ココ・ファーム・ワイナリー
ピノ・ノワール 2020 (こことあるシリーズ)
品種 ピノ・ノワール 100 %
産地 北海道余市郡余市町登町 木村農園
Alc 12.1%
醸造所 ココ・ファーム&ワイナリー (栃木県 足利)
※収穫方法 手摘み
※野生酵母
※低温発酵
※生産本数 4226本
※要冷蔵保存
※無濾過・無清澄
開栓後すぐに赤い果実の香りと柔らかな樽のニュアンスを感じられ、
ベリー系の酸味、まろやかなコクと旨味のバランスがとても良く、品質の良さと醸造技術の高さが伝わる一本。
しっかりしたアルコール感を持ち、華やかな印象です!
個人的にはフレッシュな感じもいいですが、後二年程寝かしてして落ち着いた味わいとうま味を楽しんでみたいと思いますね!
大きめのグラスで空気をたっぷり含ませてゆっくりと飲んで頂きたい赤ワインです。
今すぐ飲みたい!という方にはデキャンタージュをオススメ致します(^^)
ワイナリーコメント
引用:ココ・ファーム&ワイナリー
〇ぶどうについて
この「こことあるシリーズ2020ピノ・ノワール」は、余市の新しい畑からスタートしました。
生産者は、日本の誰よりも多くそして長く、高品質のピノ・ノワールを栽培している木村さん一家です。
木村農園の新しい畑は、赤色粘土ローム土壌の西向きの急斜面にあり、葡萄の木は愛情を持って手入れされ、よく熟したピノ・ノワールを適度な量だけ生産しています。
私たちは長い知り合いであるこの家族のピノ・ノワール栽培への献身をとても尊敬しています。
〇醗酵について
手作業での選果。除梗80%、全房20%。中程度の温度(23℃)で野生酵母で醗酵。
醗酵期間は平均2.5週間、定期的に穏やかなポンプオーバーを行う。
セラーでは、こことある哲学に基づき、葡萄を手作業で選果し、野生酵母で適度な温度で醗酵。
優しくプレスし、フレンチオークの古樽80%と新樽20%で14カ月間樽熟成。
ビン詰め時にわずかな亜硫酸塩(30ppm未満)を加える以外は何も加えず、ダメージを与えるような濾過装置の使用も避けて無清澄・無濾過にてビン詰しました。
〇味わいについて
色合いはラズベリーレッド。香りはフランボワーズやレッドチェリーなどの赤い果実に、バラの花やナツメグ、トースト、腐葉土を複雑に感じる。
口あたりは滑らかで、キリっとした酸と華やかな果実味が溶け合い、ほのかなタンニンとリッチなアルコールにより余韻を長く感じる。
〇料理との相性
イチゴとブラータチーズのサラダ、茸のホイル焼き、鶏レバーの甘辛煮、ズワイガニの甲羅味噌焼き、煮穴子、鴨胸肉のロースト ブルーベリーソース、手羽元と里芋の煮付け、サムギョプサル、松茸の土瓶蒸し
〇ピノ・ノワールについて
高品質のピノ・ノワールをつくることは、簡単なことではありません。
シャルドネは、異なる土壌、異なる気候などさまざまな環境条件下でも、そこそこ良いワインを造ることができます。
しかしピノ・ノワールは、限られた範囲の土壌と天候のもとでしか通用しません。
葡萄が居心地の悪い状態で育つと本領が発揮できず、退屈な赤ワインになってしまいがちです。
おまけに、適切な収穫量を少しでも超えて収穫しようとするものなら、葡萄(そしてそのワイン)から味わい深さや個性を奪ってしまいます。
セラーでも、ピノ・ノワールは注文の多いパートナーです。
優しく扱わなければ、この品種特有の繊細さ、シルキーさ、そして幽玄なアロマがそこなわれ、不格好なワインになってしまいます。
しかし、多くの困難があるにもかかわらず、人々はピノ・ノワールの栽培に挑戦しようとしています。
むしろこれだけ多くの人が挑戦し、挫折しているのだから、ピノ・ノワールの素晴らしさを再認識できるというものです。
軽やかで複雑なアロマ、絹のような口当たり、恋人のような優しい余韻・・・素晴らしいピノ・ノワールを一度体験すれば、この葡萄が到達できる高みに誰もが納得することでしょう。
A Votre santé! 乾杯!
〇ヒトコト
2023年から2026年は、フレッシュな果実味のある味わいが続く。2027年からは熟成により果実の香りが落ち着き、旨味や凝縮感が増していくだろう。