Clot de L'Origine /クロ・ド・ロリジンヌ
Le Petit Barriot, Vin de France Rouge‐ルプティ・バリオ・ルージュ
タイプ 赤ワイン ミディアム
品種 シラー100%
土壌 シスト、粘土石灰質土壌
野生酵母
1年フードルで熟成後タンクで1年熟成。
シラーの繊細でフレッシュなフレーバーを引き出すことを目指して造られた赤ワインです。
標高400Mに植えてあるブドウから出来上がるワインは、正にマルクが求めていたフレッシュで飲みやすいグルグル・ワイン。
ルシヨンでも軽やかなワインが造れることを証明したく、生まれたキュベ。
80%除梗し、12日間のセミ・マセラシオン・カルボニック。
コンクリートタンクとフードルで8ヶ月間の熟成。
シラーならではのスパイスや白コショウ、又スミレの花の香りが漂い、軽やかでフレッシュなフルーツワイン。
料理とのマリアージュ:魚料理・肉料理・鳥系のジビエ
【Clot de L'Origine クロ・ド・ロリジンヌ Roussillon】
プロヴァンス地方のバンドールで生まれたマルク・バリオは、ワイン造りの夢を実現する為に、ボジョレーでワイン造りを学び、ボルドー、アメリカ、オーストラリアで修行を積みました。
アルザスで出会った自然農法実践への熱い想いが膨らみ、2004年にルーションの内陸部・モーリー地区に条件の見合う畑を見つけ移り住みました。
カタルーニャ人に忘れられてきたこの地では樹齢100年を超えるマカブーや樹齢50年のカリニャンなどが残るのが特徴です。
また、昔ながらの混植の区画もあります。化学肥料や除草剤を一切使用しない畑にはマルクが「ナチュラルな植物肥料」と呼ぶ、草やカモミールなどが生育し、雨で土砂が流れにくくするため土中に根を張ったり、畑を耕してくれるミミ
ズの成育を促したり、結実を早めるミツバチが集まったりと、畑を取り巻く生態系にメリットを与えてくれます。
収穫は手摘みで稀に見る低収量です。品種とポテンシャルによってタンクと樽を使い分け、より新鮮さを保つ醸造を重要に考えています。
SO2は最低限の添加に抑えています。
現在ではモーリー、エスタジェルなど4つの村に17区画、計11haの畑でビオディナミの要素を取り入れた有機栽培を実践しています。土壌は、雲母・青灰色・赤褐色・茶・白などのシスト土壌や水晶などで構成され、標高150 ~ 450mの高地であるためフレッシュさを残しつつゆっくりと熟し、東から北向きの斜面で育つブドウには引き立った酸味が感じられます。
2017年よりブラン・ド・ノワールにトライしており、自分が思い描くルーションのテロワールを表現するためにチャレンジすることを厭わない旺盛な探究心をもった造り手です。