humus フムス
humus Palheto 2021‐フムス パリェット2021
土壌:大西洋からわずか20kmの場所にあるカルダシュ・ダ・ライニャの
アルヴォルニーニャ地区。標高150m の粘土石灰岩土壌。
大西洋からの涼しい風と高い湿度、冷涼な微気候。
タイプ:Palheto(赤白ミックス)
Alc.12%
品種:(赤)トウリガナショナル (白)アリント、フェルナンピレス
樹齢:平均20年
醸造:赤葡萄のトウリガ・ナシオナルを2時間のマセラシオン。
その後、アリントとフェルナン・ピレスの果皮で1ヶ月のマセラシオン。
熟成:オーク樽で10ヶ月間の熟成。
テイスティング:フレッシュだが心地よいタンニンが広がりフローラルで華やかな香りが広がる。
Palheoとはポルトガルのワインのカテゴリーの一つで、農家のスタイルで作られたワインのこと。
赤ブドウと白ブドウをブレンドして、日中に飲むための低アルコール飲料として生まれた。
当時はペットボトルの水はもちろん、ソーダやビールもほとんどなく、
天然の水源も飲むには信頼できるものではなかった為、このPalhetoと呼ばれるワインが唯一の信頼できる水分補給だったのだ。
humus
リスボンから北へ約1時間、大西洋からわずか20kmの場所にあるCaldas da RainhaのAlvorninhaという町のすぐそばに、小さな家族経営の農場Quinta do Paçoがあります。
この農場はロドリゴの祖父が購入しましたが、90年代に最初のブドウの木を斜面に植えたのはロドリゴの父親でした。
Humusを造るRodrigo Felipeは、土木技師として働いた後、2000年代初頭にワイン作りを始めることを決意し、ワインメーカーとなりました。
彼は、家族が所有するQuinta do Paçoの計20haに属する9haのブドウの木を担当しています。土壌は粘土と石灰岩が混ざったもので、大西洋からの涼しい風と高い湿度、そして冷涼な微気候のおかげで、ブドウはより長い熟成期間を持つことができ、レベルの高い酸味を維持することができます。
この酸味は、ロドリゴがHumusのような大胆なワインを造ることができる大きな理由です。
2007年に有機認証を取得し、Humusを造り始めたのは2009年。
ブドウ畑では、天然の堆肥を使用し、害虫を防ぐために必要な時だけ少量の銅と硫黄をブドウの木に塗っています。
海抜約150mの高地で栽培されているのは、白ではアリント、フェルナン・ピレス、ヴィタルそして、少しだけソーヴィニヨンブラン。赤ではカステラオン、トゥリガ・ナショナル、ティンタ・バロッカといったポルトガルの伝統的な品種で、わずかにシラーも含まれています。
セラーでの作業は更にシンプルです。介入を最小限に抑え、無濾過、無清澄の状態で醸造、瓶詰めするいわゆる「ナチュラル」なワインです。
白とロゼは直接圧搾し、樽で発酵させます。赤は除梗して破砕し、小さなステンレスタンクで発酵させます。その後、古いオーク樽で熟成させます。ワインは全て、亜硫酸塩無添加で醸造されています。
葡萄が持つ本来のパワフルな酸味、果実味をどうぞお楽しみください。