屈斜路ヴィンヤード・クッシャロヴィンヤード|日本のワイナリー紹介

北海道のワイン

北海道弟子屈(てしかが)に新しいワイナリーができます。

現在は委託醸造でのリリースですが、

来年には自社ワイナリーでの醸造を予定しています!

今回は自然風土を活かし、栽培・醸造を行う屈斜路ヴィンヤードさんのご紹介です!

屈斜路ヴィンヤードの特徴は?

ヴィンヤードの場所

ヴィンヤードがあるのは北海道釧路管内弟子屈町屈斜路湖畔。

稼働すれば日本最東端のワイナリーとなります。(2025年開業予定)

弟子屈の年間平均温度は5℃ 降水量は1090㎖と、とても冷涼な地域といえます。

そんな環境での栽培を可能にしています。

日の出が早く、夏は3時40分には明るくなっているんだそう。

日本でも特殊な環境にある圃場

屈斜路ヴィンヤードの周りには、屈斜路湖(日本最大のカルデラ湖)、摩周湖があり、

火山活動による影響を色濃く残す地域となっています。

温泉が多く、火山成分を含むミネラルたっぷりの風がぶどう畑に吹きこんできます。

栽培のこだわり

弟子屈町の豊かな自然環境下で農薬や除草剤・化成肥料を使わないぶどう栽培に2018年から取り組んでいます。


無農薬栽培を実現するために試行錯誤するなか、温泉水に着目しました。
川湯温泉をはじめ、多彩な泉質を誇る弟子屈町の温泉水を栽培に取り入れることで健全なぶどうの収穫が可能になりました。

草生栽培の垣根仕立て。積雪は比較的少ない為、根本は垂直です。
冬場の様子。根もとにカバーで凍害を避けています。

醸造のこだわり

野生酵母での発酵、酸化防止剤は無添加、又は極微量の添加。

一つ一つ手作業で収穫したぶどうはその日のうちに醸造所に。

丁寧に時間を掛けて果汁を搾ったのちに自然の力で発酵が始まるのを待ちます。

ゆっくりと発酵が終わり、無濾過で瓶詰めをしています。

ステンレスタンク内での発酵の様子。

厳しい環境を生き抜く『山幸種』

【山幸・やまさち】

山幸種は、北海道で開発されたブドウ品種で、日本で3番目の国際品種として2020年12月に登録されました。

この品種は、清見と山ブドウを掛け合わせて開発された赤ワイン用品種で、特に耐寒性・耐凍性に優れています。

冬期間の枯死防止のために対策を講じる必要がなく、極寒の地でも栽培を可能にする有望な品種です。

味わいは強い酸味と山葡萄由来の力強いタンニンと野性味のある香りが特徴です。

最近は赤ワインとしてではなく、スパークリングワインや軽いロゼとしてリリースされる事が多いです。

色づいた『山幸』の様子。山葡萄系の葉を持ち、バラ房になった実が特徴的。

自然を活かした屈斜路ヴィンヤードのワインはこちら

Caldera ROSE SPARKLING 2022 ‐カルデラ ロゼスパークリング2022

3960円(税込)

タイプ ロゼスパークリングワイン  
品種 清舞・山幸
産地 北海道弟子屈町產
Alc     10.5%
醸造所 あいざわ農園合同会社 (北海道帯広)
販売 屈斜路ヴィンヤード(セナヴィーノ) 

※無濾過
※野生酵母発酵
※生産本数 625本
※酸化防止剤無添加

【屈斜路ヴィンヤード】高木さんより
地元風土を最大限に活かし、無農薬栽培ぶどうを使用し無添加で仕上げた「Caldera」をリリースです♪

品種は北海道を代表する「清舞と山幸」。
両品種とも極寒の環境に適応した品種で、ベリー系の香りと伸びやかで、しっかりした酸味が特徴です!
ヤマブドウ由来の力強い果実感も健在!

ワインの色味はうっすらピンクとガーネット系。

開栓後はパチパチとした泡立ちを感じ、柑橘果実を思わせるシャープな香りとドライな酸味が特徴的でした。
徐々にベリーの香り、フレッシュトマトの風味、コクと旨味、ミネラル感が現れます。
瓶底にオリがしっかり入っているので、後半は苦みも現れ印象に変化があります!
一本を通して、様々な表現を魅せる「Caldera」。
一度お試しください!

