ウッディファーム&ワイナリー
ウッディルージュ 2019
品種 メルロ63%、カベルネフラン22% カベルネソーヴィニヨン15%
葡萄産地 山形県かみのやま市産 楢下畑、マサル畑
Alc 11.2%
醸造所 ウッディファーム&ワイナリー (山形県上山) SNS:@zao_woody_farm
特徴:◆野生酵母使用◆無濾過◆樽熟成◆やや重め◆樽香
山形【ウッディファーム&ワイナリー】の金原さんから、ハイパフォーマンスなボルドーブレンド「ウッディルージュ2019」がリリースです!
色味はすこしガーネットを感じるルビーレッド。
木樽のバニラ香と完熟果実の香りがしっかりと感じる事が出来、バランスがとても良いです。
2018年に比べ、グッと果実味が増しています。
うま味とエレガントさ、熟成感に優しい口当たり。
このヴィンテージは驚きのコストパフォーマンスと言えると感じております。
しっかりしたお肉からチーズやナッツだけでも十分味わえる一本です!
抜栓後も日持ちするので、是非ごゆっくりお楽しみください(^^)
作り手さんから
引用:ウッディファーム&ワイナリー
〇ヴィンテージの天候について
2019VTは前年までのような秋雨に悩まされる事もなく、各畑の一番良い時期に収穫を迎える事ができました。
〇味わいについて
ウッディファームのレギュラー赤ワインとしては例外的に堂々とした風格ある味わいです。
深紅の輝きを持ち、香りから前回までと比べ異彩を放ちます。
カシス、ブラックチェリー、プラムの芳香へ、バニラ、ロースティなモカやダークチョコの陰影。
良く熟成したワインであることが伝わるでしょう。
タンニンは溶け込み、柔和で滑らかな口当たりです。
季節を問わず楽しめるでしょう。
〇醸造について
約3年ぶりに見る熟度の高さ、健全度、タンクの余力、スタッフの数から野生酵母による発酵を採用しています。
全てのロットは2019VTの上級ワイン【Yメルロ・カベフラ・カベソー】と同じタンクです。
違うのは熟成した樽のみであり、特に新樽がブレンドに含まれていない事…ぐらいです。
ここまで贅沢なレギュラーワインは今後は中々ないでしょう。
また瓶詰めから3年(2023年時点)を経過してからリリースする事で、お客様が時を待つ必要がありません。
収穫の際に熟度でコンテナを分け、Goodと判断されたブドウのみを除梗破砕しタンクへ仕込みました。
畑と品種で分けたロットは4種類あり、それぞれ酵母が動き出すまでの2~7日間の低温浸漬を経て、発酵を開始しました。
タンクの3/4は野生酵母に委ね、1/4はローヌ系の酵母を採用しました。
抽出は前半はポンプオーバー、中盤以降は櫂入れ、温度帯は30℃を上限に保ち促しました。
浸漬期間は19~24日間で、それぞれ酸度・タンニンの強度のバランスを見てプレス時期を判断しています。
プレス後のワインは速やかに澱引きされ、古樽へ移動しています。
夏まえに亜硫酸を30ppm添加し、約一年間を低温で貯蔵しています。
何度目かのブレンドトライアルでカベフラの比率を上げた方がバランスが良くなると判断し、今回の比率に落ち着きました。
〇ヒトコト
畑ごとに仕込み樽熟成した個性をブレンドする事で、単一では難しい多様性の中の調和を表現しています。
品種から想起されがちな濃厚・パワフルとは異なりますが過不足なく満たされる充実感と日常に溶け込む穏やかさを感じるワインです。