スパイスにも合う日本ワインの楽しみ方|ナチュマルワインストア

ペアリング

最近では、スパイスカレーやタイ料理など、本格的なスパイス料理を家庭やレストランで楽しむ機会が増えていますよね。当店「ナチュマル」でも、専門店のシェフたちと共に、日本ワインとスパイスの相性を追求しています。

今回は、クミンやコリアンダーといったスパイスに合うワインの選び方をご紹介します。スパイスとワインの新しい楽しみ方を、ぜひ一緒に発見してみませんか?

スパイスにも合う日本ワインの楽しみ方

スパイスを使った料理は、風味豊かで私たちの食卓を彩りますが、ワインとのペアリングでさらにその魅力を引き立てることができます。特に、日本ワインは繊細で多様な風味を持ち、世界中のスパイスとも相性抜群です♪

1. クミン × オレンジワイン

クミンの温かく、香ばしい風味に対して、オレンジワインは非常に個性的なペアリングができます。オレンジワインは白ワイン用のブドウを赤ワインのように皮ごと発酵させるため、独特のタンニンと深いフレーバーを持っています。クミンの強い香りや風味を包み込むような構造のしっかりしたオレンジワインは、料理に複雑さを加えつつ、クミンの香ばしさを引き立てます。

  • おすすめポイント: デラウェアやピノグリのオレンジワインが持つ芳醇な香りと骨太なタンニンが、クミンを使った料理に良いアクセントを加えます。特に、モロッコ料理のクミンを使ったタジンや、クミン風味のローストラムと相性が良いです。

2. コリアンダー × 無濾過ペティアン

コリアンダーのフレッシュで柑橘系の香りには、自然な風味が楽しめる無濾過のペティアン(ナチュラルスパークリングワイン)が非常にマッチします。無濾過のペティアンは、通常のスパークリングワインよりも自然な発酵による微発泡が特徴で、よりナチュラルで生き生きとしたの風味が残っています。コリアンダーの爽やかさと無濾過ワインのフレッシュで野生的な酵母の香り、軽い泡が、料理全体をまとめてくれます。

  • おすすめポイント: 日本のナチュラルな生産者が作る無濾過ペティアン。特に柑橘系の風味や、少し酸味があるものが良いです。タイ料理のコリアンダーを使ったサラダや、春巻きメキシカンサルサ(パクチーのトッピング付き)にぴったりです。

3. ターメリック × シャルドネ

ターメリックはカレーの色づけにも使われ、ほんのりとした苦味と土っぽい風味が特徴です。これに対して、ややコクのあるシャルドネのような白ワインが合います。特に、バターやナッツのような風味を持つ樽熟成されたシャルドネは、ターメリックの複雑な風味を支え、料理全体をリッチな方向にまとめてくれます。

  • おすすめポイント: シャルドネが持つ乳酸発酵の香りはギーや澄ましバターにベストマッチ。インド料理のバターチキンカレーや、ターメリックを使ったライスと一緒にどうぞ。

4. ガラムマサラ × 赤ワイン(シラーまたはピノ・ノワール、北醇)

ガラムマサラは、シナモン、カルダモン、クローブ、ブラックペッパーなど、複数のスパイスをブレンドしたものです。非常に複雑な香りとスパイシーさが特徴で、これを引き立てるには、複雑な香りとスパイシーさを持つ赤ワインがよく合います。例えば、スパイス感のあるシラーや、軽やかで酸味のあるピノ・ノワールがガラムマサラの風味を引き立てます。

  • おすすめポイント: スパイシーな赤、または果実味と酸味のバランスが良い軽めの赤ワインがおススメ。ガラムマサラを使ったラム料理やビリヤニと合わせて。

5. 八角(スターアニス) ×甘い香りのワイン( 巨峰ワイン)

