NOB's Fields
NOB's Fields 2024 赤
品種 メルロー71% マスカットベイリーA19% カベルネフラン10% 他
産地 山形県高畠町
Alc 11.5%
醸造所 GRAPE REPUBLIC
醸造 NOB's Fields (山形県山形市) SNS @nobsfields
特徴 ◆無添加◆無濾過◆自然酵母◆ベリー香◆熟成向き
NOB's Fields 武田さんより、ジューシーな赤ワインが届きました。
濃いラズベリーレッドの美しい色合いが印象的です。
落ち着いた果実味とほどよいコクがあり、軽やかなタンニンが心地よく広がります。
酸味は穏やかで、ほのかな苦味と、やや青みを感じるフレッシュなハーブの香りが調和した味わい。
親しみやすく飲み心地の良い一本で、
今すぐ楽しむのはもちろん、熟成による変化も期待できる仕上がりです。
作り手さんから
引用:NOB's Fields
〇コンセプトについて
私が栽培したブドウを原料とし、山形県の GRAPE REPUBLIC にて委託醸造したワインになります。
ワインの世話も醸造所のアドバイスを受けながら一緒に行いました。
小さなブドウ農家の民芸品です。
例年メルロー単体もしくはカベルネフランを少し混ぜて仕込んでいますが 2024 年はメルローの収量激減のため、自園の黒ブドウ全て
混ぜて仕込んでいます。
ここ数年理想的な熟度のメルローが採れておらず、2024 年はより熟したメルローをとるために収量の減少を覚悟して収穫を遅らせました。
しかし、例年出ていなかった晩腐病が出てきて進行が思いのほか早く、収穫する頃には晩腐病だらけになってしまいました。
〇ぶどうについて
メルローは東置賜郡高畠町産。
レインカット栽培で除草剤、化学肥料不使用
使用農薬は石灰硫黄合剤、ボルドー液(園芸ボルドー)、コロマイト水和剤(JAS 有機対応殺ダニ剤)
使用肥料は魚エキス
マスカットベイリー A 、カベルネフランも東置賜郡高畠町産。
露地栽培で除草剤、殺虫剤、化学肥料不使用。
使用農薬は石灰硫黄合剤、ボルドー液(園芸ボルドー、ic ボルドー 66d)
使用肥料は無し
その他にGRAPE REPUBLIC が醸造した上山市産メルローの搾り粕を使用。
〇醸造について
メルロー単体で仕込める量は採れないだろうと思われたため、カベルネフラン、マスカットベイリー A と混醸することに。
沢山の方に手伝っていただいて収穫できたメルローは例年の 3 分の 1。
先に収穫していたマスカットベイリー A とカベルネフランを合わせても 400kg 弱ととても少なく、自園のブドウだけでのプレスも諦めなくてはなりませんでした。
マスカットベイリー A の香りが強かったため主張を控えめにするために全房でタンクの底にしき、その上に除梗したメルロー、カベルネフランを投入し 2 週間醸し発酵。
仕込み量が少なく単体でプレスすることができなかったため、GRAPE REPUBLIC が醸造していたメルローのプレス後その搾り粕と一緒にプレス。
その後開放タンクにて発酵させボトリングしています。
〇味わいについて
アルコール 11%ですが、搾り粕と一緒にプレスしたからか、収穫を遅らせたからか凝縮した濃い目のワインに仕上がっています。
ボトリングが早く樽などでの熟成期間をとれなかったため、とてもフレッシュな印象を受けます。
清涼感のある青さがやや目立ちますが混醸のために黒系果実や赤系果実、イチゴ、チョコレート、紫蘇など色んな要素を感じられます。
抜栓後時間の経過とともにそれぞれのバランスがとれてきますので時間をかけて楽しんでいただけると幸いです。
また、まだまだ若いワインですので今後の熟成でどのように変化していくかも楽しみな1本です。
王冠で打栓してありますが発泡性ワインではありません(ピリッとガスを感じるくらい)。
発酵が完全に終わる前のボトリングとなったために安全の為王冠で打栓してあります。










