現代日本ワインの礎を作ったと言っても過言ではない『デラウェアワインの祖』イエローマジックワイナリー醸造家 岩谷 澄人さん。日本ワインにおける「自然派」を再定義し、常に挑戦を続けるワイナリーの特徴をご紹介します。
酵母無添加の超長期低温発酵ワイン
イエローマジックワイナリー(略Y.M.W)が醸すワインの一つの特徴が「超長期低温発酵」です。
白ワインでは最低30日、赤ワインは最低90日かけ低温でゆっくり発酵を行います。酵母の添加をせず、果皮に付着した天然の菌を利用し、ぶどうの力で発酵させます。
ワインに仕上がった時、常温でも安定し、果実の強いうま味を感じる事ができます。
無農薬で鍛えたぶどうを使用
有機農薬として認証される「ボルドー液」も一切使用せず、葡萄が持つ防衛力と免疫力を高めることで美味しいワインに仕上げています。
農薬を使用しないことで、耐病性を持ち果皮が厚くなり種も強くなります。酸化防止剤を必要とせず、長期の熟成にも耐え、味わいの深いワインが出来ます。
夫婦二人三脚のトータルプロデュースワイナリー
栽培、醸造、販売、ラベルデザイン、すべての作業を夫婦二人三脚で行っています。
ワインが表現する物語から連想し、ネーミングを決め、お二人でラベルを描いています。目を引くキャッチーでポップなエチケットも手に取って貰うための作戦の一つです。
全てを一貫して行う事で、ワインに物語が生まれ、全国でワインが一人歩きが出来るように送り出しています。
身体に馴染む「自然」ワインの再提案
イエマジパンチ 2022
2860円(税込)
タイプ 赤発泡 品種 スチューベン、マスカットベーリーA 産地 ⼭形産 Alc 10% 醸造所 Yellow Magic Winery (山形県赤湯) ※ 酸化防⽌剤未使⽤ ※製造本数 1400 本 Yellow Magic Wineryから 「YMWらしさ」を⼤事にした「イエマジパンチ2022」が登場です! 今回はスチューベンにマスカットベーリーAがブレンドされた、香りよし、酸味よし、色味よし!な赤発泡ワインです。 Yellow Magic Wineryの「Pump up rouge」と比較するとより軽やかですっきりに仕上がってますね! 絶妙な醸し具合でフルーティーな香りとうま味をしっかり抽出しています。 スルスル系の軽さに、飲み飽きない酸味と果実味のバランスは流石です! すぐ飲んでしまうので、要注意です(^^) これからの季節にピッタリな発泡ワイン!おススメです! よく冷やして、慎重に開栓してください! 作り手さんから 〇醸造について ⼭形県産の「スチューベン」「マスカットベリーA」を2ヶ⽉(60⽇間)の低温醸しを⾏い、 櫂⼊れもこの期間2,3回とほぼ放置状態です。 櫂⼊れによって、急激な糖発酵を促さないことにより、長期コールドマセラシオンが出来ました。 より液体へ果⽪のアロマの移⾏を促しました。 醸し搾汁は昨年のクリスマス12⽉25⽇、液温2℃。 ワイン中の酵⺟もこの冷たさで不活動。 最終発酵終了は今年の3⽉末でした。 今回は瓶内⼆次発酵させる前にタンクにて乳酸発酵をきちっと⾏いました。 そのことにより旨味の展開が楽しいワインになりました。 〇味わいについて 開栓と共にフルーティ⾹と⾹ばしさも感じられます。 〇ネーミングについて 「オキタマパンチ2021」から名前変更の「イエマジパンチ 2022」。 「フルーツパンチ」ならぬイエローマジックワイナリーの「イエマジパンチ」 引用:イエローマジックワイナリー
Heat Beat KOSHU 2022‐ハートビート 甲州 2022
3850円(税込)
タイプ 白ワイン 樽熟成 品種 甲州 100% 産地 ⼭形県南陽市産 Alc 11% 醸造所 Yellow Magic Winery (山形県赤湯) ※ 酸化防⽌剤(亜硫酸塩) ※⾃然酵⺟ ※製造本数 950 本 ☆イエローマジックワイナリー唯⼀の酸化防⽌剤を明記しているワインですが、オークの硫⻩焼き以外は⼀切亜硫酸塩を使⽤していないワインです☆ 香りは樽由来の薫香が感じられ、甲州種 特有の酸味と果実味がしっかりと輪郭を作っています。 カチッとしたボディがありますが、スーッと喉元を通りすぎ胃に届くような印象です。 アルコール感もあり、お食事に合わせても、そのままワインだけでも十分に楽しめる仕上がりです(^^) しっかり冷やしてシャープな酸味を楽しんで頂き、少し温度を上げ香りと果実味を楽しむのがおススメです! 是非お試しください! 作り手さんから 〇ぶどうについて ⼭形⾚湯(南陽市)唯⼀の「甲州」圃場から⽣まれた甲州を100%使用。 〇醸造について 甲州を除梗破砕後48時間スキンコンタクトさせて搾汁。 オリ引きせずに新樽フレンチオーク2樽(硫⻩焼きせず) 2年樽フレンチオーク2樽(⽊樽保存の為硫⻩焼き処理) 残りの果汁はステンレスタンクでそのまま低温⾃然発酵。 全体的に樽:ステンレス=9:1のバランス。 オークでの発酵後中、後の期間において⼀切のバトナージュ(攪拌)をせず発酵中の炭酸を残すようにしました。 発酵から5ヶ⽉後樽からワインを抜き取り薄にごりの状態で瓶詰めしました。 〇味わいについて 2022年の⾚湯の甲州らしい繊細できめ細やかな酸を損なわないように。 フレンチオーク発酵特有の柔なかなテクスチャーと酸との兼ね合いは⾊んな⾷とのシーンに合うでしょう。 〇熟成について 5年10年と熟成も可能ですが、フレッシュな状態でもその味わいは楽しめると思います。 〇コンセプトとネーミングについて 2017年にワイン産地 「⾚湯」で新しいプロジェクト【Bottling the VINEYARD~葡萄畑をそのまま瓶詰めする~】が始動しました。 「Heat Beat」 ⼤地の⿎動、葡萄栽培⼈の⿎動、ワイン醸造⼈の⿎動 、このワインを紹介してくれる⽅々の⿎動、このワインを飲まれる⽅の⿎動。 あらゆる⿎動によって産地が形成されると思います。 引用:イエローマジックワイナリー
岩谷さんから新作が届く度に、「こう来たかー!」と驚きを貰っています♪是非Y.M.Wの虜になってみてはいかがでしょうか(^^)