フジマル醸造所
キュベパピーユ 大阪 RED 2023
品種 メルロー59%、巨峰23%、MBA18%
葡萄産地 大阪府
Alc 11%
醸造所 島之内フジマル醸造所 (大阪・島之内)SNS @shimanouchi_fujimaru
特徴 ◆酸味しっかり◆辛口◆野生酵母◆杏香◆柑橘
『ワインを日常に』をコンセプトに日本の原料のみでワインを造り続け、日本の食卓に寄り添うような味わいを目指すフジマル醸造所さんより軽快な飲み口の赤ワインをご紹介致します!
紫がかったクリアな赤色。
巨峰由来のフルーティーでチャーミングな香り。
味わいは甘やかな香りとのギャップがあり、キュッとした酸味、とドライで軽やか果実味。優しいタンニンと苦みを感じる事が出来ます。
アルコール感も優しく、グビグビと飲んでほしい赤ワインです。
高温多湿な夏には有り難い一本ですね!
少し冷やし気味で飲まれるとより爽快に感じられるかと思います(^^)
食事にはソースや甘ダレを使用した料理が合いそうです!
鉄板などで香ばしく焼きあげたお好み焼きやイカ焼きなどと一緒に楽しんでほしいです!
作り手さんから
引用:FUJIMARU WINESHOP
〇キュベにかけた思い
『自分たちの黒ブドウでヴィンテージごとの“大阪の赤”を表現したい』
私たちが自社畑で育てている黒ブドウは、メルロー•マスカットベイリーA・巨峰。これらの品種で、その年によっ
て香りやボディ、酸のバランスをみながらアッサンブラージュし「大阪の赤」の表現に挑戦しています。
〇ぶどうについて
実は 2023 年、2 つあるメルロー畑のうち、谷あいの畑が全滅してしまいました。
GW から 6 月上旬にかけての断続的な雨のせいで、せっかく結実した小さな房たちがべと病にやられてしまったのです。
思いがけない長雨だったので、防除が出遅れてしまい。。。
大反省の年、そして気候の変動を強く感じた 2023 年でした。
もう一つのメルロー畑は空梅雨で何とか持ち直し、収穫期まで健全に育ってくれました。
この畑のメルローは本当なら単一畑のキュベとして出したいところでしたが、収量も予定より少なく、MBA と巨峰を活かすためには不可欠だったので大阪 RED の主軸に置くことにしました。
MBA は4・5年目の若い樹たちですが、日当たり良く・土壌が肥沃なため、成長が早く、すでに質のいいブドウが収穫できるようになってきいるので、今後の成長が楽しみです。
〇醸造について
『23 年はメルローを主軸に巨峰と MBA でチャーミングに』
良く熟してしっかりした酒質・タンニンのメルローと、酸が溌溂とした MBA、そこへキュートな香りの巨峰を加え
ることで、飲み心地の良さと飲みごたえが共存した“mellow”なワインを目指しました。アッサンブラージュによっ
て、他ではなかなか引き出せないようなワインの表情を生み出すというのも、作り手の楽しみのひとつです。
巨峰は収穫毎に丁寧に選果して 6~18 日間陰干しして全房を軽く足踏みした後セミマセラシオンカルボ
ニック、メルロー・MBA は除梗破砕後にそれぞれ別の開放タンクで毎日1~2回ピジャージュしながら
約 2 週間の醸し発酵。主発酵終了後、3品種ともバスケットプレスで圧搾後にフレンチオークの古樽で
10 ヶ月熟成。熟成開始時に亜硫酸 30ppm 添加。ボトリング前日にアッサンブラージュ。
〇味わいについて
巨峰の樹は古く立派なのですが、少しずつ収量が減ってきて少し衰えが見えてきました。
しかし、ひと粒ひと粒の味わいは凝縮していて深みがあります。
巨峰の良さは何と言ってもキュートでチャーミングな香り。
これをどうやって活かそうか考えるのも、また楽しいのです。
〇ラベルコンセプトについて
全身に広がる酩酊の、無重力に浮いている様な感覚を絵にしました。
私の絵にはストーリーが存在していて欲しいので、海の中の様な世界観で描くことにしました。
月が真珠の様な配置で海の中の様な世界に存在しています。
水面には太陽の光が差し込んで、気持ちよくたゆたんでいる人魚。上と下、表と裏、右と左、宇宙と地上、当たり前を覆す自然の不思議や脅威を奥底のテーマとして制作しました。
飲み口のフレッシュな感覚をカラフルな色彩で表しています。顔はアップにしてみるといい笑顔してます。
でも印刷では小さすぎてあまりわからないかもしれません(虫メガネで見たらわかると思います)。
エチケットを見た人は不思議なポーズをした肢体。
頭どこいった?どんな表情?よくわからないけど、背景なんかはめちゃハッピーに見えるからこのワインはハッピーか、意味深だな…と、解釈してもらえたら興味を引けたという面で成功です。
そしてこの絵は上下逆にしても成り立ちます。横に寝かしてもいいかもしれません。
詰めた想いを全て見せない、深く愛した人しかわからない、そういう絵です。(デザイナー: えりつぃん)
〇ご注意ください
フジマル醸造所のワインはすべて、酸化防止剤の添加を最小限にとどめています。温度変化にさらされますと品質劣化の恐れがございます、低温での管理(16度以下)をお願いいたします。