【日本ワインの魅力 産地と品種編】

山形県のブドウ Uncategorized

最近、雑誌やメディアでよく見かける『日本ワイン』。

飲んでみたいけど何を選べばいいのかわからない!そんな方にお教えする2つのポイント!

1.産地  ~全国に広がる!日本ワインの名産地~

近年は全国各地にワイナリーが設立され、各地の気候風土と食事に合わせたワインが多くリリースされています!その中でも名産地と呼ばれる地域はこちら!

1.山梨県 

日本初のワイナリーが設立され、ワイナリー数も最多!100年以上続く老舗ワイナリーから新規ワイナリーが乱立している地域です。

甲州市、勝沼や塩山エリアにワイナリーが多く、代表品種は「甲州」を多く栽培しています。

老舗ワイナリーの長期熟成ワインや新規ワイナリーが作るペティアンと呼ばれる微発泡ワインなどジャンルが多くじっくり時間をかけて自分好みワインを探したい地域です。https://nachumaru.com/store/products/list?category_id=9

2.長野県

山梨同様、老舗ワイナリーと新規ワイナリーが多く、ワイナリー数も全国2位です。

桔梗が原エリア、千曲川エリア、日本アルプスエリアと気候風土の異なる3つの地域に適した葡萄品種を選び、スタイルの違った個性的なワインを作っています。

西洋品種に適した環境で特に「メルロー」を使用した赤ワインが世界的にも評価が高く、日本ワインビギナーの方でも美味しさが伝わりやすいと思います。試してみてください。https://nachumaru.com/store/products/list?category_id=23

3.山形県

デラウェア」や「マスカットベリーA」といった日本ワインを代表する品種の栽培量日本一。古くから果樹栽培の名産地で、現在は全国にワイン醸造用ぶどうを出荷しています。

庄内エリア、最上村山エリア、置賜エリアと山形も内陸と日本海側と大きく気候風土が県内で異なるため、ワインのスタイル、味わいも大きく異なっています。

老舗ワイナリーも多く、全国的にみても自然派ワイン(亜硫酸無添加、有機農薬使用、無農薬、減農薬などの環境配慮農法と醸造を行ったワイン)をリリースするワイナリーが多く、注目があつまり品薄状態が続く地方です。https://nachumaru.com/store/products/list?category_id=9

4.北海道

冬季は気温が極めて低く、ぶどうの樹が雪による凍害を受け無いよう樹を倒し雪の中に埋め冬眠させるなど、環境的に過酷な地域です。

寒い冬を乗り越え、近年の温暖化で寒暖差が生まれ、「ピノ・ノワール」の栽培に適した環境になりつつ変化しています。北海道産の「西洋品種」が今注目されています。

函館近郊エリア、余市仁木エリア、札幌石狩エリア、空知エリア、道北エリア、道東エリア、富良野道央エリアと広大な北海道ならではの全く異なる気候を活かしたワイン作りが特徴です。

現在、急速に新しいワイナリーが設立され、新規就農者や若い醸造家が集まっています。独創的で挑戦的なワインが多くリリースされていますが、生産本数が少なく、なかなか手に入りづらく『レアワイン』として扱われているものが多いです。https://nachumaru.com/store/products/list?category_id=7

5.大阪府

大阪もワイン製造100年以上の歴史ある都市。近年GI認証を受け再度、注目の地域です。豊富な食文化と共にワイン文化が根付いています。

大阪市中心街の都市型ワイナリー、柏原エリア、羽曳野エリアの老舗ワイナリーとタイプの異なるワイナリーが点在するのも特徴です。

古くから「デラウェア」の栽培が盛んで、国内では三番目の生産量を誇ります。「デラウェア」を使用した辛口で高品質なワインが有名です。

6.その他の地域

その他、多くの都道府県で個性あるワイナリー設立されています。改めて地方別で特徴をまとめていければと思っています!https://nachumaru.com/store/products/list?category_id=2

2.品種  ~日本ワインの代表的な品種と注目品種~

代表的な品種

デラウェア

 ぶどう本来の香りを活かしつつ、心地よい伸びやかな酸味が特徴です。白ワインとして醸造されるのが一般的ですが、最近は全国の醸造家が日本ワインらしい個性的な表現として使用することが多く、オレンジワインや濁り、微発泡の王冠ワインなど様々なスタイルで醸造されています。中でも山形県で育ったデラウェアが代表的です。https://nachumaru.com/store/products/detail/68

甲州 

 日本固有の白ワイン品種。爽やかで柑橘系の香りと程よい苦みを持ち、酸味はまろやかで軽やかなワインが多いです。最近ではスキンコンタクトを行い、コクと果実味を強めたオレンジワインも多くリリースされています。https://nachumaru.com/store/products/detail/61

