第三章 ワインと料理のペアリングの基本
料理に合わせてワインを選ぶ。料理の魅力を引き出し、ワインを美味しく味わう。そんな楽しみ方がペアリングです。是非ペアリングとは何かを知り、ワインライフを満喫してみましょう。
ワインと料理のペアリングの基本
ワインと料理のペアリングの基本は、「赤ワインと肉料理」、「白ワインと魚料理」が王道と言えます。これは、赤ワインの渋みが肉の脂っこさを中和しさらに深みのある旨味を加えてくれます。
一方、白ワインと魚料理のペアリングは白ワインのすっきりした酸味が魚特有の生臭さを消してくれ、料理に軽快さを与えてくれます。
しかし、ワインと料理のペアリングは、これだけに限りません。ワインの風味や料理の風味、ワインの産地などを考慮することで、さまざまなペアリングを楽しむことができます。
ワインと料理のペアリングのポイント
ワインと料理のペアリングのポイントは、以下の通りです。
- 料理の風味:料理の風味を考慮して、ワインを選ぶことが大切です。例えば、あっさりとした料理には軽めのワインを、こってりとした料理には重めのワインを合わせると良いでしょう。
- ワインの風味:ワインの風味も、料理とのペアリングを考える上で重要な要素です。例えば、フルーティーなワインは、新鮮な野菜、果物を使った料理とよく合います。スパイシーなワインは、中華料理やエスニック料理とよく合います。
- ワインの産地:ワインの産地も、料理とのペアリングを考える上で参考になります。その土地の特産食材や伝統料理に、同じ産地のワインを合わせる事で、同一環境の風土を味わいの中に感じる事ができます。
ワインと料理のペアリングのあるある例
具体的な料理とワインの組み合わせの例をいくつか紹介します。
- 赤ワインと肉料理:ステーキとカベルネ・ソーヴィニヨン、ハンバーグとメルロー、ローストビーフとシラー
- 白ワインと魚料理:ムニエルとシャルドネ、グリルした魚介とソーヴィニヨン・ブラン、フリット、天ぷらにはリースリング
- 赤ワインとチーズ:ブルーチーズと甘口のポートワイン、白カビチーズとボジョレー・ヌーボー、ゴーダチーズとピノ・ノワール
上記は良く参考書にある例です。
ワインと料理のペアリングは、正解はありません。自分の好みやその場の雰囲気に合わせて、自由に楽しむことが大切です。ワインと料理のペアリングを学ぶことで、ワインをより深く楽しむことができるようになるでしょう。
ワインペアリングの上達ポイント
ワインと料理のペアリングを学ぶためのヒントをいくつか紹介します。
- ワインショップやレストランで、ワインと料理のペアリングについてスタッフの方に相談してみましょう。人それぞれの感性で幅広くペアリングを知る事が出来ます。
- ワインのテイスティング会に参加して、さまざまなワインと料理の組み合わせを試してみましょう。自分の感想と違う意見や好みを知ることで、さらにぺリングを楽しむ事が出来ます。
- ワインと料理のペアリングに関する本やウェブサイトを読んでみましょう。やはり参考になる文研やコメントをみて実践してみることで、より深い意識が身につくと思います。
まとめ
第三章では、ワインのペアリングについて解説しました。
第四章では、少し踏み込んでワインのサービス技術について解説していきます。
今後もワインの選び方、保存方法、サーブの仕方、料理とのマリアージュなどについてご紹介させていきます。また、ワインの産地や品種を巡る旅についても紹介します。
ワインは、人生を豊かにしてくれる飲み物です。ワインをより深く学ぶことで、人生をより豊かにすることができるかと思います。
それではまた次回もお会いしましょう!