Dominó / ドミノ
Dominó Caparide Rose 2022 / ドミノ カパリデ ロゼ 2022
タイプ ロゼワイン
品種 トリンカデイラ80%、カステラオン20%
Alc 12%
生産量2000本
【醸造】
リスボンから西に短い距離にある。
地中海性気候の影響を強く受けるこのブドウ園は、石灰質の粘土質土壌で水の管理に苦労したが、地樹齢30年の南向きのブドウから作られる。
全房絞りし、ステンレスタンクで自然発酵させた後コンクリートタンクで6か月の熟成。
【味わい】
うま味と強い塩味、日干しトマトや酸味のあるプラムの香りが特徴。
ミネラル感、ゴマ油やツナといったオイリーな香りとすっきりした余韻。
料理との相性がとても良いです。
【Dominóについて】
1999年から2016年の間、ロンドンやスペインやポルトガルなどでシェフを務めたヴィトール・クラーロ。
シェフとしてのキャリアは⾼く評価され、彼のレストランがカルト的な⼈気を博していたことから、ポルトガルのワイン業界のキーパーソンたちとも交流を深めていた。
そのキーパーソンの⼀⼈、ダーク・ニーポートは、ドウロを中⼼とした世界的なワインメーカーであり、彼のおかげでヴィトールは世界中の素晴らしいワインに出会う経験をし、いつしかワインの世界に興味が湧くように。
2010年から副業でワイン造りを始め、なんと2017年にはシェフを辞め、それまで建築家として活躍していた彼の妻リタと共にワイン造りに専念するようになった。
シェフであったヴィトールは、ポルトガルのテロワールと微気候がもたらす、さまざまな葡萄を組み合わせて、彼が望むワイン、すなわち鮮やかな酸味とすっきりとした味わいのフレッシュなワインを造る⽅法を熟知している。
リスボンの海岸沿いにあるコラレスのブドウ畑では、シャープで塩分を感じさせる⼤⻄洋気候が⽣み出すワインをつくり、彼らのワイナリーがあるアレンテージョでは、この地域のさまざまな微気候、区画、標⾼を利⽤し、ポルトガルの希少な葡萄であるティンタ・デ・オルホ・ブランコ、タマレス、トリンカデイラ等の⾮常に古い樹のフィールドブレンドで、本来なら⼒強いワインを⽣み出すことで知られるこの地域から、⾹り⾼くエレガントなワインを⽣み出す。
彼らの哲学はシンプルだ。
ヴィトールは、純粋さと透明性を実現するために、⾃分の畑からはすぐにはわからないものを表現したいと考える。ブドウ畑は有機的に管理され、熟度は抑えられ、セラーでのアプローチは、ソフトで短い抽出、⾃然発酵、補正なし、低硫⻩、⾮常に軽い濾過など、とても繊細でシンプルだ。
素晴らしい⾷材(ブドウ)が揃えば、あとはシェフ次第。
彼の研ぎ澄まされた味覚によって、繊細でいて爽やかな酸味や塩味を感じるフレッシュでクリーンなワインが出来あがるのだ。