SHINDO WINES / 新道ワインズ
pH4.3 WHITE 2022
品種 巨峰100%
産地 福岡県うきは市産
Alc 11%
醸造所 SHINDO WINES 新道ワインズ (福岡県朝倉市)
※ 亜硫酸瓶詰時に極少量
※無濾過 、無清澄
※野生酵母
※無補糖、無補酸
※生産本数1600本
福岡県「SHINDO WINES」の阪本さんから、これからの季節にピッタリのワインが届きました(^^)
開栓後すぐに巨峰由来の完熟香とキュッとしたチャーミングな酸味を感じ、ほんのり甘味も。
色味は微かにピンクがかった白ワイン♪
スタートはしっかり冷やして、潮気の効いたシーフードに合わせてみたい一本(^^)
一度お試しください!
作り手さんから
引用:SHINDO-LAB
〇ぶどうについて
福岡県うきは市産巨峰100%です。
食用ブドウを使用するときは、ヴィニフェラ系のブドウと比べてより糖と酸度の関係性を重視することがあり、多くのワイナリーでは熱しきっていない「青い」ブドウを使うことによって酸度を補うことがあります。
しかし、適熱していないブドウからは口当たりがフラットで青臭さのあるワインが出来てしまいます。
〇醸造について
本ワインは、除梗して一晩のスキンコンタクト後に搾った果汁を発酵させたワインと、ダイレクトプレスで搾った果汁だけを発酵させたワインをブレンドしています。
醸造にあたり、酸度が低くてもきれいでおいしい白ワインを造るために参考にしたのが、ワインメーカーの阪本がかつて日本酒製造にかかわっていた経験です。
発酵時は吟醸造りからアイデアを得て、香りが華やかになるようにステンレスタンクでゆっくりと低温(約12度)で発酵させました。
〇pH4.3 WHITE 2022の名前に込められた想い
商品名のとおり本ワインはpH値が高い、酸が穏やかな巨峰100%の白ワインです。
一般的に、pH値が4.0を超えるワインはほとんどありません。
4.0を上回ると、瓶内で微生物による劣化のリスクが高まるかりでなく、」が少ないため味わいにキレがない、と評価されやすいからです。
白ワイン用のブドウは酸度の高いものがほとんどですが、暑い夏にブドウの収穫期を迎える九州では、一般的に熱した巨峰は糖度だけ高く、「酸が低い「酸が抜けている」と表現されることがあります。
しかしとてもおいしく食べられるので、ワインにしてもおいしいのではないか、熟した巨峰で白ワインを造ってみようと思いつきました。
〇味わいについて
本ワインのpH値43は一般的な日本酒のpH値と似ており、香りもどこか純米酒に似通ったところがあります。
シャープな酸度こそありませんが、熟した巨峰の優雅さを持つ「純米吟醸酒」を彷彿とさせるワインに仕上がりました。
SHINDO WINESでは夏に最適なワインを目指しておりますが、このワインは日本酒のように一年中飲んで楽しめる一本となっております。
九州のワインの極めてまれな一例としてお楽しみいただけるく幸です。
暑い九州でとれる巨峰だからこそ実現できた味わい、九州でしか表現できないワインになっていると言じております。
〇ラベルデザインについて
本ラベルは鹿児島県在住のメキシコ人デザイナー、パブロ・ピネダにお願いしました。
上記の通り、本ワインは今までにない新しいタイプのワインに仕上がっております。
いろいろな価値観・考えかたが尊重されるNYで長年デザイナーとして活動されていたパブロさんにこのラベルを書いてもらうのがぴったりだと考えました。
実験室で使うpH試験紙のイメージでもある色のグラデーションを駆使して、ブドウが発芽から成長していき、本ワインに使用したような完熟のブドウとなるまでの様子を表現しています。
〇ワイナリーについて
2021年から福岡県朝倉市にある『新道蒸留所』の一角を間借りして運営を開始しました。
醸造家の阪本さんは学生時代にニュージーランド、ドイツで地質土壌について学び、
その後日本酒の酒蔵で蔵人として勤められました。
経験を基に
『人的介入を最小限に抑えた、自然なままの味わい』と『日本酒造りで学んだ、醸造哲学の活用』
をコンセプトにワイン作りをされています。
またSHINDO WINESはの特徴は福岡県の名産『巨峰』をメインの品種とし、日本の夏にピッタリな
軽快でグビグビ楽しめる仕上がりになっています。
『福岡県』の可能性を信じ、栽培、醸造、衛生管理を徹底する事で可能にする高温多湿地域での
自然なワイン作りに挑んでいる大注目のワイナリーです。