Fattoria AL FIORE / ファットリア アル フィオーレ
Nero 2023 Fattoria AL FIORE series
品種 マスカットベーリーA
葡萄産地 山形県上山
Alc 10.7%
醸造所 Fattoria AL FIORE(宮城県川崎町)SNS @fattoriaalfiore
特徴◆無濾過◆野生酵母◆亜硫酸塩無添加◆優しいタンニン◆赤い熟した果実
宮城県川崎町にある【Fattoria AL FIORE】の目黒さんから、「Nero 2023」が届きました!
使用されているのは『マスカットベーリーA』で、身体に染み入る旨味とエレガントな果実味が特徴のワインです。
ダークチェリーを思わせる色合いで、開栓するとすぐに黒スグリやカシスの香りが広がり、ほのかな樽香も感じられます。
スッと鼻を抜けるアルコールの香りに、土のニュアンスと優しいタンニンが調和します。
飲み進めるほどに、果実味と旨味がぐっと舌を押し、時間とともにまろやかさが増して、バランスの良い一体感のある味わいへと変化します。
作り手さんから
引用:Fattoria AL FIORE
〇ぶどうについて
2021 年からお付き合いが始まった、上山南部ワインぶどう部会の元会長・鈴木 昌人さんのベイリーA です。
組合の方全員の意識が高く、素晴らしい仕立てをしているのですが、
その中でも一際みなさまを取りまとめる鈴木さんのベイリーA の一文字短梢仕立ては見事でした。
2022年は、その鈴木 昌人さんが育てた最後のベイリーA となります。
2023 年より、昌人さんがサポートのもと、息子さんである隼人さんに経営を移行されました。
2023 年も、21 年とは異なり夏の暑さが厳しく、晩腐病も多い年で、とても厳しい選果と、摘房を必要とする年でもありました。
しかしながら、そんな年のハンデをものともせずに、素晴らしいぶどうを仕立てて下さった鈴木さんには、感謝と敬意しかありません。
〇味わいについて
おかげさまで、凝縮した果実味、滑らかなタンニン、旨みの余韻、控えめな酸のバランスがとても強く、まさに私たちがマスカットベイリーA から目指す「日本のガメイ」だと思えます。
そんな特級のぶどうを預けてくださる鈴木さんに恥じないワインを、今後ともますます進化させていきたいと思っております。
あまり多くは語りませんが、ぜひまずは、このワインを味わってみてください。
きっと、ブラインドで、ベイリーA 単一のワインだとわかる人は、少ないかもしれません。
味わいは、ぜひ固定概念を捨てて、ブラインドで味わっていただきたい1本です。
〇ヒトコト
ネコシリーズの赤「Bucci(ブッチ)」の上位cuvéeにあたります。
今では日本を代表する品種となったマスカットベイリーAですが、割と軽めの仕立ても多いなかで、これは真逆のしっかりと3ヶ月間程度醸してから、ゆっくりと樽熟成を1年間もかけていくワインです。
上山市のぶどう農家・鈴木 隼人さんのベイリーAのポテンシャルだからこそ、できる技かもしれません。
除梗したぶどうを、ほとんど手で触れることなく3ヶ月間醸していくのですが、全然ネガティブな方向にふれずに、本当に気持ちがいいくらい良い子に育ってくれます。
私の中でこのワインのコンセプトとしては、日本におけるブルゴーニュ・ガメイのようなイメージで仕込んでおります。
〇おすすめの楽しみ方
・味わい ブラックベリー、オレガノ、タバコ、たまり醤油の甘い香り
・シーン お気に入りのレストランでゆっくりと楽しむ
・温度帯 14~16℃
・グラス 大きめのブルゴーニュグラス
・お料理 秋刀魚や松茸など炭焼き全般、芋煮、青菜のオイル煮やお浸し
・飲み頃 今 ~ 2033 年
・飲みきり 抜栓から 1 週間程度
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