Domaine du Mas Bécha‐ドメーヌ・デュ・マス・ベシャ
Barrique Rouge « SERGE » 2017 バリックルージュ2017
品種 シラー 70%、グルナッシュ・ノワール 15%、ムルヴェードル 15%
産地 フランス ルーション
Alc 15%
醸造所 Domaine du Mas Bécha‐ドメーヌ・デュ・マス・ベシャ
特徴 ◆無濾過◆野生酵母◆樽熟成◆濃い目◆重め
7日間の低温浸漬し発酵。バリックで 9 ヶ月熟成。
【Domaine du Mas Bécha‐ドメーヌ・デュ・マス・ベシャ】
スペインの国境からわずか数キロの南仏に本拠地を置く 25ha を所有するドメーヌ。
そのブドウ畑は標高 55m から 90m の 3 つの丘に分かれて存在しており、ピレネー山
脈の麓から地中海との間にあるアスプル地方に位置している。
現当主シャルル・ペレスは 2008 年より農薬等を使用しない地球環境に優しいビオロジ
ックを実践、その丁寧に育てられた健全なブドウは彼が作り出す全てのワインに使用されている。
またそのワインに採用されている家族の肖像が描かれたアートラベルは毎年、新しい
アーティストによってテデザインされている。
畑のある地域は、排水性に優れた氷河による浸食作用で生まれた丸い礫を含む粘土
質石灰土壌からなっている。
そのため、収穫期に降雨があったとしても、より凝縮したブドウが得られるという特徴を有している。
赤色と金色。カタルーニャ地方を象徴する 2色。
この 2色に言及せずにこの地のワインについて語ることはできない。
赤色はもちろんワインを意味しており、大地の血そのものである。
そして金色は、Mas Bécha のワインを開ければ、どこにそれが見られるのかすぐに理解できるだろう。
この二つが意味するところは、シャルル・ペレスによるワインの中に見つけられる。
伝統と血統、それがありながらも素晴らしさをもたらす現代性。
Som i Serem、現在もそしてこれからも、これを尊重し、そしてこれを形作っていく。
その約束の証としてドメーヌの家族のポートレートが各ボトルにあしらわれている。
Mas Bécha の個性、それは例えばブドウ畑を歩いている際の気分の高まり、夏の灼け
つくような太陽、ブドウが抜けてしまいそうなほどの強い風、ピレネーを駆け抜けドメーヌの間
近にあるカニグー山の麓を横切る激しい嵐、それらを表現するものをワインの中へと引き出すことにある。
ワインの品質こそが全てであると考えるシャルル・ペレスの情熱が、テロワールの全てをワインへと引き出している。
シャルル・ペレスは語る。「そうとはいうものの、実際はドメーヌのワインを開けた時の楽しさに勝るものはなく、そのワインに何があるのかはもうお分かりの通り。
ボトルの中にある嘘偽りのない液体、それこそが楽しい時間を約束してくれる。
しかし注意して欲しい。
Mas Bécha のワインは読み飽きのしない本と同じで、もう1本用意しておかないと飲み終わった時になんとも寂しい気分にさせられてしまうだろう。