Agri‑Cœur/アグリ・クール
2023 北醇(ほくじゅん)
品種 北醇
産地 山形県上山
Alc 11.5%
醸造 片寄 広朗(Agri Cœurアグリ クール)
@agri_coeur
醸造場所 FATTORIA AL FIORE(宮城県)
栽培農家 秋葉 陽輔 秋葉農園(ん~まい農園)
ラベルアーティスト 市川 ともか Instagram @tomokart
※亜硫酸無添加
※無補糖・無補酸
※要冷暗保管
山形・上山『Agri‑Cœur』片寄さんより、今注目の品種「北醇」を使用した赤ワインをご紹介です!
色味はクリアなラズベリーレッド。
開栓すぐの香りはやや嫌気的ですが、時間経過と共に果実味が膨らみ、品種特有のチャーミングな香りと青々しい香りが共に現れ、とても奥行のある仕上がりになっています。
徐々に酸味がまろやかになり旨味も感じれ、バランスがよく感じられると思います!
お料理はお肉や香ばしく焼き上げた野菜と共に合わせてお楽しみください!
作り手さんから
引用:Agri‑Cœur
〇ぶどうについて
上山に来て初めて出会った品種。
この土地にも40年前からワイン用ブドウに情熱を持った人たちがいます。
そんな方たちが植え始めた「北醇」はワインにすると酸っぱくて飲めないと言われ切ってしまい、
現在上山では4名のみという非常に入手困難なブドウとなりました。
実際、あるワイナリーのバックヴィンテージの北醇は収穫が早かったせいかやはり酸味が支配的な感じでしたが、
しっかりと熟したブドウを使って1年樽で寝かしたものはピノノワールを思わせながらも酸味は山葡萄を思わせるストラクチャー。
エレガントで骨格もあり和製ピノと言いたくなる品質でした。
〇醸造について
そんなブドウを2カ月弱やや低温でマセラシオン、ピジャージュは控えめに、プレス後2カ月半程落ち着かせて瓶詰めしました。
2023年の猛暑と糖度20のおかげで言われていたような酸の強さは感じません。
山葡萄系の独特な濃厚さとなめらかな舌ざわり、そして海外のワインにはない風味。
「ある品種」を思わせる個性的な香りがあることは非常に興味深く、その香りが出たり出なかったりするところがまたミステリアス。
〇仕上がりについて
温度はやや高めで、1週間程かけて飲んでみると開いて変化が楽しんで頂けると思います。
熟成したらどうなるのかもとても興味深い。。
〇北醇への想い
日本人が、日本で、日本ワインを作るなら日本に根づいたブドウで。
北醇はこの地の先人たちが大事に育て、守っているブドウです。
そんな先人たちの想いを大切にしたい。
どんなものにも価値はある、ただ時代やトレンドで日の目を見なかっただけ。
日本人にはもちろん、海外の方にこそこのワインで日本を感じて頂きたいです。
〇ワインに関しまして
亜硫酸無添加で且つ寒い時期の瓶詰め。
暖かい場所での保管で瓶内の気体、液体の膨張。
また、残糖による多少の瓶内発酵も考えられますのでコルク浮きの可能性があります。
劣化につながることではございません。
尚、横に寝かして保存する場合は万一、栓が抜けワインがこぼれることを考えて袋などに入れての保管をお勧めいたします。
〇ラベルについて
ラベル作成がアーティストへと託されました。
今後はすてきな作品と一緒にワインを楽しんで頂けると嬉しいです。
彼女の作品に興味も持った方は是非ご連絡ください。
インスタフォロー宜しくお願い致します。
@tomokart