Arnaud Combier(アルノー・コンビエ)
ブラン・サン 2022 /Blanc Sain2022
ぶどう シャルドネ100%
地質 ピンクの花崗岩
野生酵母
ランシエ村のシャルドネを手摘みで収穫。圧搾後、セメントタンクにて発酵。バリックとタンクで半年間熟成。
瓶詰前に少量の亜硫酸を加え瓶詰め。
黄色い果実とヘーゼルナッツのアロマにかすかなバニラ香。
フレッシュで程よいボリュームの果実味とアフターの塩味を感じるミネラル感が秀逸です。
相性の良い料理:ローストチキン、白身魚のポワレ
アルノー・コンビエは、ボーヌのVITIで学んだ後、マコン地区のドメーヌ・ヴァレットでフィリップと最初のステップを踏みました。
今でも非常に親しい友人です。
その後、プリセのセラーで醸造を行い、シャブリのコルボワで3年間醸造を行いました。
その後可能な限り自然なワインを造りたいという思いから、1998年に祖父のサン・ヴェランの畑を引き継ぎました。
その後10年以上にわたって自然環境に配慮し、人為的な介入をさけたピュアなワイン造りを実践し活躍しました。
しかし、この念願のワイン造りは長くは続きませんでした。
長男が亡くなったとき、相続に際して管理できる畑の面積が大幅に減ってしまい、自身で所有する面積のみでは生計が成り立たないほどになってしまいます。
結果としてマコン地区でのワイン造りを断念。
その後、南仏に移り醸造責任者の仕事につきながらワイン造りを行っていました。
ある日、ペズナスでジェフ・カレルと出会います。
ビオディナミーのコンサルとしても著名なジェフと一緒にネゴシアン、醸造責任者、熟成担当者として活躍し始めました。
それは、彼の人生において自然なワイン造りを追求しているとき、援助が十分得られず悔しい思いをしたことへの自分なりの答えです。
今まで培ってきたワイン職人としての経験と技を惜しみなく続く世代に継承しています。
そして、彼は2018年にシャンドン・デ・ブリアイユのフランソワ・ドゥ・ニコライが15年前に友人2人と造ったで知られるドメーヌ・デ・モリエに加わります。
ジェフとフランソワとのパートナーシップによりボジョレーにて自然なワインを目指す生産者を援助しながら彼自身のワイン造りを追求し始めました。
20年以上にわたるワイン職人としての集大成です。