秋の味覚であるキノコは、さまざまな料理に使える素材で、特に和食ではその豊かな風味と食感が楽しめます。これに合わせるワインとして、日本のワインは繊細な味わいが特徴で、キノコ料理の風味を引き立てるのにぴったりです。この記事では、キノコ料理に合う日本ワインの種類と、具体的なペアリングの提案をご紹介します。
キノコ料理に合う日本ワインの選び方
キノコは、種類によって風味が異なるため、ワインの選び方も工夫が必要です。
例えば、しいたけや舞茸のような濃い旨味が特徴のキノコには、しっかりとしたコクのあるワインが合います。一方、しめじやえのきのような軽めのキノコには、軽やかな白ワインがベストです。
日本ワインは、フランスやイタリアのような強い風味を持つワインとは異なり、食材本来の味わいを引き立てる繊細なものが多いのが魅力です。
キノコの種類別におすすめの日本ワイン
しいたけ料理 × 赤ワイン(メルロー)
しいたけの持つ独特の旨味や香ばしさは、しっかりした赤ワインと相性抜群です。特にメルローはタンニンが少なく、しいたけの土っぽい風味を引き立てます。赤ワインの酸味と果実味のバランスが良く、しいたけのグリルや煮物にぴったりです。
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Green Bell Farm メルロー 2022
3630円(税込)
タイプ 赤ワイン 品種 メルロー100% 産地 長野県須坂市 Alc 12.5% 醸造所 ナチュラルファーム・グレープアンドワイン(天使の羽ワイナリー・大阪府柏原市) 製造、販売 naname 栽培者 Green Bell Farm 鈴木洋二氏 @naname.yamanishi ※無濾過、無清澄 ※野生酵母(スターター) 大阪【naname 】山西さんより、酸味、果実味のバランスがエレガントなメルローがリリースです! 色味はややガーネットがかったブラックベリー系。 香りは青々しく、「これぞ!」といった日本のメルロらしさを存分に感じる事が出来ます! 味わいは伸びやかな酸味。完熟感のあるタンニンと果実味。 少し温暖さまで感じとれる味わいです! 大き目のグラスにたっぷり空気を含ませ、味わいの変化を楽しんで頂きたい一本です(^^) お料理は軽めのトマト煮込みやピーマンの肉詰めがおススメです! 是非お試しください! 作り手さんより 〇ぶどうについて 長野県須坂市Green Bell Farmさんのメルローを余すとこなく使って造ったGreen Bell Farm メルロー。 様々な経過を辿ったメルローをひとつにする。 このような造り方もその土地を表現する上でのまたひとつの価値観だと思います。10月10日収穫。 〇醸造について 除梗破砕後、メルローブラッシュの果皮と共に500lタンクで9日間のマセラシオン。 全房率 高めのメルローを投入し4日間マセラシオン。 後バスケットプレスで約8時間搾汁。 500lタン クで発酵。11月29日メルローブラッシュの澱投入、5月7日グラフテッドメルローの澱を投入。ピジャージュあり。ルモンタージュ1回。 スティラージュ(澱引き)は11月13日と瓶詰前日の2回。 瓶詰めは8月29日に行いました。 開放タンクで還元的な管理をし約6か月熟成。 その後、瓶内熟成。 SO2:添加なし メルローブラッシュの搾汁した後の果皮、全房率高めのメルローは補糖代わりに投入、メル ローブラッシュの澱、grafted merlotの澱 〇味わいについて 前半は長野のメルローだなとゆう印象で、後半はちょっと違うかな?といった印象です。 引用:naname
しめじ料理 × 白ワイン(甲州)
しめじは比較的軽めのキノコなので、軽やかな白ワインがよく合います。日本を代表する白ワインである「甲州」は、しめじの淡い風味を引き立てる繊細な味わいが特徴です。特に、甲州のスッキリとした酸味と和柑橘の香りは、キノコの和風パスタやリゾットなどに合います。
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吟果 甲州 2023
2750円(税込)
