武蔵ワイナリー
小川 小公子 2022
品種 小公子100%
葡萄産地 埼玉県比企郡小川町産(自社圃場)
Alc 13%
醸造所 武蔵ワイナリー株式会社(埼玉県比企郡小川町)
SNS @musashiwinery
特徴 ◆野生酵母◆無添加◆無農薬◆ダークチェリー◆濃い果実味
グラスから立ち上がるのは、完熟した果実の香りと、大地を思わせる力強いニュアンス。
ジューシーな果実味に、穏やかな酸味と丸みのあるタンニンが美しく溶け合い、奥行きのあるバランスのとれた味わいに仕上がっています。
品種の個性がしっかりと表現されており、ぶどう本来の風味をじっくりと楽しめるのも大きな魅力。
和洋問わず幅広い料理と好相性で、
特別な日の一杯にも、日常のくつろぎのひとときにも寄り添う、まさに万能な一本です♪
作り手さんから
引用:武蔵ワイナリー
〇コンセプトについて
このワインはシュールリー製法と全房仕込みにより旨味を引き出し、一次発酵の温度を高めにして小公子らしさを引き出しました。
〇ぶどうについて
2022年は関東地方での梅雨明けが 7月下旬、東北や北陸地方では梅雨明けが特定できないという状況で、2021年同様に晴れない夏になってしまいました。
小公子の収穫時期も天候はすぐれず、収穫は悩ましいものでした。
悪条件下でも平均糖度は 23 度を達成し、そして 2022 年の仕込みは除梗をしない全房仕込みにより直後は苦み・渋みを感じましたが、熟成により旨味に変化しました。
〇醸造について
気象条件が悪かったにもかかわらず、通常収穫で平均糖度 23 度を達成しました。
6~9 日間程度の醸し発酵後、貯蔵はステンレスタンクにて約2ヶ月のシュールリー(おり引きをしない)の後、おり引き後約19ヶ月ステンレスタンクにて貯蔵しています。
これまで同様、この仕込に関しても、ブドウ以外の物質を一切使用しませんでした。
貯蔵時にはステンレスタンクの空尺を埋めるために二酸化炭素を使用し、瓶詰め時には不活性のアルゴンガスを使用しました。亜硫酸塩を添加していない為、貯蔵、瓶詰めには品質保持に気を使っています。
〇味わいについて
カシスやダークチェリー、プラム、干しイチジク、コーヒーの印象を受け、余韻は長くマイルドな酸味と旨味が広がります。
〇合わせるお料理は
ワインの色はきれいなルビー色で、料理との相性は、幅広く、一般的な赤ワインの合う料理はもちろんのこと、繊細な和食、こってりとした中華でも合わせやすいです。
特にあげるなら、油淋鶏、とんかつ、酢豚、すき焼き、豚の角煮、など。
〇ヒトコト
2 年程度の熟成期間で、ここまで飲みやすいものは無かったと思います。
5年後10年後が楽しみです。
武蔵ワイナリーのワインは、名称は同じでもヴィンテージの違いで味わいが異なります。
味を毎年同じものに近づけるより、その年のブドウに合った造り方を考えて、試行錯誤を繰り返しています。
フルボトル 1280本、ハーフボトル1290本、小公子らしさを前面に出し、非常に完成度の高いワインが出来ました。
〇ワイナリーについて
武蔵ワイナリーは、有機農業の里、埼玉県小川町にある小さなドメーヌ型ワイナリーです。
2011年からぶどう栽培を始め、2019年にワイナリー建屋が完成しました。
たくさんの有機農家に囲まれ、たり前のように農薬を使わない環境の中、耕作放棄地を葡萄畑に再生し、
ボルドー液すら使わない完全無農薬無施肥、雑生草生の畑の中で野生児のように育てた健全な自社栽培ぶどうを、SO2無添加・おり引き剤不使用、補糖・補酸もせず、原材料は「ぶどう」だけのシンプルで本物の日本のナチュラルワインを作っています。
〇ご注意ください
無濾過、無清澄の為、澱が少し多く、大変お手数ですが要冷蔵で保管お願い致します。