ウッディファーム&ワイナリー
ウッディブラン 2023
品種 シャルドネ62% ピノ・ノワール24%、ソーヴィニヨンブラン10%、アルバリーニョ4%
産地 山形県上山
Alc 11.8%
醸造所 ウッディファーム&ワイナリー (山形・上山)
特徴:◆無濾過◆フレッシュな酸味◆マスカットの香り◆樽なし◆吟醸香
ウッディな風味の白ブドウに、黒ブドウのブラッシュが隠し味として加わり、繊細ながら複雑な味わいを生み出しています。
色は澄んだレモンイエロー。
シャルドネを主体にしたすっきりとした飲み口に、パイナップル、完熟リンゴ、白桃の香りが広がります。心地よい苦味と酸味が特徴で、余韻には吟醸香がほのかに漂います。
時間の経過とともに次々と異なる表情を見せるこのワインは、ゆっくりと時間をかけて楽しむのがおすすめです。
和食から洋食まで幅広い料理と相性が良いので、ぜひお試しいただきたい一本です。
作り手さんから
引用:ウッディファーム&ワイナリー
〇コンセプト経緯について
過去2回のTrialを経て、ようやくレギュラーとしてリリースされるマルチブレンド。
ウッディファームのエントリー白ワイン、その名も【ウッディブラン】。
毎年のようにセパージュは変更されますが、どんなVTでも一貫性と共通性のある香
りを主軸に構成されます。
特定の畑、醸造方法、品種のキャラクターが突出しないように細心の注意をもってブレンドしています。
ウッディファームの中で一番中立な味わいを目指すことで、幅広い食文化と嗜好性を網羅し、様々な条件下で受け入れられ易いワインをイメージしています。
〇ぶどうについて
猛暑が続いた2023年。
最適なタイミングで収穫した4種のブドウから構成されています。
〇味わいについて
抜栓直後から素直で真っすぐなフルーツの香り。
洋ナシ、マスクメロン様のエステル類を主軸に柑橘系のチオール類や白桃、スイカズラの甘いテルペン類の芳香のMIX。
各品種の織りなす風味が万華鏡の様に変化していく白ワインです
飲むときの温度、抜栓からの時間によって香りの出方が様々に変化します。
アルバの香りを強く感じる日も、ソーヴィニヨンブランの香りを感じる日もあります。
品種は公開されていますが、品種の個性に縛られずにお楽しみください。
〇醸造について
各品種の一番最適な時期に収穫と醸造を行い、発酵完了後にブレンドできる事がマルチブレンドの魅力でしょう。
例えば最初から品種を混ぜて発酵させる不可逆な混醸と違い、ブレンド比率の調整を細部まで検討できる事で品質の一貫性も考慮できます。
2023VTは非常に暑い年で、比較的早めに収穫されたブドウを中心にブレンドされています。
熟したニュアンスが強くなりすぎないようにフレッシュさを意識して掛け合わせて行きました。最終ブレンド後にはMLFを避けながら軽い澱と共に約6カ月静置し、清澄を確認後に無濾過で瓶詰めしています。