現在はあいざわ農園さんで委託醸造となりますが、来年には自社ワイナリーでのリリースを予定しています!

醸造家の高木さんは元調香師。
今後はバックボーン活かしたブレンドワインも楽しみな作り手さんです♪

作り手さんから
〇ぶどうについて
弟子屈町の豊かな自然環境下で農薬や除草剤・化成肥料を使わないぶどう栽培に2018年から取り組んでいます。
無農薬栽培を実現するために試行錯誤するなか、温泉水に着目しました。
川湯温泉をはじめ、多彩な泉質を誇る弟子屈町の温泉水を栽培に取り入れることで健全なぶどうの収穫が可能になりました。

〇醸造について
2022年10月19日に一つ一つ手作業で収穫され、その日のうちに帯広市のあいざわ農園合同会社に搬入。
醸造の過程では丁寧に時間を掛けて果汁を搾ったのちに自然の力で発酵が始まるのを待ちました。
徐々に発酵が始まり、ゆっくりと発酵が終了したのち、酸化防止剤無添加で瓶詰め。
瓶内で二次発酵を終えるのを待ちました。

〇仕上がりについて
清舞と山幸がおりなす優しい香りを微発砲の柔らかい泡とともにお楽しみください。

〇ネーミングについて
Calderaはヴィンヤードのある屈斜路湖が日本最大のカルデラ湖であり、その恩恵を受けたワインという名を付けました。

引用:屈斜路ヴィンヤード

Viruwa YAMASACHI ROSE 2022 ヴィルワ・山幸ロゼ2022

3960円(税込)

タイプ ロゼワイン  
品種 山幸100%
産地 北海道弟子屈町產
Alc     10.5%
醸造所 あいざわ農園合同会社 (北海道帯広)
販売 屈斜路ヴィンヤード(セナヴィーノ) 

※無濾過
※野生酵母発酵
※生産本数 515本
※酸化防止剤微量使用

【屈斜路ヴィンヤード】高木さんより
地元風土を最大限に活かし、無農薬栽培ぶどうを使用した「Viruwa」がリリースです!

品種は北海道を代表する「山幸」!
極寒の環境に適応した品種で、ベリー系の香りと伸びやかで、しっかりした酸味が特徴です!

ワインの色味はガーネットがかったラズベリーレッド。
青々しさ、ドライハーブとカシスのニュアンス、複雑味があります。
時間の経過により酸味に慣れ、液中のミネラル感とコクを感じ、余韻もしっかり楽しむことが出来ます。

現在はあいざわ農園さんで委託醸造となりますが、来年には自社ワイナリーでのリリースを予定しています!

醸造家の高木さんは元調香師。
今後はバックボーン活かしたブレンドワインも楽しみな作り手さんです♪

作り手さんから
〇ぶどうについて
弟子屈町の豊かな自然環境下で農薬や除草剤・化成肥料を使わないぶどう栽培に2018年から取り組んでいます。
無農薬栽培を実現するために試行錯誤するなか、温泉水に着目しました。
川湯温泉をはじめ、多彩な泉質を誇る弟子屈町の温泉水を栽培に取り入れることで健全なぶどうの収穫が可能になりました。

〇醸造について
2022年10月11日に一つ一つ手作業で収穫され、その日のうちに帯広市のあいざわ農園合同会社に搬入。
醸造の過程では丁寧に時間を掛けて果汁を搾ったのちに自然の力で発酵が始まるのを待ちました。
徐々に発酵が始まり、ゆっくりと発酵が終了したのち、枠内で澱と共に熟成させ、無濾過の状態で酸化防止剤を微量添加し一本一本瓶詰めしました。

〇ネーミングについて
Viruwaは美留和・びるわという畑のある地名を付けました。

引用:屈斜路ヴィンヤード

まとめ

いかがでしたでしょうか?

冷涼な環境を活かしたワイン造りをご紹介しましたが、

ブドウの生育だけのでも大変なのに、除草剤、化学農薬不使用での栽培。

野生酵母での発酵に無添加での醸造を可能にするのは徹底した管理あってこそですね!

今後の活躍がとても楽しみな作り手さん!

屈斜路ヴィンヤードのワインが気になった方は是非一度お試しください。

それではまたお会いししましょう(^^)

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