Château Barouillet <シャトー・バルイエ>
Splush! Pétillant Naturel VdF‐スプラッシュ!
土壌:粘土石灰質
栽培:ビオロジック農法(認証無し)
醸造 :ステンレスタンク内にて自然酵母発酵。残糖による甘みのバランスが取れたところで非常に軽いフィルターをかけ、再発酵を始めたところで瓶詰め。
澱とともにともに5か月間熟成させす。アルコール度数は10%前後と低め。SO2トータル10g/L。
ボルドー地方サンテミリオンから東に 50 ㎞下った南西地方、ドルドーニュ県の Pomport/ポンポール村にドメーヌは所在。
現在のオーナーは Alexis/アレクシス家。それ以前は、母方の家系がドメーヌを継いだりしたこともあったので、詳細は定かではないが、かなり古くからこの土地に住み農業を営んできた一族である。
60 ヴィンテージ以上のワインを仕込んだ経験を持つ祖父の Yves/イヴ氏、40 ヴィンテージを手掛けた父の Gérard/ジェラール氏、2010 年から加わり、オーガニックを志向した Vincent/ヴァンサン氏の 3世代が運営している。
8 代前まで遡れる古いドメーヌなので、畑は非常に良い区画を所有し、ワイン造りの経験値も豊富。
それぞれのアペラシオンのテロワールを表現すべく「昔ながらの農家への回帰」を目指した結果、2010 年から本格的にオーガニック栽培に取り組み始めた。2014 年には一部のキュヴェでユーロリーフ認証を取得し、いずれはすべてのキュヴェで取得予定。
現在はビオディナミカレンダーも利用し、土壌の負担をできる限り減らすため、ハーブティーや煎じ汁も活用している。
除草剤は使わないので、除草のために地面を耕したり、草を刈り込んだりと、土壌やその年の気候の状態を見ながら、ワインがいつも最上の出来栄えとなるように作業をする。
醸造作業は畑仕事の段階で既に始まっているとの考えから、空気式の圧搾機、蠕動式のポンプなどを採用し、ブドウをできるだけ傷つけないようにする。刺激の強い成分は避け、SO2 に関してもホメオパシーを応用して添加量をできるだけ抑える(無添加のキュヴェもある)。
そのため、カーヴは常に完璧に清潔な状態に保たれている。自然酵母醗酵。大半のワインにはフィルターをかけない。
熟成にはセメント、ステンレス、樽、アンフォラなどをキュヴェによって使い分ける新樽の使用比率は低い。