ココ・ファーム・ワイナリー
タナロゼ 2020
品種 タナ100%
産地 長野県高山村佐藤畑 山形県上山南果連
Alc 12.4%
醸造所 ココ・ファーム&ワイナリー (栃木県 足利)
※収穫方法 手摘み
※野生酵母
※無濾過、無清澄
※低温発酵
※生産本数 2,403本
※要冷蔵保存
タナの品種個性である「タンニン」が優しくも力強く表現され、軽めの赤ワインといった印象です!
豊かな酸味とコク、赤い果実のチャーミングな香りをもっているので白ワインの様に冷やしてお食事と合わせて楽しんでほしい一本ですね!おすすめです(^^)
ワイナリーコメント
引用:ココ・ファーム&ワイナリー
〇ぶどうについて
タナはフランス南西部原産の黒葡萄で、赤ワインの渋味の元にもなる「タンニン」が語源と言われ、現地では渋味が強く、色の濃いしっかりした赤ワインがつくられています。
実はタナは、渋味や色の濃さだけでなく、のびやかで芯のある酸味やボディを持ち、特に高山村の佐藤さんが育てるタナには、土地の特徴である鉱物のような味わいが感じられます。
〇醗酵について
2つの方法で仕込んだ。1つ目はフリーランの果汁のみをステンレスタンクに入れ野生酵母で醗酵させた。
2つ目は房全体をタンクに入れ、MC(野生乳酸菌よりマセラシオンカルボニック)を約1週間行った後プレスし、野生酵母にて醗酵させた。
その後ブレンドし、木樽で野生乳酸菌によるMLF(マロラクティック醗酵)を続ける。
〇熟成について
木樽で約5カ月熟成。
〇瓶詰めについて
澱引き後、清澄せず無濾過でビン詰。
〇味わいについて
色合いは赤みがかったラズベリーレッド。
イチゴやラズベリーの果実に、バラやスミレ、石灰、ヨーグルトの香りを感じる。
口当たりはドライで酸が全体を引き締め、タナ由来の渋みやミネラル感が余韻を長くしている。
〇料理との相性
ザワークラウト、セミドライトマトのオイル漬け、ピータン、生春巻き、ブイヤベース、サバの西京焼き、天然ブリの燻製、餃子、イカの一夜干し、牡蠣フライのタルタルソース、酢豚、イチジクのコンポート、マドレーヌ
〇ワインイメージについて
私たちは海外のワイン産地を訪れる旅の途中で、このタナ種に巡り会いました。
今、このタナ種の葡萄は、日本でも突出した色の濃さとタンニンを持つ葡萄に育っています。そんな葡萄でロゼワイン!?
不思議に思う方もいらっしゃるでしょう。
最初赤ワインを造って、次に2016年は白ワインとしての鉱物的な魅力を生かし「ブラン・ド・タナ」を造ってみました。
その結果、この葡萄の赤ワインと白ワインの両方の魅力を実感することができました。
それならばロゼは? ということで2017年からは「タナロゼ」を造り、この3つの秋の試作を経て私たちは日本のタナからつくるワインのひとつの答えを掴んだような気がしています。
〇ヒトコト
2022年~2024年は、フレッシュな香りのある味わいが続く。
2025年からは、タンニンがなじみ一体感と香ばしい余韻がでてくるだろう。