Olivier Cazenave / Chateau de Bel オリヴィエ・カズナーヴ/ シャトー・ド・ベル
Echappe de Bel Blanc AC Bordeaux ‐エシャペ・ベル・ブラン
品種 ミュスカデル80%、セミヨン20%
産地 フランス ボルドー
Alc 12.5%
醸造所 Olivier Cazenave オリヴィエ・カズナーヴ
特徴:◆無濾過◆野生酵母◆フルーティー◆マスカット香◆軽め
私は「ミュスカデル」というブドウ品種が大好きですが、この品種がボルドーや世界の風景から消えつつあるため、ミュスカデルを主体としたキュヴェを作りたいと考えました。
このワインには、ミュスカデルを約80%使用し、残りはセミヨンを加えています。
その結果、白い花や白い果実の美しい香りを表現し、何よりも豊かで力強い味わいを楽しむことができます。
個人的には、このワインをシーフードやグリルした魚、レモンバター添えの料理、そしてレモングラスを基調とした料理と合わせて、食前酒として楽しんでいます。
ワインの特別な香りと味わいは、料理との相性を高め、食事の始まりをより一層華やかにしてくれることでしょう。
【Olivier Cazenave /オリヴィエ・カズナーヴ】
オーナーのオリヴィエ・カズナーヴ氏は、17歳の時に1本のポムロールワインと出会いワインの素晴らしさに目覚める。
大学では政治学を学ぶも、ワインへの情熱は抑えきれず、卒業後はワインの世界へ飛び込む。
カヴィスト、バイヤー、クルティエ(ワイン生産者と販売者の仲介)といった仕事を10年間経験後、「プピーユ」のフィリップ・カリーユ氏紹介で、「シャトー・ド・ベル」を購入。
2003年ヴィンテージが初リリースにも関わらず、フランス国内の専門誌「ラ・ルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランス」で最高得点を獲得。
その後、パリの、三ツ星レストラン「ジョルジュ・サンク」でオンリストされるなど
など一躍シンデレラワイナリーとして専門誌にも取り上げられる。
しかし、ワインへの情熱はとどまることを知らず、バリックでのマセレーションを施すポムロール複数ヴィンテージのカベルネ・フランをブレンドした「フラン・ド・ベル」、ルーションで友人とグルナッシュの可能性を追求するなど様々な新しいことにチャレンジしている。
ドルドーニュ川から近いところに畑があり、霜の害が防がれ、有機栽培にてぶどうを育てやすい環境にある。
化学肥料、農薬は使用していない。
醸造時も二酸化硫黄は不使用。
醸造時にとても小さなタンクを使用、果皮を浸漬させる時にこのタンクで時間をかけて成分を抽出している。
樽にも非常にこだわりを持っており、225Lと500Lの2種を使い分けており、各樽で6~12か月熟成させる。
果実味を活かすことを最優先に考えており、良い年でも樽熟成を控えめにしている。
近年ではボルドーに革新を起こす生産者として評価され、アルベージュやアラン・デュカスなどの3つ星レストランやタイユヴァンでもオンリストされている。