八角(スターアニス)に合わせるワインの選び方は、八角特有の甘くスパイシーで、リコリスやシナモンのような風味を引き立てることがポイントです。八角は台湾料理や中華風醤油煮込みの料理に多く使われ、特に肉料理との相性が良いです。紹興酒や熟成酒の様な巨峰ワインは馴染む様な相性です。

  • おすすめポイント: フルーティで甘い香りのある巨峰。五香粉を使用した台湾料理や中華料理が良く合います。

6. 花椒(ホアジャオ) × ロゼワイン

花椒は四川料理に使われる痺れるような「麻」の感覚を持つスパイスです。この痺れる辛さとロゼワインの軽やかな果実味が絶妙にマッチします。特にロゼワインの優しい酸味とタンニンが、花椒の痺れを程よく和らげつつ、バランスを取ります。

  • おすすめポイント: 軽めのロゼワインや甘口のワインも。四川料理の麻婆豆腐や火鍋と一緒にどうぞ。

7. シナモン × 赤ワイン(樽熟成マスカットベーリーA)

シナモンは甘く、スパイシーな香りを持つスパイスで、特にデザートや甘味のある料理に使われます。樽熟成マスカットベーリーAのようなしっかりとしたボディのある赤ワインが、シナモンの風味と良く合い、料理に複雑さを加えます。また、シナモンを使った甘辛い料理にも最適です。

  • おすすめポイント: 樽熟成マスカットベーリーA、カベルネ・ソーヴィニヨンのようなフルボディの赤ワイン。シナモンを使ったスパイス料理やビーフシチューと相性が良いです。

家庭での簡単なスパイス&ワインの組み合わせ提案

  1. クミンを使った料理 × オレンジワイン
    • クミン風味のチキンソテー: 鶏肉にクミンをまぶして焼くだけのシンプルな料理。オレンジワインのタンニンとスパイシーな香りが、クミンの独特の風味を引き立て、食欲をそそる組み合わせです。
  2. コリアンダーを使った料理 × 無濾過ペティアン
    • コリアンダーたっぷりのアジアン風サラダ: ライムとナンプラー、コリアンダーで作る爽やかなサラダに、微発泡の無濾過ペティアンが非常にフレッシュでリフレッシュ感を加えてくれます。

これらのペアリングは、どちらもスパイスの個性を引き立てつつ、ワインの特性を最大限に楽しめる組み合わせです。ぜひ家庭でもお試しください!

スパイスの役割

  • インド料理の場合 カレーには多様なスパイスが使われますが、主に以下のものがよく登場します:
    • クミン: ほのかな苦味と温かみのある香りが特徴。コリアンダー: 柑橘系の香りを持ち、ほのかに甘い。ターメリック: 鮮やかな黄色で、ほんのり苦味と土っぽい風味を与えます。ガラムマサラ: シナモン、カルダモン、クローブなどがブレンドされ、温かいスパイシーな風味が特徴。
    このような強いスパイスに対して、濃い目の白ワインを合わせてみると、酸味がバランスを取るため、重すぎずにさっぱりと楽しむことができます。
  • 中華(四川料理) 四川料理の代表的なスパイスには以下のものがあります
    • 花椒(ホアジャオ): 痺れるような感覚(麻)があり、独特の風味。唐辛子: 料理に「辣」(辛さ)を加える。八角やシナモン: より複雑な風味を加える際に使われる。
    花椒や唐辛子の辛さと、ロゼワインの果実味が組み合わさることで、辛味を引き立てつつも和らげてくれる効果があります。ワインの甘みが辛さを中和し、味覚のバランスを取ってくれるのがポイントです。

タイ料理の辛味について

タイ料理も確かに辛味が特徴的です。特にプリッキーヌ(小さな唐辛子)やレッドカレーペーストなどを使った辛味の強い料理が多くあります。しかし、タイ料理の特徴的な要素としては、辛味だけでなく、甘味、酸味、塩味、そしてハーブが絶妙にバランスを取り合っていることです。例えば、ココナッツミルクのまろやかな甘さや、レモングラスやバイマックル(ライムリーフ)の爽やかなハーブの風味が加わることで、辛味が単調にならず、複雑な味わいが楽しめるのが特徴です。

