スパイスにも合う日本ワインの楽しみ方|ナチュマルワインストア

ペアリング

最近では、スパイスカレーやタイ料理など、本格的なスパイス料理を家庭やレストランで楽しむ機会が増えていますよね。当店「ナチュマル」でも、専門店のシェフたちと共に、日本ワインとスパイスの相性を追求しています。

今回は、クミンやコリアンダーといったスパイスに合うワインの選び方をご紹介します。スパイスとワインの新しい楽しみ方を、ぜひ一緒に発見してみませんか?

スパイスにも合う日本ワインの楽しみ方

スパイスを使った料理は、風味豊かで私たちの食卓を彩りますが、ワインとのペアリングでさらにその魅力を引き立てることができます。特に、日本ワインは繊細で多様な風味を持ち、世界中のスパイスとも相性抜群です♪

1. クミン × オレンジワイン

クミンの温かく、香ばしい風味に対して、オレンジワインは非常に個性的なペアリングができます。オレンジワインは白ワイン用のブドウを赤ワインのように皮ごと発酵させるため、独特のタンニンと深いフレーバーを持っています。クミンの強い香りや風味を包み込むような構造のしっかりしたオレンジワインは、料理に複雑さを加えつつ、クミンの香ばしさを引き立てます。

  • おすすめポイント: デラウェアやピノグリのオレンジワインが持つ芳醇な香りと骨太なタンニンが、クミンを使った料理に良いアクセントを加えます。特に、モロッコ料理のクミンを使ったタジンや、クミン風味のローストラムと相性が良いです。

2. コリアンダー × 無濾過ペティアン

コリアンダーのフレッシュで柑橘系の香りには、自然な風味が楽しめる無濾過のペティアン(ナチュラルスパークリングワイン)が非常にマッチします。無濾過のペティアンは、通常のスパークリングワインよりも自然な発酵による微発泡が特徴で、よりナチュラルで生き生きとしたの風味が残っています。コリアンダーの爽やかさと無濾過ワインのフレッシュで野生的な酵母の香り、軽い泡が、料理全体をまとめてくれます。

  • おすすめポイント: 日本のナチュラルな生産者が作る無濾過ペティアン。特に柑橘系の風味や、少し酸味があるものが良いです。タイ料理のコリアンダーを使ったサラダや、春巻きメキシカンサルサ(パクチーのトッピング付き)にぴったりです。

3. ターメリック × シャルドネ

ターメリックはカレーの色づけにも使われ、ほんのりとした苦味と土っぽい風味が特徴です。これに対して、ややコクのあるシャルドネのような白ワインが合います。特に、バターやナッツのような風味を持つ樽熟成されたシャルドネは、ターメリックの複雑な風味を支え、料理全体をリッチな方向にまとめてくれます。

  • おすすめポイント: シャルドネが持つ乳酸発酵の香りはギーや澄ましバターにベストマッチ。インド料理のバターチキンカレーや、ターメリックを使ったライスと一緒にどうぞ。

4. ガラムマサラ × 赤ワイン(シラーまたはピノ・ノワール、北醇)

ガラムマサラは、シナモン、カルダモン、クローブ、ブラックペッパーなど、複数のスパイスをブレンドしたものです。非常に複雑な香りとスパイシーさが特徴で、これを引き立てるには、複雑な香りとスパイシーさを持つ赤ワインがよく合います。例えば、スパイス感のあるシラーや、軽やかで酸味のあるピノ・ノワールがガラムマサラの風味を引き立てます。

  • おすすめポイント: スパイシーな赤、または果実味と酸味のバランスが良い軽めの赤ワインがおススメ。ガラムマサラを使ったラム料理やビリヤニと合わせて。

5. 八角(スターアニス) ×甘い香りのワイン( 巨峰ワイン)

八角(スターアニス)に合わせるワインの選び方は、八角特有の甘くスパイシーで、リコリスやシナモンのような風味を引き立てることがポイントです。八角は台湾料理や中華風醤油煮込みの料理に多く使われ、特に肉料理との相性が良いです。紹興酒や熟成酒の様な巨峰ワインは馴染む様な相性です。