タイプ 白ワイン 品種 甲州100% 葡萄産地 山梨県 Alc 9% 醸造所 フジクレールワイナリー (山梨・勝沼)@fujiclair_wine 特徴◆野生酵母◆無補糖、無補酸◆無濾過◆酸味◆和柑橘◆飲みやすい◆軽め 2023年から「百年千年続くワイナリーへ」と持続可能な栽培、醸造へとブランドイメージを一新したフジクレールワイナリー。 今回は新ラベル第一弾のフジクレールシリーズをご紹介です! 色味はクリアなレモンイエロー。 味わいもスッキリ爽快! かぼすやユズの香り、ミネラル感、余韻の長い酸味も魅力的です。 軽やかな飲み口で様々なシーンで楽しめるニュートラルな一本♪ 和食や、さっぱりしたお食事に合わせてお試しください! 作り手さんから 〇ぶどうについて 山梨県内の契約栽培農家の中で、特に上質な甲州種のみを吟味し、丁寧に造り上げました。 〇醸造について 発酵後、「オリ引き」をせず、タンクで共に熟成させる「シュール・リー製法」にて醸造しました。 〇味わいについて 清涼感+凝縮された果実感も感じられるワインです。 フローラルで華やかなアロマと程よい酸味とミネラルが特徴です。 〇シリーズについて 「フジクレール」シリーズは、雄大な富士山の恵みと、豊かな山梨のテロワールを活かしたワインシリーズです。 葡萄の個性を最大限活かし、深みや味わいを加えることで、日本の食に合うワインを目指しております。 〇ラベルについて 「一富士二鷹三葡萄」 縁起が良く、古くは神のお告げとも言われた“初夢”をモチーフにした、日本らしさを感じるデザインに生まれ変わりました。 引用:フジクレールワイナリー
舞茸料理 × オレンジワイン(デラウェア)
舞茸の豊かな香りと濃い旨味とほのかな苦みは、コクのあるオレンジワインが合います。富んだ果実味を奥ゆかしい風味は、シンプルな舞茸のソテーや天ぷらとよく合い、芳醇な香りとほどよい酸味が料理をバランスよく引き立てます。
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織‐Ori- 2023 千夢series
3900円(税込)
タイプ アンバー(オレンジワイン) 品種 デラウェア100% 産地 山形県上山 Alc 13.1% 醸造所 Fattoria AL FIORE (宮城・川崎町) 製造者 千夢ワイナリー (宮城・石巻) SNS:@sennoyume_winery 特徴◆亜硫酸無添加◆無濾過 ◆完熟感◆濃い旨味◆紅茶系 開栓すぐに完熟香、柑橘、ナッツの香りを感じ、一口含めばうま味と果実味がジワーっと広がります。 優しい酸味とコクがバランスよく、一度飲むと癖になる仕上がり。 冷やしてシャープに楽しむも良し、温度を少し上げてまったりと楽しむも良し! 是非、様々なお料理に合わせてお試しください(^^) 作り手さんから 〇仕上がりについて 2023年も【織】醸造の作法を踏襲し、さらにアンフォラ熟成と樽熟成に分けたことで、繊細な香りを残しつつ、しっかりとしたオレンジワインに仕上がりました。 熟成が進むにつれ適温が上がり、デラウェアの奥深い味わいを楽しめるようになります。 日常の食卓に上がることもある慣れ親しんだデラウェアですが、オレンジワインとしても 楽しんでいただきたい私達の大切にしたい葡萄です。 〇ぶどうについて 上山市の岩瀬さんが大事に育てたデラウェアを、より完熟を求め数回に分けて収穫。 〇醸造について 開放槽にて発酵。抽出の終わった果皮を取り除きながら長期マセラシオンし、最初の密閉熟成後、アンフォラとオーク樽に分け2つの熟成過程を経てボトリング。 〇味わいについて しっかり時間をかけ磨きながら醸したデラウェアは、フレッシュな果実味とクリアな酸を感じ、リリース初期には少し冷やしてスッキリといただけます。 〇ラベルデザインについて ラベルデザインは【天の川】のイメージを依頼したところ、月を止まり木に2羽の梟が仲良く 何かを見守っているように感じます。 皆様がそれぞれに想像しながらお飲みいただけると、一層おいしさも膨らんで来ると思います。 label Design,Japanese painting by Teru Yoshida 【千夢ワイナリー】について 千夢ワイナリーさんは宮城県石巻市にて2024年のワイナリー設立を目指し、2021年から宮城県のFattoria AL FIOREさんで委託醸造をされています。 現在、石巻市牡鹿半島 黒崎の自社畑に植樹し栽培もスタートしました。 醸造家であり代表の吉田さんは、様々な視点から生活の豊かさや福祉、雇用が抱える問題の一つの解決として耕作放棄地の開墾を行い「農」に行き着いたそうです。 土起こしからブドウ栽培、醸造まで、一貫して行う大注目のワイナリーです。 【ブドウについて】 千夢ワイナリーさんは山形県を中心に高品質ワイン用葡萄を栽培している農家さんの葡萄を使用し、醸造を行っています。 引用:千夢ワイナリー
