ウッディファーム&ワイナリー
Pinot Noir 2021 ピノノワール2021
品種 ピノ・ノワール100%
葡萄産地 山形県かみのやま市産
Alc 11.2%
醸造所 ウッディファーム&ワイナリー (山形県上山)
SNS:@zao_woody_farm
特徴 ◆野生酵母使用◆無濾過◆樽熟成◆ミディアム◆バランス型◆万能
山形の【ウッディファーム&ワイナリー】から、金原さんが手がけた高品質なピノ・ノワールがついにリリースされました。
鮮やかなルビーレッドの色調は明るくクリアで、美しい仕上がりが特徴です。
木樽由来のバニラ香やトーストのような香ばしいニュアンスに続き、チェリーやスモモの繊細で上品な果実味が広がります。
冷涼なヴィンテージを思わせる豊かな酸味が印象的で、コンパクトながらも必要な要素が全て備わったバランスの良い仕上がりです。その上、驚くほど高いコストパフォーマンスも魅力的です。
お肉料理とのペアリングはもちろんのこと、シンプルなチーズやナッツといったおつまみと合わせても十分に楽しめる万能な一本です。
作り手さんから
引用:ウッディファーム&ワイナリー
〇ヴィンテージの天候について
毎年、ピノノワールは秋雨に耐えられれば赤ワイン、難しい場合はスパークリングやロゼ。
とVTによって柔軟に対応できる事で成り立ちますが、2021年は実に難しい選択でした。真っ黒な見た目ですが酸味はやや高めで糖度もまだ待てそう。
ロゼか赤ワインか…迷ったあげく赤ワインの色合いをしたロゼワインのイメージへ。
〇味わいについて
深みのある赤色、サクランボやラズベリー、ザクロの赤い果実の風味へバニラやロースティな印象の樽香が伴奏します。
〇醸造について
主に抽出の前半で溶出する水溶性の風味を重視し、アルコール発酵中盤から後半以降の抽出時間は極短めにプレスしています。
その前緩後急型の発酵形態は正に野生酵母が理想的と判断し採用しています。
8月中旬から低温と秋雨が続きピノノワールの状態は日ごとに厳しく感じられました。
実割れが始り、これ以上は待てないというギリギリで収穫を行っています。
ブドウは畑で選果され、極めて健全な状態で仕込む事が出来ました。
発酵は野生酵母に委ね、順調に発酵開始するまでの5日間がコールドマセラシオン期間です。
発酵中はパンチダウンを一日2回行い最高温度を32度まで引き上げ、その後は25度まで下げています。
13日目にプレスを行い、澱引き後はフレンチオークの古樽で熟成しています。
速やかに樽内でMLFが進行し、そのまま補酒も行いながら11カ月後に樽から出しブレンドを行い無濾過で瓶詰めしています。
瓶詰めから2年が経過し、固さも解れ始めましたが抜栓してから時間を置いた方が香りが開きやすい状態です。