武蔵ワイナリー
Kiwi 2024 キウイ2024
品種 キウイフルーツ100%(レインボーレッド)
葡萄産地 埼玉県大里郡寄居町産
Alc 7%
醸造所 武蔵ワイナリー株式会社(埼玉県比企郡小川町)
SNS @musashiwinery
特徴 ◆野生酵母◆無添加◆無農薬◆酸味◆ジューシー
赤みを帯びた濃いオレンジ色が目を引く、印象的な一本。
ピンクグレープフルーツを思わせるフレッシュな果実香が広がります。
しっかりとした酸味が感じられ、爽快でキレのある味わいが魅力。
微発泡ならではの軽やかで心地よいバランスも楽しめます。
添加物を一切使用せず、キウイの持つ「可能性」を存分に引き出した、ナチュラルで純粋な美味しさが光ります。
作り手さんから
引用:武蔵ワイナリー
〇キウイについて
小川町の隣町、寄居町の四ツ山ファーム(栗原義男さん)のキウイ(品種:レインボーレッド)を使った果実酒造りは 4 回目となりました。
栗原義男さんが育てるキウイは、2010年に堆肥・米糠を散布したのを最後に武蔵ワイナリーと同様、農薬・肥料を一切使わない自然栽培のものです。
〇醸造について
今回は冷凍せずに仕込を行ったのと、ある程度の量が有りましたので、一部は皮ごと醸す方法と、圧搾してジュースから発酵させたものと分けて仕込みました。
私自身オレンジワインの魅力にとりつかれており、この Kiwi も皮の美味しさを出したいという欲求にかられてしまいました。
皮ごと醸すことで琥珀色のオレンジワインの様な色調となっていまして、このあたりは狙い通りになりました。
これまでのワイン同様、この仕込に関しても、主役のキウイ以外一切使用せず、無濾過・無清澄にて仕上げています。
〇味わいについて
印象は、クエン酸系の柑橘類をやや感じますが、絶妙な発泡がそれをプラスにしています。
パイナップルやパパイアといった南国系フルーツの印象を受け、レモンやオレンジの様な酸味、余韻は長く、わずかな粘性も感じます。
このキウイの果実酒は、当社小公子ワインの2 倍程度の酸度がありますが、発泡性と、最後にふわっと湧き上がる旨味により、バランスよく仕上がりました。
〇合わせるお料理は
この Kiwi2024 は脂っこいもの、とんかつなど揚げ物全般、焼き餃子、焼き鳥、ピッツァマルゲリータなどと相性が良さそうです。
他の武蔵ワイナリーのワイン同様、この Kiwi2024 も旨味が強く、様々な料理に合わせやすいと思いますが、酢やレモンなどの酸味を必要とする様な料理が特に相性が良いと思います。
〇ヒトコト
今回はキウイ 350kgに対し、フルボトル 362本となっており、皮ごと醸すことで搾汁率を上げることには成功しています。
もっと美味しくするために、製造工程や、圧搾のタイミング、圧搾の方法など、まだまだ検討の余地は有りそうです。
Kiwi の果実酒というあまり見かけない挑戦に、今後ともお付き合い頂ければ嬉しく思います。
〇実は、、、、
3 回目の昨年は搾汁率を上げるために冷凍したのですが、Kiwi は冷凍すると不味くなってしまう様です。
なので、残念ながら Kiwi2023 は販売中止となり、貯蔵で美味しくなるかどうか実験中です。
〇ワイナリーについて
武蔵ワイナリーは、有機農業の里、埼玉県小川町にある小さなドメーヌ型ワイナリーです。
2011年からぶどう栽培を始め、2019年にワイナリー建屋が完成しました。
たくさんの有機農家に囲まれ、あたり前のように農薬を使わない環境の中、耕作放棄地を葡萄畑に再生し、
ボルドー液すら使わない完全無農薬無施肥、雑生草生の畑の中で野生児のように育てた健全な自社栽培ぶどうを、SO2無添加・おり引き剤不使用、補糖・補酸もせず、原材料は「ぶどう」だけのシンプルで本物の日本のナチュラルワインを作っています。
〇ご注意ください
無濾過、無清澄の為、澱が少し多く、大変お手数ですが要冷蔵で保管お願い致します。