Dominó ‐ドミノ
Ferreira & Claro Fonte Fria 2021 フェレイラ アンド クラーロ フォンテ フリア 2021
タイプ:赤ワイン
容量:750ml
Alc.12%
品種:グランノワール、アラゴネス、トリンカデイラ、サンソー、カステラオン、アリカンテ・ブーシェ等のフィールドブレンド。
生産本数2200本
【醸造】
全房絞りし、10日間マセレーションした後、ステンレスタンクで自然発酵させた後、酵母を含んだまま、コンクリートタンクで12か月の熟成。
【コンセプト】
フォンテ・フリアは、彼らの家とワイナリーがあるプロットの名前。
【味わい】
このほぼ100年前のぶどう畑の非常に低い収量は、深い風味、タンニン、酸度をバランスよく供給し、長期熟成能力を示している。
アリカンテ・ブーシェとグランノワールからの大胆さは、脂っこい味付けの料理との相性も良い。
【 Dominó / ドミノ】
1999年から2016年の間、ロンドンやスペインやポルトガルなどでシェフを務めたヴィトール・クラーロ。
シェフとしてのキャリアは⾼く評価され、彼のレストランがカルト的な⼈気を博していたことから、ポルトガルのワイン業界のキーパーソンたちとも交流を深めてい
た。
そのキーパーソンの⼀⼈、ダーク・ニーポートは、ドウロを中⼼とした世界的なワインメーカーであり、彼のおかげでヴィトールは世界中の素晴らしいワインに出会う経験をし、いつしかワインの世界に興味が湧くように。
2010年から副業でワイン造りを始め、なんと2017年にはシェフを辞め、それまで建築家として活躍していた彼の妻リタと共にワイン造りに専念するようになった。
シェフであったヴィトールは、ポルトガルのテロワールと微気候がもたらす、さまざまな葡萄を組み合わせて、彼が望むワイン、すなわち鮮やかな酸味とすっきりとした味わいのフレッシュなワインを造る⽅法を熟知している。
リスボンの海岸沿いにあるコラレスのブドウ畑では、シャープで塩分を感じさせる⼤⻄洋気候が⽣み出すワインをつくり、彼らのワイナリーがあるアレンテージョで
は、この地域のさまざまな微気候、区画、標⾼を利⽤し、ポルトガルの希少な葡萄であるティンタ・デ・オルホ・ブランコ、タマレス、トリンカデイラ等の⾮常に古
い樹のフィールドブレンドで、本来なら⼒強いワインを⽣み出すことで知られるこの地域から、⾹り⾼くエレガントなワインを⽣み出す。
彼らの哲学はシンプルだ。
ヴィトールは、純粋さと透明性を実現するために、⾃分の畑からはすぐにはわからないものを表現したいと考える。
ブドウ畑は有機的に管理され、熟度は抑えられ、セラーでのアプローチは、ソフトで短い抽出、⾃然発酵、補正なし、低硫⻩、⾮常に軽い濾過など、とても繊細でシンプルだ。
素晴らしい⾷材(ブドウ)が揃えば、あとはシェフ次第。
彼の研ぎ澄まされた味覚によって、繊細でいて爽やかな酸味や塩味を感じるフレッシュでクリーンなワインが出来あがるのだ。