まとめ

インドや四川料理のようなスパイスが中心の料理には、それぞれ異なる辛味成分(カプサイシンや花椒)が関わりますが、辛味を引き立てるか、あるいはバランスを取るワイン選びが大事です。一方、タイ料理はハーブや甘味・酸味が重要な要素となり、そのため辛味に特化した料理とは少し違うバランスが要求されます。

ワインを選ぶ際には、辛さをそのまま楽しむのか、それとも少し抑えたいのかによって、選ぶタイプを変えてみるのも楽しいですよ。

今回の試したワインはこちら!

織‐Ori- 2023 千夢series

3500円(税込)

タイプ アンバー(オレンジワイン)
品種 デラウェア100%
葡萄産地 山形県上山
Alc  13.1%
醸造 千夢ワイナリー  (宮城・石巻) SNS:@sennoyume_winery
特徴 ◆無添加◆無濾過 ◆完熟感◆濃い旨味◆紅茶系

開栓すぐに完熟香、柑橘、ナッツの香りを感じ、一口含めばうま味と果実味がジワーっと広がります。
優しい酸味とコクがバランスよく、一度飲むと癖になる仕上がり。
冷やしてシャープに楽しむも良し、温度を少し上げてまったりと楽しむも良し!
是非、様々なお料理に合わせてお試しください(^^)

作り手さんから
〇仕上がりについて
2023年も【織】醸造の作法を踏襲し、さらにアンフォラ熟成と樽熟成に分けたことで、繊細な香りを残しつつ、しっかりとしたオレンジワインに仕上がりました。
熟成が進むにつれ適温が上がり、デラウェアの奥深い味わいを楽しめるようになります。
日常の食卓に上がることもある慣れ親しんだデラウェアですが、オレンジワインとしても
楽しんでいただきたい私達の大切にしたい葡萄です。

〇ぶどうについて
上山市の岩瀬さんが大事に育てたデラウェアを、より完熟を求め数回に分けて収穫。

〇醸造について
開放槽にて発酵。抽出の終わった果皮を取り除きながら長期マセラシオンし、最初の密閉熟成後、アンフォラとオーク樽に分け2つの熟成過程を経てボトリング。

〇味わいについて
しっかり時間をかけ磨きながら醸したデラウェアは、フレッシュな果実味とクリアな酸を感じ、リリース初期には少し冷やしてスッキリといただけます。

〇ラベルデザインについて
ラベルデザインは【天の川】のイメージを依頼したところ、月を止まり木に2羽の梟が仲良く
何かを見守っているように感じます。
皆様がそれぞれに想像しながらお飲みいただけると、一層おいしさも膨らんで来ると思います。
label Design,Japanese painting by Teru Yoshida

【千夢ワイナリー】について
千夢ワイナリーさんは宮城県石巻市にて2024年のワイナリー設立を目指し、2021年から宮城県のFattoria AL FIOREさんで委託醸造をされています。
現在、石巻市牡鹿半島 黒崎の自社畑に植樹し栽培もスタートしました。
醸造家であり代表の吉田さんは、様々な視点から生活の豊かさや福祉、雇用が抱える問題の一つの解決として耕作放棄地の開墾を行い「農」に行き着いたそうです。
土起こしからブドウ栽培、醸造まで、一貫して行う大注目のワイナリーです。

【ブドウについて】
千夢ワイナリーさんは山形県を中心に高品質ワイン用葡萄を栽培している農家さんの葡萄を使用し、醸造を行っています。
引用:千夢ワイナリー

2024  Pear Cider  ペアーサイダー

3300円(税込)

