DOMAINE ENGEL ドメーヌ・エンゲル
ZERO ゼロ・ドーズ 2017
ぶどう ピノ・グリ70%、ピノブラン30%(樹齢40年)
地質 シルト質・片麻岩質
酸化防止剤無添加
瓶内二次発酵
グラン・クリュ・プラエラテンベルグのぶどうを手摘みで収した後混醸。
瓶内二次発酵はピノ・グリのジュースを使用し48ヶ月のシュール・ラット。
ドザージュなし、SO2無添加。
繊細な泡立ちで複雑味タップリ。
しっかりとした味わいだが、果実の厚みも感じられフレッシュな酸がエレガント。
バランスが綺麗に取れている、フレッシュ感もあるクレマン。
料理とのマリアージュ:タルト・ガレットデロワ
850年の歴史を持つオルシュヴィレール村のオー・クニグスブーグ城の麓に建てられてこのドメーヌ・エンゲルは、1958年に設立されました。
今現在は1995年生まれのピエールと、彼の兄であるジャックが経営しています。
畑作業は兄が、ピエールは醸造に情熱を燃やしています。
所有する13ヘクタールのうち8ヘクタールはグラン・クリュのプラエラテンベルグにあり、他はその周りを取り囲むように広がっています。
ピエールの叔父もドメーヌに参加しており、彼が生み出す設備はオリジナル物ばかり。
畑作業がよりスムーズに行えるため、ドメーヌの装備を独学で改良!
ピエールと兄のジャックは、大会などにも出場したほどラグビーが大好き。
二人はそれぞれ大学へ行き、ピエールは経営を学びます。
卒業後マルセル・ダイス氏のところで修行を始め、ジャックは銀行でしばらく働きます。
その後、ジャックはアンドレ・オステルタグ氏の元で学び、ブドウ栽培免許を獲得。
オステルタグの影響で、ジャックは畑にビオディナミを取り入れており、2022年からはデメテールラベルを取得。
彼らのファーストヴィンテージの2018年は、とてもジューシー。
2020年は、非常に暑く太陽が多かった年でなかなか難しいヴィンテージでした。
2021年は今までで最高の出来の年。
そして2022年は、暑くて太陽の年でしたが20年の経験を生かし、通常より一週間収穫を早めました。
彼らはワインによってラベルを変えています。
彼の友達がデザインしたり、イタリアのアーティストに頼んだりとさまざま。
ピエールは直感やフィーリングを大切にしがら、ワイン造りに向き合っています。
「テロワールが生み出す、ピュアなワインを造ること」が彼の哲学。