フジマル醸造所
Chill-out-White 2022 / チルアウト ホワイト2022
品種 ケルナー100%
産地 北海道余市
Alc 12%
醸造所 島之内フジマル醸造所 (大阪・島之内)
@shimanouchi_fujimaru
※酸化防止剤無添加
※無濾過
※総酸度:6.7 g/L
※総亜硫酸:18 ppm 遊離亜硫酸:4.8 ppm
『ワインを日常に』をコンセプトに日本の原料のみでワインを造り続け、日本の食卓に寄り添うような味わいを目指すフジマル醸造所さんより「インパクト大」な白ワインをご紹介致します!
薄にごりの黄色。開栓後は閉じた印象の香りですが、徐々に複雑に重なった香りをとらえる事ができます。
マスカット香を主としてサワーブレット酵母香や、アニス系のスパイス、酸化的な表現もあります。
弾ける酸味が特徴的で口内にしっかりと余韻を残していく様な仕上がりです(^^)
温度帯で味わいが変化するのでゆっくり時間をかけて楽しんでほしい一本です!
作り手さんから
引用:FUJIMARU WINESHOP
〇ぶどうについて
コロナの影響は思いがけないところで、私たちに貴重な機会を与えてくれました。
ワインの減産によりブドウ出荷量に余裕ができたということで、大阪に北海道余市のブドウたちがやってきたのです。
私たちは基本的に大阪のブドウをつかって大阪でワインをつくることを大切にしていますが、やはり全く違うエリアで育ったブドウや普段触ることのない品種を扱うことができるのは勉強になるし、何よりも楽しい!
ワイナリー新設ラッシュの続く北海道のブドウが今後も大阪に入ってくることは難しそうですので、ぜひこの機会に島之内フジマル醸造所で北海道のブドウを醸したワインをお試しください。
〇ケルナーという品種を扱うことについて
ケルナーは、普段私たちが扱うデラウェアに比べて酸化に弱い品種。
発酵中や液体の移動時にはなるべく酸化的な負荷をかけないように気を付けて仕込んだ一方で、熟成は少し酸化的にすることでケルナーの香りをもっと華やかな感じにできるのではないかと考えました。
そこで、発酵完了したワインの一部をあえてクヴェヴリ(ジョージアの土甕)で熟成させてみたのです。
6カ月の熟成の後、クヴェヴリ熟成のケルナーは思った以上に華やかに開いた香り。
この香りを100%活かして瓶に詰めたかったので、本数は少なくなってしまいますが、クヴェヴリ熟成のみでボトリングしています。
〇醸造について
メンブレンプレス機を使って全房で圧搾後、樹脂の開放タンクで18日間自然発酵。
500Lのクヴェヴリで6ヶ月熟成させたのち、亜硫酸塩を20ppm添加してボトリング。
液体の移動はなるべく空気を含まないようにタンクに窒素を貯めた状態で優しくゆっくり行いました。
ボトリング以外の過程で亜硫酸の添加は行っていません。
〇ネーミングについて
食事に寄り添うような味わいのワインつくりを心がけているフジマルのラインナップたちとは少しスタンスの異なり、やや個性の『押しが強い』ワインに仕上がっています。
食中酒としてならばスパイスやハーブをきかせたエスニック料理にピッタリあってくれますが、それだけではなく、ゆっくりリラックスした時間にワイン単体で楽しんでもらうのにも最適です。
ぜひ、クヴェヴリ熟成の華やかなケルナーでChill-outしてください。
〇ご注意ください
フジマル醸造所のワインはすべて、酸化防止剤の添加を最小限にとどめています。温度変化にさらされますと品質劣化の恐れがございます、低温での管理(15度以下)をお願いいたします。