タイプ 洋ナシ ペットナット
品種 ラフランス70% リンゴ29% ネオマスカット1%
葡萄産地 山形県
Alc  7%
醸造者 TAKAHIRO WINE (茨城県下妻市)
SNS @takahiro.suzuki_wine1027
特徴 ◆無添加 ◆爽やか◆軽め◆フルーティー◆ジューシー◆651本

【TAKAHIRO WINE】さんから、洋ナシで作った爽やかなスパークリングワインがリリースです!
色合いは濁りあるレモンイエロー。
洋ナシとリンゴの香りが広がり、マスカット由来のフレッシュなニュアンスも感じられます。
酸味は柔らかく、心地よい泡立ちです。
美味しい山形の果実を堪能できる一本。
さっぱりとした味わいなのでお料理と相性抜群♪是非お試しください!

作り手さんから
〇果実について
ぶどうの購入の際もお世話になっている山形県上山の吉田果樹園さんから今回ご縁があり、一般の市場に出荷する事が出来なかった規格外のラフランスとふじリンゴを使用しています。
リンゴの収穫も一緒にさせて頂き、初めてのリンゴ収穫でしたがとても貴重な経験を経て、より一層愛着が湧いております。

〇醸造について
収穫して2ヶ月間ほど専用の冷蔵庫内で追熟させ、果実中の水分が程よく抜けて糖度が上がりきった後にラ・フランスとリンゴを破砕し、翌日にプレスを行いました。
発酵をスタートしたタイミングが寒い時期だったので、その分ゆっくりと発酵槽の中で果汁と澱が触れ合い、液体全体に旨みを抽出することができました。
そしてボトリング前にはネオマスカットの果汁を少し加え、マスカットの爽やかな風味もプラスしました。

〇合わせる料理は
料理のお供にはハーブなどを使用したサラダやフレッシュなチーズにも相性が良く、タルトケーキなどのデザートにも相性バッチリです。

〇ネーミングについて
ペアーサイダーとはラ・フランスの果汁を発酵させて醸造した発泡酒です。
今回初めてTAKAHIRO WINEとしてラ・フランスとリンゴをメインとしたペットナット仕込みのお酒を醸造しました。

〇ヒトコト
※こちらのワインは発酵が終わる前に瓶詰めをする田舎式で仕込んでいるため、抜栓時には強く噴く恐れがあります。
冷蔵庫で立てて 12 時間以上しっかりと冷やし、ボウルやシンクの中で一気に開栓せずにゆっくりとガスを抜きながら開けることをお願い致します。
濾過せずに醸造をしており、ビン底に酒石とオリが見られます。
由来の天然成分であり、飲んでも体に害はございません。ご安心してお飲みになれます。

〇【TAKAHIRO WINE】について
鈴木 隆博さんは長年都内の飲食店でソムリエとして勤務され、30歳の時にワイン造りを決意し渡豪。
行先は農薬をほとんど使用せずありのままの自然に寄り添い栽培、醸造を行う「SmallFry」にて1年間住み込みで研修されました。そこで得た経験をもとに地元 茨城県でワイナリーの設立を目標に2023年の4月から宮城県のFattoria AL FIOREさんで栽培、醸造、業務全般を研修されています。
故郷でのワイン作りを通し、地元食材の循環や県外からの観光など、地元に根付く既存のコミュニティを活性化させることで、生まれ育った茨城へ還元ができるのではと日々研修に励まれています。
引用:TAKAHIRO WINE

Chardonnay 2022 シャルドネ2022

3960円(税込)

タイプ 白ワイン
品種 シャルドネ100%
葡萄産地 山形県 
Alc     11.5%
醸造所 GRAPE REPUBLIC SNS @graperepublicinc
特徴◆無添加◆無濾過◆野生酵母◆優しい樽香◆蜜◆濃い柑橘