  • おすすめポイント: フルーティで甘い香りのある巨峰。五香粉を使用した台湾料理や中華料理が良く合います。

6. 花椒(ホアジャオ) × ロゼワイン

花椒は四川料理に使われる痺れるような「麻」の感覚を持つスパイスです。この痺れる辛さとロゼワインの軽やかな果実味が絶妙にマッチします。特にロゼワインの優しい酸味とタンニンが、花椒の痺れを程よく和らげつつ、バランスを取ります。

  • おすすめポイント: 軽めのロゼワインや甘口のワインも。四川料理の麻婆豆腐や火鍋と一緒にどうぞ。

7. シナモン × 赤ワイン(樽熟成マスカットベーリーA)

シナモンは甘く、スパイシーな香りを持つスパイスで、特にデザートや甘味のある料理に使われます。樽熟成マスカットベーリーAのようなしっかりとしたボディのある赤ワインが、シナモンの風味と良く合い、料理に複雑さを加えます。また、シナモンを使った甘辛い料理にも最適です。

  • おすすめポイント: 樽熟成マスカットベーリーA、カベルネ・ソーヴィニヨンのようなフルボディの赤ワイン。シナモンを使ったスパイス料理やビーフシチューと相性が良いです。

家庭での簡単なスパイス&ワインの組み合わせ提案

  1. クミンを使った料理 × オレンジワイン
    • クミン風味のチキンソテー: 鶏肉にクミンをまぶして焼くだけのシンプルな料理。オレンジワインのタンニンとスパイシーな香りが、クミンの独特の風味を引き立て、食欲をそそる組み合わせです。
  2. コリアンダーを使った料理 × 無濾過ペティアン
    • コリアンダーたっぷりのアジアン風サラダ: ライムとナンプラー、コリアンダーで作る爽やかなサラダに、微発泡の無濾過ペティアンが非常にフレッシュでリフレッシュ感を加えてくれます。

これらのペアリングは、どちらもスパイスの個性を引き立てつつ、ワインの特性を最大限に楽しめる組み合わせです。ぜひ家庭でもお試しください!

スパイスの役割

  • インド料理の場合 カレーには多様なスパイスが使われますが、主に以下のものがよく登場します:
    • クミン: ほのかな苦味と温かみのある香りが特徴。コリアンダー: 柑橘系の香りを持ち、ほのかに甘い。ターメリック: 鮮やかな黄色で、ほんのり苦味と土っぽい風味を与えます。ガラムマサラ: シナモン、カルダモン、クローブなどがブレンドされ、温かいスパイシーな風味が特徴。
    このような強いスパイスに対して、濃い目の白ワインを合わせてみると、酸味がバランスを取るため、重すぎずにさっぱりと楽しむことができます。
  • 中華(四川料理) 四川料理の代表的なスパイスには以下のものがあります
    • 花椒(ホアジャオ): 痺れるような感覚(麻)があり、独特の風味。唐辛子: 料理に「辣」(辛さ)を加える。八角やシナモン: より複雑な風味を加える際に使われる。
    花椒や唐辛子の辛さと、ロゼワインの果実味が組み合わさることで、辛味を引き立てつつも和らげてくれる効果があります。ワインの甘みが辛さを中和し、味覚のバランスを取ってくれるのがポイントです。

タイ料理の辛味について

タイ料理も確かに辛味が特徴的です。特にプリッキーヌ(小さな唐辛子)やレッドカレーペーストなどを使った辛味の強い料理が多くあります。しかし、タイ料理の特徴的な要素としては、辛味だけでなく、甘味、酸味、塩味、そしてハーブが絶妙にバランスを取り合っていることです。例えば、ココナッツミルクのまろやかな甘さや、レモングラスやバイマックル(ライムリーフ)の爽やかなハーブの風味が加わることで、辛味が単調にならず、複雑な味わいが楽しめるのが特徴です。

まとめ

インドや四川料理のようなスパイスが中心の料理には、それぞれ異なる辛味成分(カプサイシンや花椒)が関わりますが、辛味を引き立てるか、あるいはバランスを取るワイン選びが大事です。一方、タイ料理はハーブや甘味・酸味が重要な要素となり、そのため辛味に特化した料理とは少し違うバランスが要求されます。

ワインを選ぶ際には、辛さをそのまま楽しむのか、それとも少し抑えたいのかによって、選ぶタイプを変えてみるのも楽しいですよ。

今回の試したワインはこちら!

