ウッディファーム&ワイナリー
樽発酵 ソーヴィニヨン・ブラン 2019
品種 ソーヴィニヨン・ブラン95%、プティマンサン5%
産地 山形県かみのやま市産
Alc 11.4%
醸造所 ウッディファーム&ワイナリー (山形県上山)
※樽熟成 95%(古樽100%) 11カ月
※総酸度 5.4g/L(酒石酸換算)
※pH 3.50
※生産本数 1,150本
西洋品種にこだわる、ドメーヌ型ワイナリーの【ウッディファーム&ワイナリー】さんより樽熟のソーヴィニヨン・ブランが入荷しました!
味わいは「蜜」を感じる果実味と厚みのある酸味がしっかりしたボディーをつくっています。
特徴的な苦みがあり、ソーヴィニヨン・ブランといえば「青々しく爽快」なイメージですが、どちらかというと、花梨やハニー系の味わいに仕上がっています。
樽の存在感もしっかり感じられ、飲みごたえは十分です!
気温があがり「ソーヴィニヨンブラン」が美味しい季節ですが、コクのあるソーヴィニヨンブランもお食事に合わせて楽しんでほしい思います!
しっかり冷やしてスタートしてほしいと思います!
作り手さんから
引用:ウッディファーム&ワイナリー
〇圃場と樹齢について
生居畑、植ノ山畑(一文字短梢、樹齢9~10年)
原口畑(一文字短梢、樹齢5~6年)
〇コンセプト経緯について
天候に恵まれた19VTは過去最も収穫量があり、2つのスタイルを醸造しています。
こちらの樽発酵のスタイルは、18VTに試験醸造した結果から今回はさらにバージョンアップしています。
そもそもSBのスタイルとは何か?
アプローチにより実は様々な味わいが表現できる品種なので、一つに固定せず自由に考えさせてもらいました。
柑橘やハーブのようなフレッシュさを控えめにした代わりに、杏子様の核果系やフラワリーな印象、樽由来の甘やかな香りと酸味の調和をイメージしています。
【品種らしさ】を改めて、【ウッディらしさ】と感じていただけると思います。
〇ぶどうについて
ソーヴィニヨン・ブランについて上山では栽培例の非常に少ない品種です。
現在(2021.4)は合計で0.6㏊の畑を一文字短梢栽培で管理しています。
ワイナリーから程近い植ノ山畑(0.2㏊)と生居畑(0.4㏊)の2か所の畑には、それぞれ性格の違うブドウが実ります。
礫の多い赤土が主体の植ノ山畑は、比較的早熟で黄色く完熟したブドウが実ります。
粘土質が混ざる赤土の生居畑は、1週間ほど遅れての収穫期。
緑色~黄色になりかけたフレッシュなブドウを多く実らせます。
2種類あるソーヴィニヨン・ブランのワインは、このような畑の個性の違いを反映させています。
【かみのやまの爽やかな風】を連想させるワインに仕上げています。
〇醸造について
レギュラーSBと同じ収穫時期ですが、特に黄色く完熟したSBのみを選んで醸造しました。
半分はスキンコンタクトしてからプレス、半分は全房プレスです。
また酵母は2種類と一つは培養酵母添加なし(約25%)です。
結果としてSBは培養酵母の方がきれいな印象に感じますが、無添加の方の味わいのボリュームも捨てがたく、このような選択にしています。
酸化に弱い香気成分を活かす為、果汁~発酵~貯蔵は還元的に行い、
またバトナージュも行っていません。
最終ブレンドの時点で味わいの密度を高める為にプティマンサンを加えています。
今からでも十分楽しめますが、夏(21.9月)以降がお勧めです。