LES VINS VIVANTS / レヴァンヴィヴァン
ベリーA と 2023
品種 マスカットベーリーA、カベルネソーヴィニヨン、メルロー、カベルネフラン
葡萄産地 山形県産、長野県千曲市産
Alc 10.7%
醸造所 LES VINS VIVANTS レ・ヴァン・ヴィヴァン
特徴◆酸化防止剤無添加◆無濾過◆野生酵母◆樽香◆濃い果実味◆プラム香
大人気ワイナリー【LES VINS VIVANTS】から、エレガントな樽香とたっぷりの旨味が楽しめる赤ワインが登場しました!今年は、毎年ベーリーA単体で仕込んでいるワインに、特別にボルドー系品種をブレンドし、新たに「ベリーAと」として仕上げています。
樽の風味とタンニン、それぞれの品種の個性を活かしつつ、甘やかな香りにナッツのような香ばしさが加わり、まろやかで奥行きのある味わいです。
さらに、爽やかな酸とベリー系の果実味が程よく絡み合い、ほのかなハーブの香りも楽しめます。
今すぐ飲んでもおいしいですが、長期熟成も期待できる贅沢な仕上がりです。
作り手さんから
引用:LES VINS VIVANTS
〇ぶどうについて
2023年のベリーAは今までで一番少ない納品でした。本来ならベリーA単体で仕込みたかったのですが単体で仕込むには少なすぎたため、何か別の品種と混ぜて仕込まざるを得ませんでした。
納品日直前で数量が少ないことが分かり10月の初めということもあり今から声を掛けても正直ブトウは集まらないだろうと思っていました。
それでもご縁があり千曲市産のボルドー系品種を買わせていただくことができ、何とか
形にすることができました。
ボルドー系品種を扱うのはメーカー勤務時代以来、実に13年振りでした。
一般的にはボルドー系品種は除梗しますが、やはりここでも全房で仕込み青さを出さないよう注意しました。
私たちなりのアンチテーゼです。
日本の品種も良いのですがボルドー系品種を入れることで酒質、香り、味わいが格段にレベルが上がったので、改めてヨーロッパ系品種の良さを認識しました。
恐らくベリーAとの相性も良く今回はとても満足のいく仕上がりとなりました。
山形県産のマスカットベーリーAと長野県千曲市産のボルドー系品種を購入して造った赤ワイン。
ベーリーAとボルドー系品種の比率は50%:50%。
〇醸造について
開放型の木桶発酵槽(VAT)にて除梗破砕無しの全房セミマセラシオンカルボニック仕込み。
野生酵母で発酵が始まるのを待つ。
仕込み始めてから5日目でピジャージュを開始。発酵もこのタイミングで始まる。
その後毎日ピジャージュを行う。
比較的低温で発酵は進み、仕込み始めてから約40日でプレス。
空圧式のメンブレンプレス機にて搾汁し、プレス後は500Lのフードルと228Lの小樽で熟成。
約12ヶ月の樽熟成後、滓引きして瓶詰め。
仕込みから瓶詰まで一切の亜硫酸は無添加。
エキス分 2.57
比重 0.995
pH 4.11
〇味わいについて
ベリー系の果実味はもちろん、旨味の余韻が長く続く。とてもシルキーな飲み心地で清涼感のある樽香が艶っぽさを演出。
長期の熟成が本当に楽しみな1本。
〇ヒトコト
例年ベーリーA単体で仕込んでいるワインですが、今年はまたご縁がありましてボルドー系品種と一緒にした「ベリーAと」になります。
とても良い仕上がりです。樽の要素、タンニンのバランスが心地良いです。
ベーリーAとボルドー系、それぞれの良さを消すことなく仕上げることができました。
ベーリーAの可愛らしい香りが随分と大人っぽく、ナッツ感と若干のシナモンなどのスパイスっぽさ、焼きたてブリオッシュの香ばしさやお日様をいっぱいに当てた干し草の香りような幸せ感があります。
エッジの際立った綺麗な酸が骨格を作りベリー系の果実味が美しく、それに旨みがプラスしています。
長期熟成させたくなる出来になりました。