DOMAINE DES SABLONNETTES ドメーヌ・デ・サブロネット
ゼスト 2021/ ZESTE2021
ぶどう シュナン・ブラン(樹齢30年)
地質 シスト土壌
野生酵母
So2無添加
息子のジェレミィの発案で造ったオレンジワイン。
丁寧にブドウを手で収穫後、全房でステンレスタンクにて1ヶ月間マセラシオ
ン。
その後プレスし再びステンレスタンクにて熟成。
軽いフィルターがけのみ。SO2無添加。
オレンジピール、樹脂アロマのような美しいアロマ、口当たりは力強く、上品。
美しく長くほろ苦い余韻。
ロワール地方のアンジェの街から南に20kmにあるラブレー村にジョエル・メナール氏の「ドメーヌ・レ・サブロネット」。
当主はジョエル・メナール。「ドメーヌ・レ・サブロネット」は、ビオディナミ実践団体の「ルネサンス・デ・ザペラシオン」に所属するメンバーの1人でロワールを代表するビオディナミスト。
元々祖父の代からブドウ栽培をしていたメナール家。ジョエルは機械技師をしていましたが、1982年に帰省してからはワイン造りを開始。
樽職人でもあった父の仕事を手伝いながら、1984年にドメーヌを設立。
1991年にはビオロジック栽培、2000年からビオディナミを開始しました。2014年にはDemeter認証も取得。
ビオディナミを開始した理由は、【自然と人間の調和】を目指すため!
ジョエルは昔を思い出しながらこう言いました。
「90年頃、ビオを始めた頃は周りの人たちからは変わり者扱いされたよ。マジで頭オカシイんじゃないかって(笑)。でも、ラッキーなことにうちの畑は祖父の代から除草剤を使ってないし、他の農薬もほとんど使っていなかったから、ビオにしても大きなリバウンドはなかった。きっちり畑で仕事をして、その年の作柄を生かしたワイン造りをしたいんだ!」
現在約13haの畑を管理し、ガメイ、カベルネ・フラン、シュナンブラン、グロロを栽培。
発酵はもちろん自然酵母で。
ワイン造りが楽しくて仕方がないというジョエル。
ジョエルに影響されて村でもビオディナミでワイン造りをする仲間が5人にも増え、彼らのリーダーとして信頼されています。
他の地域の自然派生産者たちとの交流も深く、ビオディナミのプレパラシオンはサンソニエールのマルク・アンジェリから譲ってもらっている。
2013年からは息子のジェレミーも参画。
当初は周囲から変人扱いされながらも勇気をもって有機栽培を開始し、やがて偉大な造り手となった父の背中をしっかりと見てきたジェレミーは、ワインの味わいをさらに向上させようという意欲とともに、父の意思をしっかりと受け継いでいます!
顧客には「ポール・ボキューズ」や「トロワ・グロ」、デンマークの「NOMA」といったトップレストランを抱えています。
フランス2大ワインガイド(「Le Guide des Meilleurs Vins de France」と「Bettane & Desseauve」)のいずれにも登場しています。
「ドメーヌ・レ・サブロネット」のすべての畑はAOPアンジュにありますが、「AOP法の基準によって各生産者のワインの味わいが画一化してゆくのを避けるため」、敢えてVDFとしてリリース。
印象的なラベルの絵は、家族ぐるみで親交のあるフランスの高名な画家ドニ・ユノーが、それぞれの作品に対するメナール家の想いに基づいて描いたもの。
これらのラベルデザインや各ワインの作品名などにも表れているように、飲み手をワクワクさせてくれます。