Domaine Tessier ‐ドメーヌ・テシエ
Cuvee Toc 2021‐キュヴェ・トック
品種 コット100% (マルベック)
産地 フランス・ロワール・シュヴェルニィ
Alc 12%
醸造所 Domaine Tessier ‐ドメーヌ・テシエ
特徴:◆野生酵母◆タンニン◆まろやか◆フレッシュ◆やや重め
『Toc』は、コットを反対から読んで出来た言葉。
手摘みで収穫後、タンクにて発酵、ステンレスタンク25%と木製樽とドミ・ミュイ75%で6ヶ月間の熟成。
ニワトコやスミレ、またタイムなど、複雑感タップリなアロマ。
円やかで優しい口当たりとタンニン。
徐々に酸味が感じられ、とてもフルーティーでフレッシュなワインです。
【Domaine Tessier ‐ドメーヌ・テシエ】
ロワール地方、ブロア城で有名なブロアの街から南に約15kmに位置するドメーヌ・テシエは、1960年代にロジェ・テシェによって創設されました。
三世代にわたる情熱と献身によって育まれてきたこの家族経営のワイナリーは、現在、孫のシモンが妻マリーとともに新たな時代へと歩みを進めています。
シモンの父フィリップは、アンボワーズの農業学校で学んだ後、1981年からワイナリーに携わりました。
当初は学校で学んだ近代的な醸造技術を活用していましたが、父ロジェの伝統的な栽培方法が生み出す独特の風味に気付き、方針を転換。
近隣の自然派生産者とも情報交換しながら、伝統的な技術をさらに洗練させていきました。
フィリップは、セレクションマサルによる苗木選択や、適芽・適しん、間引き、除葉など丹念な栽培管理を行い、1株あたり5〜6芽という低収量栽培を実践。これにより、際立ったアロマと豊かな風味を持つブドウを生み出すことに成功しました。
現在、ドメーヌ・テシエは27ヘクタールのブドウ畑を所有し、自然との調和を大切にしています。
除草剤を使用せず、冬から春にかけてヒツジを放牧する環境に優しい農法を実践。
砂質土壌主体の畑ではフレッシュなワインが、粘土質の畑からは深みのある味わいが生まれます。
2018年、フランソワ・シデーヌのもとで修行を積んだシモンがドメーヌに戻り、2020年のヴィンテージからメインのワインメーカーとして活躍しています。
シモンは、父や祖父の伝統を受け継ぎながらも、品質向上への飽くなき探求心を持ち続けています。
ドメーヌ・テシエのワインは、テシエ家三代にわたる想いとロワールの豊かな風土が凝縮された、優しさと親しみやすさに溢れた味わいが特徴です。
伝統と革新のバランスを絶妙に保ちながら、個性豊かで魅力的なワインを生み出し続けるこのワイナリーは、テロワールの表現者として、世界のワイン愛好家から高い評価を受けています。