山形県の【GRAPE REPUBLIC】より、西洋品種100%の【シャルドネ】が新たにリリースされました!
グラスに注げば、濃いイエローの美しい色調。
香りには、しっかりとした樽香とともに、爽やかな柑橘、パイナップルのニュアンスが感じられます。
アルコールのボリューム感と穏やかな酸味が絶妙に調和しており、豊かな果実味が口いっぱいに広がるのが魅力です。
後味にはほのかなビター感があり、温度を変えることで、その複雑な味わいの変化もお楽しみいただけます。
空気に触れさせることで、まろやかさとふくよかさが一層引き立ちますので、ぜひ時間をかけてじっくりとご堪能ください♪

作り手さんから
〇ぶどうについて
山形県のシャルドネを100%使用。
〇 醸造について
シャルドネを全房圧搾後、アンフォラと樽に分け、アンフォラと樽で発酵。
60%アンフォラ熟成、40%樽熟成。
全て野生酵母にて自発的に発酵。
無清澄、無濾過、酸化防止剤等その他の添加物は不使用です。

〇味わいについて
香りは熟したフレッシュの林檎やメロンなどの肉厚なフルーツを基調にアカシアのハチミツやカスタードのニュアンスが混ざります。
味わいは、香り同様にフレッシュ。
酸味は穏やかで口当たり良く、余韻はドライでビターな後口が感じられます。

〇楽しみ方のご提案
ベースの酸味が穏やかで果実のフレッシュさも感じられるワインなので、冷蔵庫程度の冷たい状態から召し上がりはじめて頂くのがオススメ。
グラスはワインの果実のフレッシュな味わいを活かして楽しむなら小ぶりなもの、香りを一層楽しむならボウルの広めなものとグラスによって味わいの違いをお楽しみ頂けます。

〇お料理の提案
ワインの味わいを補完するような、酸味が利いた料理やワインのまろやかさが料理を食べ進ませるような、塩気のアクセントのある料理。
『鶏とキャベツのワインビネガー煮込み』
『生ハム&アボカド&クリームチーズで作る冷製パスタ』

〇ヒトコト
白ワインの「シャルドネ2022(Chardonnay 2022)」。
雨が多かった2022年のシャルドネを100%使用。
少し衝撃的な香りと味わいです。
いつもよりもクセのある個性的なシャルドネですので、ハマっちゃう方も多いです。
お料理と合わせるとよりワインの個性も引き立ち、おもしろいですよ。
ぜひ、自然派ワインがお好きな方へオススメです!!
引用: GRAPEREPUBLIC

バーダップワイン赤 sans SO2 ver.2022

2200円(税込)

タイプ 赤ワイン
品種 マスカットベーリーA他 
葡萄産地 山形県
Alc  12%
醸造所 酒井ワイナリー (山形・赤湯)
特徴 ◆軽め◆熟成感◆野生酵母◆シンプル◆無濾過

無添加バーダップシリーズから、待望の「赤 sans SO2 ver.」が新登場!
何と言っても特徴は、すーっと喉を通る軽やかで優しい飲み口。
濃い赤色の色合いに、タンニンの渋みと豊かな果実味が絶妙なバランスで調和しています。
口に含むと、ワインの旨味がじわーっと広がり、気がつけばボトルを空けてしまうほどの飲みやすさ。
少し冷やして爽やかに楽しむもよし、開栓後に時間をかけてゆっくりと果実味の変化を楽しむもよし。
どんなお食事にも合わせやすい万能な一本ですが、特におすすめは甘辛いタレを使った料理など、コクのある味わいとのペアリング。
ぜひお試しください。

作り手さんから
〇コンセプト
瓶詰時にSO2(亜硫酸)を添加していない数量限定ヴァージョンです。
年によって収量、原料ぶどう比率が変動するので、その年ごとの美味しさを是非お楽しみください。

〇ぶどうについて
生食ブドウ、マスカットベーリーAを使用。

〇醸造について
創業当時から無濾過・無清澄の伝統製法を貫き、フィルターを使用せず、タンク内で滓が自然に沈殿するのを待ち、上澄みだけをすくう方法でワインを仕上げています。
また、野生酵母のみで発酵させ、亜硫酸の使用も極限まで抑えるナチュラルな醸造が特徴。さらに、最後に残ったワインを一升瓶で澱とともに熟成させる独自の手法を取り入れています。

