フジマル醸造所
オレンジデラ 甕仕込み 2024
品種 デラウェア 100%
葡萄産地 山形県
Alc 11%
醸造所 島之内フジマル醸造所(大阪市中央区島之内) SNS @shimanouchi_fujimaru
特徴 ◆無濾過◆野生酵母◆辛口◆お肉に合う
山形県産のデラウェアを甕(かめ)で熟成させたオレンジワインのご紹介です。
濃い目のアンバーカラー。
ブドウのコクと程よい渋みに、さっぱりとした酸味が合わさった落ち着いた辛口の味わいです。
エスニックなハーブや餃子や豚の生姜焼きなど、しっかりとした味付けのお肉料理とよく合います。
少し冷えを緩めて、お食事と一緒にお楽しみください。
作り手さんから
引用:FUJIMARU WINESHOP
〇ブドウと気候の変化について
山形県はデラウェア生産量日本1位、品質もトップクラス。
なかでも山々に囲まれた盆地を最上川が流れる自然豊かな置賜地区は、日射量が豊富で寒暖の差が大きく、成熟期の雨量が少ないため、高い品質のデラウェアが作られています。
特徴としては、華やかでトロピカルなイメージで、私たちが大阪の自社畑で栽培するデラウェアとは美味しさの特徴が違います。
とはいっても、2024 年の7,8月は置賜地区でも気温35°Cを超える猛暑日が続いたようで、冷涼なテロワールを感じるブドウと簡単には言えなくなってきました。
〇味わいについて
以前と比べて一番感じるのは、苦みの出現です。
山形のデラウェアを絞ったときに苦みを感じることはほとんどなかったのですが、2024 年のブドウは生果の搾汁時にも果醪の搾汁時にも、奥の方に仄かな苦みを感じました。
同時に酸がやさしくなって、味わいの重心が少し低くなったように思いました。
大阪の露地デラウェアに比べれば、まだまだトロピカルなイメージですが、以前ほど際立ってポップな雰囲気ではなく、やや落ち着きのあるテイストでした。
さて、この特徴の変化をどうするか。
ネガティブな変化では全くないのですが、やはり変化しつつあるブドウの個性を考えてワインをつくらなければなりません。
味わいの調和を考えると、クヴェヴリでの熟成期間を少し長めにして酸化熟成感で落ち着かせ、苦みとのバランスを整 えるのが良さそうでした。
置賜のデラウェアを醸したフレッシュなオレンジワインからは、黄桃やパイナップルのような華やかな香りと果実味が感じられるのですが、クヴェヴリでの酸化的熟成を経ることで金木犀や杏子の香りように落ち着いて 奥行きのある味わいに仕上げることにしました。
〇酸について
やはりワインの酸は大切です。
フジマルのデラウェアのワインではスタンダードとなりつつある、青デラワインでの酸の補強。酸が芯を作ることで味わいに奥行きが生まれ、骨格のバランスが整います。
食中酒として様々な味覚に寄り添ったり、時にはリセットしたりするには、輪郭のぼやけたワインでは難しい。
早摘みの酸っぱいブドウにネガティブな要素がほとんど無いというのも、デラウェアの素晴らしい個性のひとつだと思います。
〇醸造について
青デラは全房でダイレクトプレスし、樹脂の開放タンクで2 週間の自然発酵後、おり引きして樹脂の密閉タンクで 10 ヵ月静置。
熟したデラウェアは除梗破砕後に樹脂の開放タンクで醸しの自然発酵。
とても旺盛な発酵で、約1 週間でほぼ発酵完了したが、その後 1 週間抽出を継続した。
ピジャージュは、発酵期間中には強めに 1 日 2 回、抽出期間中はやさしめに 1 日 1 回おこなった。
果醪の搾汁後に 20ppm の亜硫酸塩を加えてクヴェヴリで 7 か月熟成。
さらにクヴェヴリからステンレスタンクへおり引き時に 5ppm の亜硫酸塩を追加し、約 1 か月熟成。
ボトリング前日に青デラワインを 20%ブレンド。
〇お取り扱い時の注意点について
無濾過無清澄のため澱が生じることがありますが、品質に問題はありません。必ず15度以下での保管をお願いいたします。










