でむしろポジティブに考える方が増えました。
しかし、実際にはデラウェアのワインを世界へ発信していきたいと考えたとき、やはりクリアなつくりの方が広く受け入れられやすいのは確かです。
できる限りクリアなつくりを目指したいと考えていますが、それに執着はせずに、その年のブドウの質やワインの味わいに合わせて、澱の有無も含めた柔軟で自由な表現をしていきたいと考えています。

〇ヒトコト
「これがデラウェアのワイン?!」という驚きとともにデラウェアのポテンシャル
に感動してもらいたい、そんなオレンジワインです。

〇ご注意ください
フジマル醸造所のワインはすべて、酸化防止剤の添加を最小限にとどめています。温度変化にさらされますと品質劣化の恐れがございます、低温での管理(16度以下)をお願いいたします。
引用:FUJIMARU WINESHOP

Tabletop Delaware 2023

3300円(税込)

タイプ 白ワイン
品種 デラウェア100% 
葡萄産地 山形県置賜
Alc  11%
醸造所 清澄白河フジマル醸造所 (東京・清澄白河)SNS:@fujimaru_tokyo
特徴◆酸味しっかり◆無濾過◆野生酵母◆バランス型◆すっきり◆フルーティー◆

『ワインを日常に』をコンセプトに日本の原料のみでワインを造り続け、日本の食卓に寄り添うような味わいを目指すフジマル醸造所さんより気軽に楽しめる白ワインをご紹介致します!
綺麗なライトな黄色。
デラウェア由来の柑橘香と完熟りんごの様な香りを感じる事が出来ます。
酸味は清涼感があり、軽快でスムースに飲めてしまいます。
デラウェアを今絞ったようなフレッシュでふくよかなワイン(^^)
キンキンによく冷やしてお飲みください!

作り手さんから
〇ぶどうについて
山形県おきたま地区の農家さんから届いたぶどうで造りました。
23年はとても暑かったため例年よりも糖度がかなり高く、その代わり酸が控えめなのが特徴的でした。
昼夜の寒暖差があまりなかったことが原因で完熟していても着色があまり進まなかったそうです。
ぶどうを食べてみると明らかに例年にも増してとても甘く、キャラクターの違ったワインが出来上がるのが楽しみでもあり、今までにはない特徴に試行錯誤した年でもありました。

〇醸造について
TabletopDelaware を造る際に一番大事にしていることは果実味と酸とのバランスです。
23年のデラウェアは味わいに大きな変化のあった年でしたので、その年の味わいを醸造の段階でどのように微調整していくことができるかということを考えました。
大きく変化した味わいに焦るタイミングもありましたが、ワインの変化を見ながらゆっくりと待つことも大事だなと実感したヴィンテージでした。
様子を見ながら少しボトリング時期を遅らせ、最終的に雑味などもしっかりと落ち着いて味わいのバランスもクリアに感じられるようになりました。
今回は完熟デラ 2:青デラ 1 の比率でブレンドをしています。
ダイレクトプレスして開放タンクで 14 日間発酵、澱引きしながらステンレスタンクに移動ののちステンレスタンク熟成。
同じくステンレスタンクで熟成した青デラをボトリング前にブレンド。
その際 20ppm の亜硫酸を添加。

〇味わいについて
山形のデラウェアらしいライチやバナナのようなトロビカルで華やかな香りの広がり、口に含むと果実味と喉の奥できれいな酸を感じます。
Tabletop Delaware の特徴である華やかなアロマに果実味と心地よい酸の味わいを、2023 年もしっかり感じていただける一本です!

〇ご注意ください
フジマル醸造所のワインはすべて、酸化防止剤の添加を最小限にとどめています。温度変化にさらされますと品質劣化の恐れがございます、低温での管理(15度以下)をお願いいたします。

引用:FUJIMARU WINESHOP

Dela Fresca 2024 デラフレスカ2024

2970円(税込)

タイプ 白微発泡ワイン
品種 デラウェア 92% スチューベン 8%
葡萄産地 山形県産 
Alc      10.0%
醸造所 GRAPE REPUBLIC SNS @graperepublicinc
特徴 ◆酸化防止剤無添加◆無濾過◆自然酵母◆フレッシュ◆ジューシー

山形県南陽市にある、GRAPE REPUBLIC さんから、フレッシュな発泡ワインが届きました!
にごりのあるライトイエローに優しい泡立ちが映える美しい外観も魅力的。
香りは柑橘系、青りんごを感じることができます。
味わいは微かな甘さを含み、酸味と苦味がワインに程よい厚みを加えています。
よく冷やして、グビグビっと爽快感をお楽しみください!

作り手さんから
〇ぶどうについて
山形県産のデラウェアと少量のスチューベンを使用。

〇 醸造について
12-24時間スキンコンタクトの後プレスしたデラウェアをブレンド。
瓶詰め直前にダイレクトプレスのスチューベンもブレンド。
スチューベンは糖度が残っている段階でブレンドし、瓶内にて発酵を続ける。酸化防止剤無添加。

〇味わいについて
香りの印象から、名前通りのフレッシュさと品種由来のキャンディ香が感じられる。
味わいは、収穫したてのデラウェアそのものといった甘酸っぱさがありキレも感じられる。余韻には滓由来の旨味がワインの酸と共に柔らかに広がる。
クリーミーなテクスチャーの発泡が感じられるので、例年より ゆったりとしたシーンでもお楽しみ頂けます。

〇提供のオススメ
炭酸の爽快感や飲み心地の良さを最大限に楽しむには、冷蔵庫から取り出した直後、もしくは氷水に浸けてしっかり冷やしていただくのがおすすめです。
グラスは、飲み心地の良さを引き立てつつ、クリーミーな泡立ちを楽しめる口が少しすぼまった形のものがおすすめです。
また、大きさは手に馴染みやすく、持ちやすいものを選ぶとさらに快適です。

〇おすすめのお料理
フレッシュなフルーツの甘酸っぱい味わいに別系統の甘酸っぱさを加えて変化を持たせる。
油脂をしっかり感じる料理に炭酸で食べ心地を引き上げる。
・林檎とパクチーのサラダ(ヨーグルトを使ったドレッシングで)
・ 鶏と長ネギのオイルパスタ(仕上げに柚子の皮をおろすと◎)

〇ヒトコト
炭酸が強い抜栓当日に飲みきるのがオススメ。
製法上、抜をしたワインが吹きこぼれる可能性があるのでしっかり冷やして保管してください。
引用: GRAPEREPUBLIC

一杯のデラウェアが、夏の記憶にそっと寄り添い、食卓にやさしい風を運んでくれる。
旬のひと皿とともに、今日という日を少しだけ特別にしてみませんか。

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