織‐Ori- 2023 千夢series

3500円(税込)

タイプ アンバー(オレンジワイン)
品種 デラウェア100%
葡萄産地 山形県上山
Alc  13.1%
醸造 千夢ワイナリー  (宮城・石巻) SNS:@sennoyume_winery
特徴 ◆無添加◆無濾過 ◆完熟感◆濃い旨味◆紅茶系

開栓すぐに完熟香、柑橘、ナッツの香りを感じ、一口含めばうま味と果実味がジワーっと広がります。
優しい酸味とコクがバランスよく、一度飲むと癖になる仕上がり。
冷やしてシャープに楽しむも良し、温度を少し上げてまったりと楽しむも良し!
是非、様々なお料理に合わせてお試しください(^^)

作り手さんから
〇仕上がりについて
2023年も【織】醸造の作法を踏襲し、さらにアンフォラ熟成と樽熟成に分けたことで、繊細な香りを残しつつ、しっかりとしたオレンジワインに仕上がりました。
熟成が進むにつれ適温が上がり、デラウェアの奥深い味わいを楽しめるようになります。
日常の食卓に上がることもある慣れ親しんだデラウェアですが、オレンジワインとしても
楽しんでいただきたい私達の大切にしたい葡萄です。

〇ぶどうについて
上山市の岩瀬さんが大事に育てたデラウェアを、より完熟を求め数回に分けて収穫。

〇醸造について
開放槽にて発酵。抽出の終わった果皮を取り除きながら長期マセラシオンし、最初の密閉熟成後、アンフォラとオーク樽に分け2つの熟成過程を経てボトリング。

〇味わいについて
しっかり時間をかけ磨きながら醸したデラウェアは、フレッシュな果実味とクリアな酸を感じ、リリース初期には少し冷やしてスッキリといただけます。

〇ラベルデザインについて
ラベルデザインは【天の川】のイメージを依頼したところ、月を止まり木に2羽の梟が仲良く
何かを見守っているように感じます。
皆様がそれぞれに想像しながらお飲みいただけると、一層おいしさも膨らんで来ると思います。
label Design,Japanese painting by Teru Yoshida

【千夢ワイナリー】について
千夢ワイナリーさんは宮城県石巻市にて2024年のワイナリー設立を目指し、2021年から宮城県のFattoria AL FIOREさんで委託醸造をされています。
現在、石巻市牡鹿半島 黒崎の自社畑に植樹し栽培もスタートしました。
醸造家であり代表の吉田さんは、様々な視点から生活の豊かさや福祉、雇用が抱える問題の一つの解決として耕作放棄地の開墾を行い「農」に行き着いたそうです。
土起こしからブドウ栽培、醸造まで、一貫して行う大注目のワイナリーです。

【ブドウについて】
千夢ワイナリーさんは山形県を中心に高品質ワイン用葡萄を栽培している農家さんの葡萄を使用し、醸造を行っています。
引用:千夢ワイナリー

2024 Miagolare Due  ミャゴラーレ ドゥエ

3300円(税込)

タイプ ペットナット(発泡ワイン)
品種 セイベル43% ナイアガラ32% ネオマスカット25%
葡萄産地 山形県、岩手県
Alc  9%
醸造 TAKAHIRO WINE (茨城県下妻市)
SNS @takahiro.suzuki_wine1027
特徴 ◆無添加 ◆爽やか◆軽め◆酸味あり◆ジューシー◆開栓注意

【TAKAHIRO WINE】さんから、チャーミングで爽やかなスパークリングワインがリリースです!
色合いは濁りをもったレモンイエロー。
マスカットやグレープフルーツを思わせるフルーティーな香りが広がり、ほんのりとしたフレッシュハーブの青いニュアンスも感じられます。
キレのある酸味が心地よく、葡萄本来の味わいをシンプルに堪能できる一本。
幅広いお料理と相性抜群で、テーブルを一層華やかに彩ります!
この夏イチオシです!
よく冷やしてゆっくり開栓してください♪

