ウッディファーム&ワイナリー
The Trial Batch Blanc de Cabernet 2023 ブラン ド カベルネ2023
品種 カベルネフラン84%、シャルドネ13%、カベルネソーヴィニヨン3%
葡萄産地 山形県かみのやま市産
Alc 11.4%
醸造所 ウッディファーム&ワイナリー (山形県上山)
特徴◆辛口◆無濾過◆濃い果実味◆旨味◆樽熟成
山形県の【ウッディファーム&ワイナリー】から、黒ブドウを使用した白ワイン「ブランド・ノワール」がリリースされました!
このワインは、新たな可能性を探る「The Trial Batch ‐ トライアルバッチシリーズ」の新作。
カベルネフランのブラッシュを中心に、シャルドネをブレンドした、思わず二度見してしまう一本です。
色は赤みを帯びたゴールド。
口当たりは柔らかく軽やかで、ほんのりとしたとろみと甘い蜜の香りが広がります。
味わいは、深みと旨味をしっかりと感じさせ、完熟した果実と樽の風味が豊かに広がります。
これからの季節にぴったりな、ボディのある白ワインとして活躍しそうです。
ムニエル、チーズグラタン、チキンソテーなどとの相性も抜群です。ぜひお試しください!
作り手さんから
引用:ウッディファーム&ワイナリー
〇コンセプト経緯について
カベルネフランは耐病性も高く収穫量も安定しています。では可能性があるか?と問われると【赤ワインとして仕込む品質になるかどうかは難しい】
ブドウの色付きにムラが大きく、まるでグリ系のブドウに見間違えるほど。
糖度は十分でも赤ワインにするべきか迷うブドウが収穫されました。
私達の選択は、白ワインとして仕込む事でした。
抽出をせずに果汁のみで仕込む事は黒ブドウとして生を受けた品種への冒涜にも感じ、当初は大きな葛藤もありました。
しかし白ワインとして仕込む事でしか生まれない味わいにも勇気つけられた思いです。
ウッディファームのワインはすべて、私達が自社畑で育てたブドウだけを使用しています。
〇味わいについて
バナナやパイナップルのエステルを主体に樽由来のバニラに核果系のニュアンスが入る事で杏仁豆腐の様な印象もあります。
思わず品種名を二度見する事、間違いなしです。
〇醸造について
カベルネフランってグリ系のブドウでしたか。
と冗談をいう程の色合いは、仕込みの選択肢をむしろ明確にしてくれました。
黒ブドウから醸す白ワインは過去のトライアルでも実証済みで、確証をもって全房プレスを行いました。
搾汁を欲張らない事と、酵母の選択を間違えない事。
通常の白ワインよりも繊細な管理を心がけています。
発酵終了後の原酒は濃い黄色で味わいも濃厚でしたが、もう少し香りの要素が欲しかったので既に発酵終了していたシャルドネをブレンドしています。
貯蔵は古樽で行い、途中で澱引きしています。
そのままでも十分良かったのですが、最後の最後に全く品種の個性を無くすことへの呵責の結果、赤ワインとして仕込んでいたカベルネソーヴィニヨンを3%ブレンドする事で、ほんのりピンクカラーになりました。