ココ・ファーム・ワイナリー
ぴの・ろぜ 2020 (こことあるシリーズ)
品種 ピノ・ノワール 100%
産地 北海道余市郡余市町登町 木村農園
Alc 12.6 %
酸度 9.3g/L.
残糖 3.6g/L.
醸造所 10Rワイナリー
※収穫方法 手摘み
※野生酵母
※低温発酵
※生産本数 10,684本
余市産の上質なピノ・ノワールを感じるにはこのロゼワインがおすすめです。
柔らかく滑らかな酸味が心地よく、香りはふくよかで広がります。
微かに樽由来のバニラ香とフレッシュなベリーの絶妙なバランスで表現されています。
ピノ・ノワールをロゼで楽しむ。贅沢な気分でゆっくり味わいたいそんなワインです(^^)
《こことあるシリーズ》とは?
ブルース・ガットラヴ氏が北海道岩見沢の10Rワイナリーで作る適地適品種のワインです。
ワイナリーコメント
引用:ココ・ファーム&ワイナリー
〇コンセプトについて
こことあるシリーズの「2020ぴのろぜ」は、今回で8年目のヴィンテージです。
このロゼワインは、もともと赤ワインをつくるつもりのピノ・ノワールを試しにロゼワインにしたことがはじまりでした。伝統的なワイン産地で、そして新しいワイン産地で、世界中から敬愛され、あこがれを持って作られている葡萄品種、ピノ・ノワール。
ここ日本でも、栽培が難しいといわれているピノ・ノワールから、今、素晴らしい赤ワインが生まれつつあります。日本のピノ・ノワール栽培では右に出る者はいないといわれている余市の木村農園。
そのピノ・ノワールから、赤ワインではなくロゼワインをつくるということは、大変勇気のいることでした。
木村農園のピノ・ノワールから1回限りのつもりで造ったロゼワインが好評で、それ以来洗練させながら最良の方法を模索しています。
〇ぶどうについて
2020年、北海道余市の屈指の栽培農家・木村農園の遅摘みピノ・ノワールは、硬質な果実が味わいの中心にあり酸も強く、なかなかよいヴィンテージでした。
〇醗酵について
このピノ・ノワールを100%用いて、岩見沢の醸造場(10R)では葡萄を房ごとタンクに入れ、北海道の冷涼な気候だからこそできる低温で2か月間マセラシオン・カルボニック(炭酸ガス浸漬)を行いました。
それによってやわらかなアロマやフレーバー、旨みや、程よい“blush(ブラッシュ)”の色合いを果皮から抽出しました。
葡萄をプレス(圧搾)した後は、厳選された古樽50%とステンレスタンク50%で野生酵母により6か月醗酵を続けました。
そして醗酵後も澱と一緒に熟成させ、やさしい口当たりとアロマと、味わいを備えた複雑さをワインに与えていきました。
〇味わいについて
色合いはオレンジがかったサーモンピンク。味わいはオレンジやプラムの果実に、黒胡椒やトースト、えんぴつの芯、ヨーグルトなど複雑な香りが絡み合う。
味わいはさわやかな酸が口中に広がり、丸みのある果実味と軽やかな渋みを複雑に感じます。
〇料理との相性
山芋の千切りサラダ、生春巻き、山菜の天ぷら、茹でた毛ガニ、ムール貝の白ワイン蒸し、トムヤムクン、ます寿司、ほっけの一夜干し、酢豚、鹿肉のロティ 生山椒のソース、ジャークチキン
〇飲み頃について
2021年~2025年は、果実主体の風味が続きます。
2026年からは、酸味がなじみ、香ばしさと合わさり円熟した味わいになるでしょう。
〇ヒトコト
おかげさまでこのドライなロゼワインは、より爽やかで、より複雑で、多彩なお料理にも合わせやすくなりました。熟成にも期待が持てそうです。
この辛口のロゼワインが、いつもの食卓やお友達との集まりの席を盛り上げるお気に入りのワインになれることを願っています。