〇味わいについて
エッジに透明感のある淡いルビー。小梅、さくらんぼのジャム、甘草のアロマ。
アタックは穏やかで、苔桃や小さなベリーの瑞々しい果実味をキリリとした酸味が支えます。
やや冷やしめで飲みたい赤。

〇ご注意ください
酒井ワイナリーのワインは、酸化防止剤の添加を最小限にとどめています。温度変化にさらされますと品質劣化の恐れがございます、低温での管理(15度以下)をお願いいたします。

引用:酒井ワイナリー

2023 Aki Queen

4400円(税込)

タイプ ロゼワイン
品種 安芸クイーン 85%・MBA 7%・他3品種 8%
葡萄産地 岡山県産 
Alc      12%
醸造所 domaine tetta (岡山県哲多町)SNS @domaine_tetta
特徴 ◆野生酵母◆カシス◆熟成感◆果実味

岡山県新見市哲多町にある【domaine tetta】さん
今回は「安芸クイーン」のポテンシャルの高さを感じさせるロゼワインが到着です!
色味は鮮やかピンクで、チャーミングなベリー系の香りが広がります。
心地よい酸味がワイン自体にしっかりとした輪郭をつくり、まとまりある仕上がりです。
ボイルした野菜やジューシーな肉料理、煮込み料理、揚げ物と食事と一緒に楽しんでほしい一本です。

作り手さんから
〇ぶどうについて
樹齢7-25年年の安芸クイーンを使用。収穫日は2022年9月13日~11月30日。
2020VT を境にアキクイーンを本格的にワイン用で栽培するようになりました。
毎年向き合い続けていく中で新たなアイデアが生まれ、自由な醸造から個性を放ったワインが出来ました。
輸出を通じて海外でもアキクイーンが認知されるようになりました。
特に欧米での評価はとても高く、domaine tetta の新たな顔になれると大きな期待を寄せています。

〇 醸造について
除梗・破砕なし。ステンレス発酵槽を使用し、発酵後は瓶内熟成。
酸化防止剤15ppm使用しています。

〇味わいについて
ややオレンジがかったロゼ色。
アセロラ、ザクロ、ラズベリー、パッションフルーツ、フレッシュなイチゴジャムなど甘酸っぱく、ボリューム感のある香り。
甘さはなくドライな味わいで香りとのギャップがあります。
きれいな酸とビターな苦味のバランスが心地よく、香りと味わいの余韻がとても長いです。

〇今年の安芸クイーンについて
アキクイーンの個性を見極め、様々な造りに挑戦してきました。
22VTは敢えて揮発酸を出し、補酸をしない代わりに酢酸を味方に付けようと考えました。
そして 23VT ではシンプルにアッサンブラージュによるバランスの取り方へと変化しました。
シンプル故に難しく、多くの経験が必要になるのですが、また一歩前進出来たと感じています。

〇ご注意ください
亜硫酸塩の添加を極力控えておりますので稀に微発泡する可能性がございます。
またワインの抜栓時の温度や保管温度が高い場合も発泡する可能性がございますのでご注意ください。
ワインを瓶詰する際にワインの旨味成分や香りを極力除去しないために極粗目のフィルターで濾過しております。
その結果、ワインの濁りや識が瓶内に存在しています。
漂り、澱とも健康に影響を及ぼすものではございませんが、気になるようでしたら澱を一度舞わせてを立てて濃を沈殿させるかデカンタをご利用ください。
引用: domaine tetta

LaLaLa 2024

3790円(税込)

タイプ ロゼ発泡
品種 あずましずく100%(自社栽培)
葡萄産地 福島県会津美里町
Alc   10.5%
醸造者_Fattoria AL FIORE
栽培者_Grapes Hütte 福島県会津美里町 SNS @grapes_hutte
特徴 ◆無添加◆開栓注意◆ジューシー◆コクあり◆泡強め

