Chinado / チナド
Chinado Tinto 2021 / チナド ティント 2021
タイプ 赤ワイン
品種 カステラオン
Alc 13%
【醸造ついて】
アルコバサに位置する大西洋から12kmの化石や貝殻を多く含む粘土石灰質土壌。
標高120mの東向き、南向きの2つの異なる畑から収穫したカステラオンを使用。1960年代の古い葡萄畑。
畑ごとになる醸造スタイルで造られている。
葡萄は15kgの箱に手摘みで収穫。除梗、1000リットルのタンクでマセラシオン。
ヴァレスの区画のブドウは2日後にプレスされ、ファゼンデイロの区画のブドウはプレスするまで1週間、穏やかに毎日踏圧。
どちらのロットもステンレスタンクで発酵を終え、冬になる前に澱引きし、春に最終的なブレンドを行うまでそのままであった。
ノンコラージュ、ノンフィルター。
【味わいについて】
この2021年の赤は、初めて100%ステンレスタンク製で、カステランの典型的な特徴を失うことなく、赤い果実味に焦点を当てた、フレッシュで飲みやすい赤ワインに仕上がっている。
粘性が高く、とろみを持ちスミレのニュアンスを感じます。
【Chinado / チナドについて】
サウンドエンジニアとして活躍していたジョアン・テレソは、リスボンの北にあるアルコバサの祖⽗が持っていた古いブドウ畑が⼿放されることを知り、ワイン造りの経験が全くないながらに、その畑の⾯倒を⾒ることにしたのだ。
アルコバサ地区の樹齢40年から60年の古⽊からなるこの畑は、粘⼟⽯灰質⼟壌。
東⻄向きの2区画。
⽩葡萄ではフェルナン・ピレスとヴィタル。
⾚葡萄ではカステラオンとバガが主なブドウ品種。
ワインが好きではあるけれど、ワイン造りの経験がないジョアン・テレソには、強⼒な助⼈がいた。
友⼈であり、Esperaのワインメーカー、そしてコンサルティングとしてポルトガル内外で活躍しているロドリゴ・マーティンだ。
彼らは2017年から⼀緒にワインを造り始め、それからすぐしてジョアンは葡萄栽培とワイン造りに惚れ込み、2018年には最近まで放置されていた近辺の2つのブドウ畑の⼿⼊れをすることになる。
ジョアンのワイン作りに対するビジョンは、サステイナブルな⽅法でワイン作りをすることである。
これは、ブドウと少量の硫⻩だけを使い、⼟着酵⺟を使ったワイン作り。
彼は⾔う。“私たちがこの放棄されたブドウ畑の⼿⼊れを始めたとき、古い曲がったブドウの⽊があり、私たちはこの畑に何を期待しているのかよくわかりませんでしたが、すぐにこの畑から単⼀畑のワインを造ることを思いつきました。
これらは全てこの⼟地のポテンシャルを感じるフィールドブレンドのワインです“