武蔵ワイナリー
Ogawa Semillon Orange 2024
品種 セミヨン100%
葡萄産地 埼玉県比企郡小川町産(自社圃場)
Alc 10%
醸造所 武蔵ワイナリー株式会社(埼玉県比企郡小川町)
SNS @musashiwinery
特徴 ◆野生酵母◆無添加◆無農薬◆アプリコット◆濃い果実味
グラスに注ぐと、ジューシーなアプリコット、芳醇なメロンの甘く柔らかな香りがふわりと立ち上ります。
そこに、アカシアや花の香りが重なり合い、ほんのりとした蜂蜜のニュアンスが奥行きを与えます。
口に含むと、フレッシュで生き生きとした酸味とともに、ミネラルを感じさせる繊細な塩味が心地よく広がります。
柔らかいタンニンが味わいに深みを加え、柑橘系の爽やかさとスパイスの温かみが、長く続く心地よい余韻をもたらす、まさに飲み心地の良いワインです。
作り手さんから
引用:武蔵ワイナリー
〇ぶどうについて
セミヨンは2021年に栽培を開始し、今回初めて単独のオレンジワイン(白品種を赤ワインの様に果皮ごと発酵させる)にしました。
皮が薄く、貴腐ワインとして用いられる事もある品種ですが、小川町で栽培すると、レーズン化する粒が発生します。
レーズンは奥深い味わいを出してくれますが、多くなりすぎるとワイン自体が少なくなってしまい、一方で未熟果も多くみられ、収穫の決断が難しいです。
小川町の暑さでレーズン果が止まらず、貴腐ワインを造るまで粘るのは難しそうでが、レーズン果が入った特徴を出すことで小川町のテロワールを表現出来そうです。
〇醸造について
仕込においては、除梗せずに全房で7日間の醸し発酵後に発酵が収束しかけたタイミングで圧搾。醸し温度は30℃超の高温で皮の旨味を十分に引き出すことを優先し、最高のオレンジワインに仕上がってます。
これまで同様、この仕込に関しても、ぶどう以外の物質を一切使用せず、無濾過・無清澄にて仕上げています。
〇味わいについて
オレンジワインとしても色は濃く、オレンジ、みかん、アプリコット、パパイヤの印象、余韻は非常に長く、旨さが口いっぱいに溢れます。
残糖はほぼ無いはずですが、旨味が強いために甘みのあるワインの様に感じます。
〇合わせるお料理は
料理との相性は幅広く、合わないものはほとんど有りません。
特に合う料理としては、焼き鳥、アジフライ、穴子のてんぷら、魚介のスープ、鯖棒寿司など。
ワインの旨味が強いので、料理自体を美味しくしてしまいます。
〇ヒトコト
このワインはフルボトル478本とまだ希少ですが、良いブドウが出来ており今後の生産増加が十分に期待できます。
今回は早飲みワインに仕上げていますが、長期熟成タイプのワインも造りたいと考えています。
樹勢を強くしてブドウの力を引き出す栽培が、セミヨンにも良い結果をもたらしてくれています。
美味しいブドウが出来れば、ワインは必ず美味しくなります。
農薬や肥料を使わないから出来る最高のオレンジワインをお楽しみください。
〇ワイナリーについて
武蔵ワイナリーは、有機農業の里、埼玉県小川町にある小さなドメーヌ型ワイナリーです。
2011年からぶどう栽培を始め、2019年にワイナリー建屋が完成しました。
たくさんの有機農家に囲まれ、たり前のように農薬を使わない環境の中、耕作放棄地を葡萄畑に再生し、
ボルドー液すら使わない完全無農薬無施肥、雑生草生の畑の中で野生児のように育てた健全な自社栽培ぶどうを、SO2無添加・おり引き剤不使用、補糖・補酸もせず、原材料は「ぶどう」だけのシンプルで本物の日本のナチュラルワインを作っています。
〇ご注意ください
無濾過、無清澄の為、澱が少し多く、大変お手数ですが要冷蔵で保管お願い致します。