ウッディファーム&ワイナリー
Chardonnay 2022 シャルドネ2022
品種 シャルドネ100%
葡萄産地 山形県上山
Alc 11.6%
醸造所 ウッディファーム&ワイナリー (山形・上山)
特徴 ◆無濾過◆フレッシュな酸味◆青りんご香◆樽◆吟醸香
色合いはクリアなレモンイエロー。
シャルドネならではのすっきりとした飲み口が印象的で、パイナップル、完熟リンゴ、白桃の豊かな香りが広がります。
心地よい苦味と爽やかな酸味が調和し、余韻にはほのかな吟醸香が漂い、洗練された印象を与えます。
時間の経過とともに異なる表情を見せるこのワインは、ゆっくりと楽しむのがおすすめです。
和食から洋食まで幅広いお料理と抜群の相性を見せるため、日常の食卓から特別なシーンまで活躍する一本です。
作り手さんから
引用:ウッディファーム&ワイナリー
〇コンセプト経緯について
ウッディでは創業前から馴染みのあるシャルドネです。
今回で1stリリースから通算で10回目であり、私達なりの風土を映し出すシャルドネの解
釈を整理しようと思いました。これまで行ってきたアプローチを見直し、一番効果が実感できるものを採用し組み合わせています。
〇ぶどうについて
猛暑が続いた2023年。
最適なタイミングで収穫した4種のブドウから構成されています。
〇味わいについて
タンク発
酵や樽発酵、市販酵母や野生酵母のトレードオフは、ブレンドされる事で補完され過度に主張しない石清水のような清廉さがあります。
明るいペールグリーン、青蜜柑の様な柑橘系の爽やかなエステルとカルダモンの様なスパイシーさが交差し、温度帯が上がるとエキスの甘さも感じます。
スレンダーで一見シンプルな印象ながら、非常に多くの情報が散りばめられています。
〇醸造について
露地で栽培する植ノ山畑のシャルドネが待てるかどうかギリギリの状態でした。
9月末まで
粘り区画ごとに収穫を分けて1日で合計4回のプレスを行い燃え尽きましたが…明瞭ではっきりとした区画ごとの味わいの果汁を得られました。
10月収穫のシャルドネはサイドレスハウスの為、非常に良い状態で熟度が上がりました。半ば諦めていた新樽での発酵にも耐えられそうな充実感があり、野生酵母で醸すことに。
9月収穫のシャルドネは一番信用しているCRUBLANCなどを用い過度にエステルが放出されないよう極端な低温を避けながら見守りました。
野生酵母は発酵終了まで結局2カ月かかりましたが、ブレンドに回すには惜しい味わいです。
しかし酸度の緊張感を得るにはタンク発酵とのブレンドが一番に良く感じました。ブレンド後の経過も良好で、通算8回のシャルドネ仕込みの中で特に好きな味わいです。