作り手さんから
〇一読ください
※こちらのワインは発酵が終わる前に瓶詰めをする田舎式で仕込んでいるため、抜栓時には強く噴く恐れがあります。
冷蔵庫で立てて 12 時間以上しっかりと冷やし、ボウルやシンクの中で一気に開栓せずにゆっくりとガスを抜きながら開けることをお願い致します。

〇コンセプトについて
こちらのワインは、以前リリースしたミャゴラーレのにごりスパークリングバージョンとなります。
ワインをもっとカジュアルに楽しんでいただけたらと思い、ぶどうの味わいをダイレクトに感じられるワインに仕上げました。

〇ぶどうについて
山形県上山市、んーまい農園の秋葉陽介さんのセイベルと岩手県紫波町 Domaine Hasipa さんのナイアガラ、山形県南陽市の佐藤正雄さんのネオマスカットを使用しております。

〇醸造について
醸造はセイベルをマセラシオンカルボニック(MC)を行い、ナイアガラを収穫したタイミングで混ぜ合わせ3週間ほど醸した後にプレス。
別のステンレスタンクで仕込んでおいたネオマスカットと一緒に合わせてボトリングを行いました。

〇味わいについて
ナイアガラ特有の懐かしさを感じるフレーバーとセイベルの持つ清涼感、ネオマスカットのジューシー感の全てが合わさり心地よい味わいになっております。

〇合わせる料理は
お料理のお供にはお野菜のフリットやハーブなどを使用したエスニック料理ヨーグルトサラダなどいろいろなシチュエーションで活躍してくれるでしょう。

〇ネーミングについて
ワインの名前はミャゴラーレ ドゥエです。ミャゴラーレとはイタリア語で【猫の鳴き声】を意味します。
【ドゥエ】はイタリア語で数字の2。
こちらは以前リリースしたミャゴラーレのにごりスパークリングバージョンです。

〇ヒトコト
こちらのワインはぶどう本来の果実味を大切にしております。
その為濾過せずに醸造をしており、ビン底に酒石とオリが見られます。
ぶどう由来の天然成分であり、飲んでも体に害はございません。ご安心してお飲みになれます。

〇【TAKAHIRO WINE】について
鈴木 隆博さんは長年都内の飲食店でソムリエとして勤務され、30歳の時にワイン造りを決意し渡豪。
行先は農薬をほとんど使用せずありのままの自然に寄り添い栽培、醸造を行う「SmallFry」にて1年間住み込みで研修されました。そこで得た経験をもとに地元 茨城県でワイナリーの設立を目標に2023年の4月から宮城県のFattoria AL FIOREさんで栽培、醸造、業務全般を研修されています。
故郷でのワイン作りを通し、地元食材の循環や県外からの観光など、地元に根付く既存のコミュニティを活性化させることで、生まれ育った茨城へ還元ができるのではと日々研修に励まれています。
引用:TAKAHIRO WINE

Chardonnay 2022 シャルドネ2022

3960円(税込)

タイプ 白ワイン
品種 シャルドネ100%
葡萄産地 山形県 
Alc     11.5%
醸造所 GRAPE REPUBLIC SNS @graperepublicinc
特徴◆無添加◆無濾過◆野生酵母◆優しい樽香◆蜜◆濃い柑橘

山形県の【GRAPE REPUBLIC】より、西洋品種100%の【シャルドネ】が新たにリリースされました!
グラスに注げば、濃いイエローの美しい色調。
香りには、しっかりとした樽香とともに、爽やかな柑橘、パイナップルのニュアンスが感じられます。
アルコールのボリューム感と穏やかな酸味が絶妙に調和しており、豊かな果実味が口いっぱいに広がるのが魅力です。
後味にはほのかなビター感があり、温度を変えることで、その複雑な味わいの変化もお楽しみいただけます。
空気に触れさせることで、まろやかさとふくよかさが一層引き立ちますので、ぜひ時間をかけてじっくりとご堪能ください♪

作り手さんから
〇ぶどうについて
山形県のシャルドネを100%使用。
〇 醸造について
シャルドネを全房圧搾後、アンフォラと樽に分け、アンフォラと樽で発酵。
60%アンフォラ熟成、40%樽熟成。
全て野生酵母にて自発的に発酵。
無清澄、無濾過、酸化防止剤等その他の添加物は不使用です。

