ウッディファーム&ワイナリー
Albarino 2023 - アルバリーニョ2023
品種 アルバリーニョ100%
産地 山形県上山
Alc 13.3%
醸造所 ウッディファーム&ワイナリー (山形・上山)
特徴:◆無濾過◆優しい酸味◆トロピカルな香り◆蜜感◆樽なし
開栓直後から柑橘や蜜、桃を連想させる香りに心地よい酸味が特徴な23年のアルバリーニョ。
色味はクリアなレモンイエローで、爽快な飲み口でアルコール分とは対照的に軽やかに楽しめる一本です。
時間の経過でトロピカルな香りが広がり、時間をかけてゆっくり楽しんでほしいです。
お食事はおシーフードや軽めのお肉料理をオススメ致します!
酸味が優しいワインなので、しっかり冷やしていただきたいですね。
是非お試しください。
作り手さんから
引用:ウッディファーム&ワイナリー
〇コンセプト経緯について
2023年の燦燦とした太陽を一身に受ける事で2022年とは対照的な味わいになりました。
これまでの最速である9/13から収穫がスタート。その後に収穫された区画からは完熟したアルバリーニョが多く、既に果汁から熟した匂いが。熟度が違う4種類の原酒をそれぞ
れ発酵させ、最終的にブレンドする事でバランスを取っています。
今まで見たことが無いような酸度で一般的には補酸の必要に迫られますが、【VTに無いものを無理に求めない】私達なりの矜持で、須らく補酸は行いません。
醸す側の理想像に近づけるエゴが出なくもないですが…2023VTの持つ【異常な暑さ】という特徴を表現できたことに安心しています。
〇味わいについて
黄色みが強く粘性もある濃厚な雰囲気、まるで沢山の柑橘類やスイカズラ、完熟した桃とマンゴーを凝縮させたようなフローラルで豊富なエキスに、果皮由来の苦味の爽やか
さがアクセント。
香りにも味わいにも熟した印象が強く発現されていたので、少しでもフレッシュ感を付与するために溶存ガスを高めに設定して瓶詰めしました。
瓶詰め直後の2024.12頃まではピリッとした口当たりを感じさせます。
よく冷やして飲んだほうが香りと味わいがタイトになり、丁度良く飲めるでしょう。
〇醸造について
収穫時期と区画の異なる4種類の原酒から構成されています。
例年よりも早い収穫時期でしたが熟度は高かったため今回はスキンコンタクトを採用せずに、すべて全房プレスを行っています。
デブルバージュの程度、発酵温度、酵母、の違いで酒質のキャラクターを確立させた後でブレンドする事で、一辺倒には感じさせない複雑さがあります。
あくまで単一品種の単一年度のみで構成し、VTと品種の個性を鮮明に感じさせるよう努めています。
ブレンド後は少ない酸度をMLFから守るように亜硫酸添加と低温管理を行い、約6カ月のあいだ細かい澱と一緒にタンク貯蔵しています。
瓶詰め前に澱引きし、亜硫酸を添加後に無濾過で瓶詰めしています。