エリンギ料理 × ロゼワイン(安芸クイーン)
エリンギのシーフードに似た食感と旨味には、ロゼワインが最適です。ロゼワインの爽やかな酸味と果実味は、エリンギ料理を引き立てます。エリンギとロゼの組み合わせは、ハーブ、バターを使用したソテーやアヒージョに特におすすめです。
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Aki Queen 2022 / アキクイーン2022
3630円(税込)
タイプ ロゼ・オレンジワイン 品種 安芸クイーン 95% クイーンニーナ3% サニールージュ2% 産地 岡山県産 Alc 12% 醸造所 domaine tetta (岡山県哲多町) @domaine_tetta ※野生酵母 ※10度以下での保管をお願いします。 ※生産本数 7686本 ※除梗・破砕なし ※無補糖、無補酸、清澄剤未使用 岡山県新見市哲多町にある【domaine tetta】さん 『極力、人為的、機械的、介入を抑え、自然と共生するブドウ本来の素晴らしさを表現する』をコンセプトに 、遊び心たっぷりのエチケットで大人気なワイナリー♪ 今回は「安芸クイーン」のポテンシャルの高さを感じさせるロゼワインが到着です! 色味は鮮やかピンクで、完熟ぶどうを感じさせるフルーティーな香りが広がります。 キュッとした酸味が印象的で、チャーミングなベリー系とレモンやヴィネガーを連想させます! 酸味がワイン自体にしっかりとした輪郭をつくり、カチッとした仕上がりです。 ボイルした野菜やジューシーな肉料理、煮込み料理、揚げ物と食事と一緒に楽しんでほしい一本です。 最初は冷やし目でスタートをおすすめ致します(^^) 作り手さんから 〇ぶどうについて 樹齢6-24年の安芸クイーンを使用。収穫日は2022年9月30日~12月22日。 毎年向き合い続けていく中で新たなアイデアが生まれ、自由な醸造から個性を放ったワインが出来ました。 輸出を通じて海外でもアキクイーンが認知されるようになりました。 特に欧米での評価はとても高く、domaine tetta の新たな顔になれると大きな期待を寄せています。 〇 醸造について 除梗・破砕なし。ステンレス発酵槽を使用し、ピジャージュを行いました。 微生物の力を利用して揮発酸を敢えて出すことで、生食ブドウ本来の弱い酸を補っています。 香りには酢酸エチルの華やかさも感じられます。 発酵後は瓶内熟成。 酸化防止剤15ppm使用しています。 〇味わいについて ピンクがかった淡いオレンジ色。 香りのボリュームは大きく、パッションフルーツやアセロラ、シークワーサーやカボスなどの甘く爽やかな香り。 味わいに甘さが少しあり、強めの酸が特徴です。 アフターには果実味と旨味が酸と共にゆっくりと続きます。 〇今年の安芸クイーンについて 「2021 Aki Queen Macéré」よりも一段階進化しています。 このワインを飲んだ時に「生食ブドウだから良いワインは造れない」という概念が変わってきました。 毎年向き合い続けていく中で新たなアイデアが生まれ、自由な醸造から個性を放ったワインが出来ました。 輸出を通じて海外でもアキクイーンが認知されるようになりました。 特に欧米での評価はとても高く、domaine tetta の新たな顔になれると大きな期待を寄せています。 引用: domaine tetta
ワイン選びのポイント
キノコ料理に合わせるワインを選ぶ際のポイントは、「風味のバランス」を考えることです。
日本のワインは、土壌や気候の影響を受けて、自然な酸味と柔らかな口当たりが特徴です。
キノコの料理も、過度に味付けを強くしすぎず、素材の味を生かす調理法が合います。
ワインを選ぶ際は、使用するベースの調味料を考慮し、料理の味わいを崩さないよう、風味の強すぎないものを選ぶとよいでしょう。
ワインの選び方や、キノコ料理に合う新しいペアリングの提案があれば、ぜひコメントで教えてください。皆さんのアイデアもお待ちしております!