Domaine Philippe Gilbert ドメーヌ・フィリップ・ジルベール
メヌトゥ・サロン・ブラン 2022 MENETOU-SALON-Blanc
ぶどう ソーヴィニョン・ブラン(樹齢25年)
地質 キンメリジャン土壌
自然酵母
手摘みで収穫後、3.5時間かけて圧搾。
低温でデブルバージュ後、自然酵母で発酵。ステンレスタンクで澱ととも
に10~18ヶ月熟成。マロラクティック発酵なし。
ノン・フィルター。
はつらつとした果実と肉付きの良さが特徴のフレッシュで塩気のあるワイン。
アスパラガス、貝類、生魚、焼き魚はもちろん、山羊のチーズやシャーベットなどにも最適です。
サンセールの南南西約30kmに位置するメヌトゥ・サロン村を本拠とする歴史あるドメーヌ。
1768年、初代フランソワ・ジルベールが義父のブドウ畑を継ぐため、酒場での仕事を離れたことからドメーヌの歴史はスタートしました。
現当主フィリップ・ジルベールは、演劇のプロデュースや脚本を手がける劇作家として活躍していました。
実際、ボスニアのスレブレニツァ虐殺の恐怖を詩的かつ哲学的に描いた彼の作品は、アメリカで上演されました。このように、彼はユニークな経歴を持つ生産者です。
世界中を旅し、芸術の知的側面を探求してきたフィリップは、父親が長年働いてきた土壌の魅力を感じていました。
父親が引退の準備をしているときに、自分が参加しなければドメーヌは今のままでは存在しないと認識していました。
彼が戻ってきたことで、27ヘクタールの栽培面積を誇るアペラシオンで最大級のドメーヌが復活しました。
畑は、アペラシオンの中心部、メヌトゥー・サロン、ヴィヌー、パラッシー、モローグの各村の一等地に点在しています。
メヌトゥーからサンセール、プイィ・シュール・ロワール、シャブリ、シャンパーニュへと続く有名なキンメリジャン盆地の上に位置し、粘土と石灰岩が混ざった土壌です。
フィリップ・ジルベールは、メヌトゥー・サロンのテロワールのアイデンティティを育むために、長年にわたり尽力してきました。
同僚のジャン・フィリップ・ルイ氏の協力を得て、ビオディナミ栽培に取り組み、認証を受けています。
醸造においても果敢なチャレンジを続け、ソーヴィニョン・ブランとピノ・ノワールのユニークなアイデンティティを引き出してきました。
すでにこの地域ではトップドメーヌの一つとして「ル・ギド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランス」にも取り上げられる生産者になっています。