サンマモルワイナリー
ケルナー 2024
品種 ケルナー100%
葡萄産地 青森県むつ市
Alc 12%
醸造所 サンマモルワイナリー (青森県)
特徴 ◆野生酵母◆やや甘口◆マスカット感◆酸味◆ジューシー
青森・サンマモルワイナリーから、待望の新作。
澄んだレモンイエロー。
フルーティーな香りが広がり、果実由来の甘さと酸味が心地よいバランス。
ドイツワインを連想させる風味と仕上がりです。
良く冷やして楽しんでほしい一本。
更に瓶熟をさせることでうま味が増しそうです!
作り手さんより
引用:下北ワインサンマモルワイナリー
〇畑について
除草剤不使用、減農薬で栽培した自社畑のケルナーを使用し、野生酵母で醗酵。
2024年は萌芽から展葉、結実にかけて比較的穏やかな天候で推移したため、健全な状態で生育が進んだ。
肥大期に長雨が降ったことにより、粒の肥大が促進され、計測時から今まで最大の平均重粒となった。
雨による病菌の発生が懸念されたが、適切な防除管理とその後の天候回復により収穫時まで健全な状態が維持できた。
収穫されたケルナーは2023年よりも最高気温がやや低くメリハリのある寒暖差であったため、糖度と酸度のバランスの良い状態で収穫された。
〇ぶどうについて
2024は、著しく雨が少なかったというよりは、雨が長く続かずラブルスカにしては適度に降った年。
継続的な雨ではなかったため、病気も少なく健全なブドウが多く収穫された。
夏場の昼の厚さは平均並みだったが、日が暮れると涼しくなり寒暖差がはっきりしていたこともあり果実の色付きは良好。
暑さによる酸の抜けも少なくバランスの良い果実味だった。
糖度:20.6%
熟す前に収穫を終えた。(長く付けていたら22%と予想)
〇醸造について
スケールアップ法を用いて野生酵母先行して発酵を行い。
添加前の段階で約50Lの酒母を立てを行った。
完全除梗破砕後にプレス機に投入、2時間の低圧プログラムを使用し、果皮からの抽出を極力避けるよう圧搾した。
1日静置後にデブルバージュを行い、酒母を添加して16~18°Cの温度帯で約20日間の発酵を行い、発酵終了後にヘビーリーを除去する1回目のスーティラージュ、2024年12月まで2週間に一度ファインリーの攪拌を行い、2度目の浮引きを行った。
〇味わいについて
色合いはやや薄めのグリーンを帯びたレモンイエロー。
香りは爽やかなりんごを中心に菩提が調和して感じられ、味わいは冷涼感のある芯の通った酸味、硬水を含んだようなミネラル感と、後味にややグレープフルーツ様の渋味と僅かに果実を思わせる甘みが感じられ、ワインの味わい自体に厚みを与えています。
全体の構成が平坦ではなく、香り味わいに起伏があるメリハリのある白ワインに仕上がっており、野生酵母を使用しながらもクリーンなワインに仕上がっています。