作り手さんより
〇テーマについて
2024年も果樹の生産がとても難しい年でぶどうも例外ではなく、生食用ぶどうが規格外品として加工用に多く出回ることになりました。
このようなぶどうの受け皿の一つとしてワイン造りを提案し、微力ながらも大阪のぶどう産地を守っていくことがnanameの考える一つのテーマです。
ワイン用に栽培したぶどうに比べ、生食用ぶどうでワインを造ることは技術が必要で、なかなか難しく、3年目にしてようやく生食用ぶどうでの表現に糸口が見えてきました。
8月10日収穫 。
ぶどう生産者：丸谷充

〇醸造について
今回のワインもデラウェアの品種個性を抑えながら旨味成分を引き出すことができ、生食用ぶどうで骨格のあるワインを造るとゆうことに大きな手応えを感じました。
料理人としての解釈から自分が良いと思う醸造方法にフォーカスしたことで、デラウェアの良さを引き出せたのではないかと思います。
手除梗、セミマセラシオンカルボニック。
ピジャージュなし。ルモンタージュなし。
澱引きに瓶詰前に1回。瓶詰めは10月17日。
SO2添加なし。

〇ヒトコト
アルコール度数は低めですが、デラウェアの柔らかな甘さと柑橘系のさわやかな酸が心地よい飲みごたえのあるワインに仕上がりました。
抜栓したては少し還元していますので、苦手な方には飲む少し前に抜栓していただくか、スワリングしていただくことをオススメしています。

引用：naname