〇味わいについて
香りは熟したフレッシュの林檎やメロンなどの肉厚なフルーツを基調にアカシアのハチミツやカスタードのニュアンスが混ざります。
味わいは、香り同様にフレッシュ。
酸味は穏やかで口当たり良く、余韻はドライでビターな後口が感じられます。

〇楽しみ方のご提案
ベースの酸味が穏やかで果実のフレッシュさも感じられるワインなので、冷蔵庫程度の冷たい状態から召し上がりはじめて頂くのがオススメ。
グラスはワインの果実のフレッシュな味わいを活かして楽しむなら小ぶりなもの、香りを一層楽しむならボウルの広めなものとグラスによって味わいの違いをお楽しみ頂けます。

〇お料理の提案
ワインの味わいを補完するような、酸味が利いた料理やワインのまろやかさが料理を食べ進ませるような、塩気のアクセントのある料理。
『鶏とキャベツのワインビネガー煮込み』
『生ハム&アボカド&クリームチーズで作る冷製パスタ』

〇ヒトコト
白ワインの「シャルドネ2022(Chardonnay 2022)」。
雨が多かった2022年のシャルドネを100%使用。
少し衝撃的な香りと味わいです。
いつもよりもクセのある個性的なシャルドネですので、ハマっちゃう方も多いです。
お料理と合わせるとよりワインの個性も引き立ち、おもしろいですよ。
ぜひ、自然派ワインがお好きな方へオススメです!!
引用: GRAPEREPUBLIC

2024 北醇

4290円(税込)

タイプ 赤ワイン
品種 北醇
葡萄産地 山形県上山市
Alc 10%
醸造 Agri Cœur (山形・上山)SNS @agri_coeur
醸造場所  FATTORIA AL FIORE
特徴 ◆無添加◆酸味あり◆さっぱり◆ベリー香◆野性味◆

山形・上山のワイナリー『Agri‑Cœur』の片寄さんより、今注目の品種「北醇(ほくじゅん)」を使用した赤ワインのご紹介です。
澄んだラズベリーレッドの色調が美しく、品種特有の青みがかった香りの中に、フレッシュなトマトやスミレのようなニュアンスが感じられます。味わいには奥行きがあり、複雑さも楽しめる仕上がりとなっています。
時間の経過とともに酸味が徐々にまろやかになり、旨味も際立ち、全体としてバランスの取れた味わいが感じられるでしょう。
お料理はミートソースやグリルしたお野菜などと合わせて、ぜひお楽しみください。
作り手さんから
〇ぶどうについて
猛暑の23年と比べると日照時間、気温は若干低かったと感じられた24年。
収穫前の大雨もあり熟度は少し低めでどんな個性を表現してくれるのかと楽しみにしておりました。
個人的には23年の過熟ともとれるものよりも今年の方が「北醇」としての個性が表れているような気がしてます。
秋葉 陽輔(ん~まい農園)

〇醸造について
今年はアルフィオーレ様のご厚意でアンフォラにてゆっくり熟成できたこともあり素晴らしい「北醇」100%のワインになったと感じています。
亜硫酸塩無添加。補糖、補酸なし
マセラシオンは40 日、ピジャージュ数回。熟成はアンフォラで 6 か月。

〇ラベルについて
~ラベル担当の市川ともかさんより~
「去年よりも成熟して、哀しみを乗り越え、ポジティブに成長し自立した女性のイメージ」やはり、今年も芸術的な味わい・・・。
と表現してくれました。

〇北醇への想い
日本人が、日本で、日本ワインを作るなら日本に根づいたブドウで。
北醇はこの地の先人たちが大事に育て、守っているブドウです。
そんな先人たちの想いを大切にしたい。
どんなものにも価値はある、ただ時代やトレンドで日の目を見なかっただけ。
日本人にはもちろん、海外の方にこそこのワインで日本を感じて頂きたいです。

〇ワインに関して
亜硫酸無添加ですので保管には十分ご注意ください。
冷蔵での保管をオススメいたします。
また、残糖による多少の瓶内発酵も考えられますのでコルク浮きの可能性があります。
劣化につながることではございません。
尚、横に寝かして保存する場合は万一、栓が抜けワインがこぼれることを考えて袋などに入れての保管をお勧めいたします。
引用:Agri‑Cœur