ヤマソーヴィニヨン 

 山ブドウとカベルネ・ソーヴィニヨン種を交配した赤ワイン品種で、味わいは山ブドウの持つ野性味ある土の香りとすっきりした酸味も持ち、中心に重厚な飲みごたえを感じることが出来ます。長期熟成に向いているのでヴィンテージワインを狙ってみるのもおススメです!https://nachumaru.com/store/products/detail/64

ピノ・ノワール 

 高級赤ワインの原料品種として有名。日本でも多くのワイナリーが栽培しています。鮮やかで澄んだ赤色。香りは華やかで慎ましく、滑らかなタンニンと口当たりが特徴です。往年、日本では栽培条件が合わず、早熟になってしまう問題がありましたが、各地で編み出された手法を用いて、日本でも美味しいピノ・ノワールがリリースされるようになりました。https://nachumaru.com/store/products/detail/57

メルロー 

 長野県が名産地とされ、長期熟成により濃厚な旨味と落ち着いた酸味を有した赤ワインが人気です。他にも、山形県産メルローのワインは果実味が豊富で柔らかいタンニン、樽のニュアンスがバランス良く渋いワインが苦手な方にもおすすめです。

ナイアガラ

 マスカットを連想させる甘く華やかな香り。生食でも人気でフルーティーかつ辛口な白ワインに仕上がります。酸味の表現が様々なので酸っぱく感じるものから甘いものまで。ラベル表記の辛口か甘口を確認してお買い求めください。https://nachumaru.com/store/products/detail/19

シャルドネ 

 全世界で栽培され、ファンも多い白ワイン品種。程よい苦みと丸みのある果実味が特徴です。生産者のテクニックや畑の状態が飲み手に伝わりやすいと思います。ワインビギナーで樽やワインの特性を感じたい方におススメです!https://nachumaru.com/store/products/detail/5

ソーヴィニヨン・ブラン 

 全国的に広く栽培されていますが、栽培困難地も多く表現も様々です。青くフレッシュな果実の香りと、芯を研ぐような酸味が特徴の白ワイン品種です。関西、信州は果実にボリューム感があり酸味で締める印象。北日本はシャープな酸味が先行して、後追いで旨味が舌を押すような印象です。ソーヴィニヨン・ブランのみを集めて飲み比べなんていいですね!https://nachumaru.com/store/products/detail/11

マスカット・ベリーA 

 MBAとも呼ばれ、日本の風土に合わせた交配種で病虫害に強い日本のを代表する赤ワイン品種です。ベリーの華やかな香りと、滑らかなで強すぎないタンニンが特徴です。一次発酵で軽く仕上げたり、樽で長期熟成を行ったりと表現の幅が広いので、様々なMBAを試していただきたいです。https://nachumaru.com/store/products/detail/14

注目品種

アルバリーニョ 

 主に新潟県や北陸で栽培され、独自のミネラル感と濃厚な果実味が日本ワインのイメージを払拭し、急激に全国で広まりつつある白ワイン品種。スペイン イベリア半島北部が原産。雨に耐性があり、高温多湿な日本の気候でも高品質なぶどうが収穫できます。山形、三陸地方でも個性を溢れるワインが増えています!

タナ 

 タンニンの語源とされる濃い果実味が特徴な赤ワイン品種。皮が厚くて病気に強い。種の成熟度も日本の温暖な気候と相性が良いので、良質なぶどうが多く収穫できます。ヨーロッパに比較すると「軽い」と感じる方も多いですが、長期熟成したものや、醸し期間を延ばしたタイプなど、種類も増えています。注目を先取りしてみてはいかがでしょうか?

ミュラー・トゥルガウ 

 ドイツ、イタリアで人気の白ワイン用品種。北海道、東北地方で主に栽培され、爽やかな香りとキリッとした酸味が特徴です。近年は産地の気温上昇に伴い完熟りんごの様な蜜感やミネラル感も一層濃く表現されるようになりました。果実味と伸びやかな酸味のバランスが整ったワインが増えています。

プティ・マンサン  

 フランス南西部原産の白ワイン品種。成熟期が長く、濃厚な果実味と若々しい酸味、樽などの長期熟成にもバッチリです。気候変動がもたらす猛暑、多雨、降雪などの影響に耐え、病気にも強く、収穫量が多いのが特徴。日本ワインの未来を支える期待の品種です。

3.まとめ 

 いかがだったでしょうか?進化を続ける日本ワインですが、年々全国に新規ワイナリーが建ち、変化する日本の気候風土に合う品種も増えています。今回ご紹介しました産地、品種はごく一部です。是非、様々な産地、品種のワインを手に取って頂き、飲み比べをして色々な感想を持って楽しんいただければと思います。

この記事がきっかけで日本ワインにご興味もっていただけましたら嬉しく思います

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