Domaine Arletaz <ドメーヌ・アルレタズ>
Manon Rouge VdF マノンルージュ
品種 カリニャン40% ムールヴェドル40% グルナッシュ20%
産地 フランス ラングドックルーション
Alc 13%
醸造所 Domaine Arletaz ‐ドメーヌ・アルレタズ
特徴:◆ビオディナミ◆野生酵母◆亜硫酸無添加◆やや重め◆個性的
高樹齢のブドウを使用し、自然と収量が落ちるムールヴェドルのみアッサンブラージュ。
醸造中のSO2無添加。無清澄、無濾過。
味わいが大きくふくらむような印象。
果実の味わいよりも、まずエネルギーを強力に感じ、余韻が非常に長い。
ライラック、カシス、ブラックチェリーの香り。ワイン名のマノンは娘の名前です。
【Domaine Arletaz ‐ドメーヌ・アルレタズ】
カルカッソンヌ近くに所在するこのドメーヌは、南フランスの小さな村Opoul-Périllos(オプル・ペリヨ)に5.5haの畑を所有しています。
この村はペルピニャンから約30km、フィトゥーから約10kmの距離にあり、畑は標高300~400mの山中に位置しています。当主のブノワ・アルレタズ氏は、ワイン農家の家系に生まれましたが、親から受け継いだ30haの畑を継ぐことなく、自ら古樹が残る土地を探し、現在の畑を購入しました。
この地域の畑には樹齢35~115年のブドウがゴブレ仕立てで植わっており、主にカリニャン、グルナッシュ、ムールヴェドル、マカブーといった品種が栽培されています。
また、いくつかの畑ではグルナッシュ・グリ、グルナッシュ・ブラン、ムールヴェドルが混植されています。
ブノワ氏はビオディナミ農法を取り入れ、2016年にはオーガニック認証を取得しました。
古い習慣を尊重し、一部の畑では馬での耕作を続けています。
醸造面では、2014年にファーストリリースを果たし、ブノワ氏のワインは驚異的な凝縮感と長い余韻が特徴です。
酸化防止剤の使用を最小限に抑えながらも非常にクリーンな仕上がりで、一部のワインはサンスフル(酸化防止剤無添加)です。収量が平均15~20hl/haと少なく、厳しい選果を経たブドウを垂直式プレス機で圧搾するなど、伝統的な手法を用いて酸化を防ぎます。
また、発酵はタンクを使わず、樽を用いた発酵を行い、特殊な回転式の樽で浸漬を行っています。
自然酵母を使った発酵で、清澄や濾過も行いません。