2023 Aki Queen

4400円(税込)

タイプ ロゼワイン
品種 安芸クイーン 85%・MBA 7%・他3品種 8%
葡萄産地 岡山県産 
Alc      12%
醸造所 domaine tetta (岡山県哲多町)SNS @domaine_tetta
特徴 ◆野生酵母◆カシス◆熟成感◆果実味

岡山県新見市哲多町にある【domaine tetta】さん
今回は「安芸クイーン」のポテンシャルの高さを感じさせるロゼワインが到着です!
色味は鮮やかピンクで、チャーミングなベリー系の香りが広がります。
心地よい酸味がワイン自体にしっかりとした輪郭をつくり、まとまりある仕上がりです。
ボイルした野菜やジューシーな肉料理、煮込み料理、揚げ物と食事と一緒に楽しんでほしい一本です。

作り手さんから
〇ぶどうについて
樹齢7-25年年の安芸クイーンを使用。収穫日は2022年9月13日~11月30日。
2020VT を境にアキクイーンを本格的にワイン用で栽培するようになりました。
毎年向き合い続けていく中で新たなアイデアが生まれ、自由な醸造から個性を放ったワインが出来ました。
輸出を通じて海外でもアキクイーンが認知されるようになりました。
特に欧米での評価はとても高く、domaine tetta の新たな顔になれると大きな期待を寄せています。

〇 醸造について
除梗・破砕なし。ステンレス発酵槽を使用し、発酵後は瓶内熟成。
酸化防止剤15ppm使用しています。

〇味わいについて
ややオレンジがかったロゼ色。
アセロラ、ザクロ、ラズベリー、パッションフルーツ、フレッシュなイチゴジャムなど甘酸っぱく、ボリューム感のある香り。
甘さはなくドライな味わいで香りとのギャップがあります。
きれいな酸とビターな苦味のバランスが心地よく、香りと味わいの余韻がとても長いです。

〇今年の安芸クイーンについて
アキクイーンの個性を見極め、様々な造りに挑戦してきました。
22VTは敢えて揮発酸を出し、補酸をしない代わりに酢酸を味方に付けようと考えました。
そして 23VT ではシンプルにアッサンブラージュによるバランスの取り方へと変化しました。
シンプル故に難しく、多くの経験が必要になるのですが、また一歩前進出来たと感じています。

〇ご注意ください
亜硫酸塩の添加を極力控えておりますので稀に微発泡する可能性がございます。
またワインの抜栓時の温度や保管温度が高い場合も発泡する可能性がございますのでご注意ください。
ワインを瓶詰する際にワインの旨味成分や香りを極力除去しないために極粗目のフィルターで濾過しております。
その結果、ワインの濁りや識が瓶内に存在しています。
漂り、澱とも健康に影響を及ぼすものではございませんが、気になるようでしたら澱を一度舞わせてを立てて濃を沈殿させるかデカンタをご利用ください。
引用: domaine tetta

KYOHO BUBBLES 2024

3960円(税込)

タイプ スパークリングワイン
品種 巨峰80%、ピオーネ20%
産地 福岡県うきは市産、自社圃場
Alc  11%
醸造所 SHINDO WINES 新道ワインズ (福岡県朝倉市)
SNS @sakamoto_shindowines
特徴  ◆無濾過◆野生酵母◆無補糖◆しっかりめ◆果実味◆爽やか