福島県【Grapes Hütte】橋本さんより「LaLaLa 2024」が届きました!
自社畑のブドウを100%使用し、減農薬栽培によってブドウ本来のポテンシャルを最大限に引き出しています。
グラスから立ちのぼるのは、品種特有の甘やかな香り。そこに心地よい苦みと爽快な酸味が重なり、果実味あふれる仕上がりです。
開栓直後はやや還元的で、どこかラムネのような印象。時間が経つと、柔らかな口当たりとジューシーさが広がり、見た目の鮮やかさもあってグレープフルーツを思わせます。
「果実の美味しさをそのまま届けたい」という葡萄農家さんの思いが感じられる一本。
可愛らしいエチケットと鮮やかな液色は、贈り物にもぴったりです。
ぜひこの機会にお楽しみください!

作り手さんから
〇品種について
福島県オリジナルの食用品種「あづましずく』をワイン専用畑にて特別に栽培、醸造したワイン。瓶内一次発酵。

〇栽培について
あづましずくを一枚畑にてワイン専用に低農薬栽培。
レインカットにて雨から守りつつ、ブドウには袋掛けをせず日光を当てる事で果皮が厚みを増し、果皮由来の香りや素が増すように栽培。(元々果皮が薄い為)
2024年シーズンは猛暑であったもののあづましずくの生育は比較的順調に。
しかし収穫時期までは雨が少なかった為か、スズメバチの飛来数が多く次から次へと齧られていく状況。
スズメバチが飛び交う中、隙をつきながらという身の危険を感じる収穫に、来シーズンは袋掛け必須だと反省。今シーズンは収量437kgと生産量が作年の2/3に減りました。。

〇醸造について
手除し、二酸化炭素を満たしたタンク内の下1/3のみ破砕、残りは粒のまま冷蔵庫内へ。
6日後プレス、翌日澱引き。冷蔵庫内でゆっくり発酵。
仕込みから約3週間後にボトリング(瓶内一次発酵)
野生酵母使用、無補糖、無補酸、酸化防止剤不使用

〇味わいについて
グラスに注ぐとあづましずく由来の甘い香り。
飲み口はあづましずくを丸ごと口に含んだかのような果実感溢れる味わい、後味の優しい酸味が心地良く。
暑い季節や乾杯のワインとしてゴクゴクと思わず1本飲みきってしまう軽快さ。
昨年はプチプチとした優しい泡でしたが、今年は瓶内一次発酵を試したところ、冷やし方が甘いと吹き出すような強めの泡に。
冷蔵庫内で12時間以上よく冷やして、ゆっくり抜栓して下さい。
開けたては沈んでいた澱が舞います。澱が沈み少し落ち着いた味わいが好みの場合は再び栓をして半日程置いてから飲まれる事をお勧めします。

〇おすすめの料理
LaLaLaは一人で一本豪快に!また、お祝いの席からピクニック、海水浴等のレジャーシーンにも寄り添ってくれる1本です。
お料理は、筍ご飯、貴桃と生ハムのブッラータ、いなり寿司、揚げ出し豆腐、せり鍋、おでん、野菜の揚げ浸しなど

〇ラベルデザイン
2021年シリーズより、ラベルデザインも会津在住のデザイナー『ノガワアイ』さんに依頼。
自ら水彩で染めた紙を切り貼りする手法で描かれた作品。
描かれたモチーフや色はワインの味、香りも表現されています。

〇ヒトコト
「LaLaLa」に使用した【あづましずく】は私達の地域のオリジナル品種の葡萄です。
このワインを飲みながらこの地を感じる時間を過ごして頂けたらと思い造りました。
ワインを飲んでhalala」と思わず踊りだしたくなるようなワクワクした気持ちが込められています。
引用:GrapesHütte
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