【福岡・SHINDO WINES】阪本さんから、これからの季節にぴったりのスパークリングワインが届きました!
オレンジピンクの美しい色合いが目を引く一本。グラスに注ぐだけで、涼やかな気分にさせてくれます。
きめ細やかな泡立ちとともに広がるのは、高級感ある果実の香り。
キュッと引き締まった酸と、しっかり辛口の味わい、ほんのり感じる苦みの余韻が絶妙なバランスを生んでいます。
じんわりと体に染み入るような、優しくも芯のある味わい。
作り手の阪本さんも「自信作」と太鼓判を押す一本です。
ぜひこの機会にお試しください。
作り手さんから
〇コンセプトについて
SHINDO WINES史上初の巨峰の泡!!!
SHINDO WINESは瓶内⼆次発酵を⾏った微発泡ワイン造りを得意としております。
これまでにキャンベルアーリーを主体とした「UKIHA BUBBLES」と、ピオーネを主体とした「福岡の泡」をリリースしてきました。どちらの微発泡ワインにも巨峰は⼊っていましたが、あくまでも補助的な役割として少量だけブレンドしておりました。
「SHINDO WINES = 巨峰」のイメージを持たれている⽅も多いと思いますが、実は今まで⼀度も巨峰主体の微発泡は造っておりませんでした。
弊社のワインを飲んでいただいている多くの⽅に、「SHINDO WINESの巨峰の微発泡ワインが飲みたい!」とのご意⾒をずっといただいていたので、2024年に、満を持して「巨峰の微発泡ワイン」に挑戦しました。
今までに培ってきた瓶内⼆次発酵微発泡ワインの造り⽅と、ありとあらゆる巨峰ワイン(⽩、オレンジ、ロゼ、⾚ワイン)の造り分けで得た経験を駆使して、この度納得のいく巨峰の微発泡ワインが出来上がりました。

〇醸造について
本商品では下記を意識して仕込みを⾏いました。
・11%の⽐較的⾼めのアルコール度数(UKIHA BUBBLES 8〜9%、福岡の泡 8%)
・しっかりとしたガス感(瓶詰時残糖分12g/L)
上記⼆点を仕込み時に意識した理由はこの巨峰の微発泡を、ゆくゆくは福岡を代表する、シャンパンやクレマンに肩を並べるような存在にしたいからです。
⾹りはフルーティーでありながら、ガス感が強く、飲みごたえがあるナチュラルな微発泡ワイン。そんなワインが、巨峰を使えば造れるのではないかと考えて
おります。
搾汁した巨峰の果汁に補酸⽤の若いピオーネ果汁を加えてフレッシュ感を演出し、ブレンド後の果汁を11℃の低温でゆっくりと発酵させました。発酵の終盤で⼀度おり引きを⾏っております。
おり引き後、瓶詰時の残糖分が12g/Lになるように発酵中の巨峰のもろみを添加。約8ヶ⽉の瓶内⼆次発酵+熟成後のリリースです。デゴルジュマンは⾏っておりません。
KYOHO BUBBLES 2024は巨峰を使った福岡の微発泡ワインがシャンパン、クレマンのような存在になるまでの第⼀回⽬の挑戦です。

〇ヒトコト
弊社では微発泡ワインでも最低1年間の熟成を⾏いたいと考えております。しかし本格的な暑さを迎える前にどうしても皆様に本ワインを飲んでいただきたい
と考え、このタイミングでリリースすることにいたしました。

〇エチケットについて
表ラベルはワインメーカーの阪本が⿅児島県在住のグラフィックデザイナーのパブロ・ピネダ⽒と⼀緒に作ったラベルとなっております。

〇ワイナリーについて
2021年から福岡県朝倉市にある『新道蒸留所』の一角を間借りして運営を開始しました。
醸造家の阪本さんは学生時代にニュージーランド、ドイツで地質土壌について学び、その後日本酒の酒蔵で蔵人として勤められました。
経験を基に
『人的介入を最小限に抑えた、自然なままの味わい』と『日本酒造りで学んだ、醸造哲学の活用』をコンセプトにワイン作りをされています。
またSHINDO WINESはの特徴は福岡県の名産『巨峰』をメインの品種とし、日本の夏にピッタリな軽快でグビグビ楽しめる仕上がりになっています。
『福岡県』の可能性を信じ、栽培、醸造、衛生管理を徹底する事で可能にする高温多湿地域での自然なワイン作りに挑んでいる大注目のワイナリーです。
「いつでも、どこでも、誰とでも楽しめるワイン」をコンセプトに掲げ、ワインを造っております。
もう⼀つ、私たちのワイン造りで⼤事にしているスピリットがあります。"THE QUEST FOR THE ORIGINAL"(⾃分たちのオリジナルを探す旅に出る)。
通常、巨峰のワインは「早飲みワイン」と思われている⽅が多いと思われます。しかしSHINDO WINESでは「熟成させた巨峰のワイン」に⼒を⼊れております。
引用:SHINDO-LAB
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